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第5章 1週間後の現況は
第18話 1日2ターンに行動拡張
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ハンバーグ、グリルチキン、ウインナー、ポテトフライが入っていた弁当の空容器を見て思う。
勝った! 何とか食べきったぞと。
実は途中から食べるのが結構辛かった。
久しぶりに食べてある事実を思い出したのだ。
コンビニ弁当は私にとって味が濃すぎる事を。
本来の私は薄味派。
濃ゆい味は得意では無い。
この辺の弁当や外食は私にとって味が濃すぎる。
だから自炊をしていたのだった。
自炊と行っても威張れるレベルでは無い。
袋入り即席ラーメンに冷凍の野菜をぶち込み、付属のスープ粉を薄味用に減らして作るなんてのがメインだ。
さもなくば茹でたスパゲッティに市販のレトルトソースをかけただけとか。
学生当時は貧乏だったからどれもスーパーの安いプライベートブランド物だった。
少し昔を思い出す。
国立大学は貧乏人も多い。
仕送りは無くとも奨学金を自分のものに出来る私は、貧乏人の中では中流階級だ。
奨学金がもらえない程度に親の収入があるのに仕送りが奨学金より安いなんてのもいる。
もっと酷いのは奨学金しかもらえないのに親に奨学金の何割かを取られているなんてのまで。
貧乏人もいれば金持ちも当然いる。
上は上でキリがない。
高そうな外車を買ってもらって、高いマンションに住んでいるなんてのもごろごろいる。
ただ私がいつもつるんでいた連中は貧乏人が多かった。
学食は高いから昼食は菓子パン2個ですませるとか。
食パンを冷凍して1枚ずつ食べるとか。
なお学食で一番安いAランチは320円。
それすら毎日食べるには高いと感じてしまうのだ。
バイトすればいいなんて言う奴もいる。
しかし夏休みや冬休みならともかく、普通の期間に生活できる程のバイトを入れるなんて無理だ。
少なくとも私の場合は無理だった。
毎日授業が朝から暗くなるまでみっちりある。
家に帰ってもレポートだの予習だので目一杯。
土日ですら研究設備の時間の関係で学校にいたりするのだ。
きっと毎日バイトが出来るなんてのは、大規模大学で出席を取らない授業が多い処くらいなのだろう。
私はそう思っている。
ただ貧乏生活もそれなりに楽しかった。
たまに集まって飯を食べ、ついでに遊んだりして。
勿論食べる飯は自炊、遊ぶのはトランプやパソコンである。
自炊のメニューに食べられる野草が入っていたりもする。
アメリカザリガニのエビチリなんてのも食べた事がある。
微妙に泥臭かったのは気のせいだっただろうか。
おっと昔の思い出についつい浸ってしまった。
勿論今はそこまでお金に困っていない。
院に行かず就職して真面目に公務員で働いたおかげだ。
家とは半ば縁を切ったし奨学金も繰り上げを重ねて返し終えたし。
無理したせいで今は休職中なのだけれども。
さて本題に戻ろう。
弁当が味濃くて今ひとつなら自炊するしかない。
そして自炊するならコンビニはアイテム数が少ないし値段も高い。
なら次はスーパー……はちょっとまだ辛いかな。
歩いていくには少し遠いし人も多い。
遠いと言っても片道徒歩10分程度だけれど。
そうだ。
外を歩けるで思い出した。
外を歩けるならトレーニングも出来る筈。
そろそろ開始しないとまずいし、はじめるなら今だろう。
私はタブレットの画面をポチポチする。
1日目の内容が出て来た。
『最初は現在の貴方の体力の測定となります。最高で1時間程度歩くこととなりますので、時間がある際に行ってください。
なおスマホと連動可能な、脈拍等が計測できるスマートウォッチがあればより正確な測定を行う事が可能です』
スマートウォッチなら持っている。
某国産の安物だけれども。
働き始めて3年目頃、少しは運動しないとと思って購入したものだ。
実際はほとんど使わなかった。
しかし何時でも使えるよう、バッテリーの性能を維持しながら充電できるアダプタに繋げている。
だからまだ動く筈。
よいしょと立ち上がって部屋の隅、プリンタの脇でアダプタに刺さっている安物スマートウォッチを持って来る。
腕にはめてボタンを押す。
スマホにペアリング表示が出た。
うん、まだ使用可能だ。
スマホ上のソフトを立ち上げる。
『このソフトに次のデバイスの使用権限を与えますか』
スマートウォッチの型番である事を確認して『はい』を選択。
『認識されました。このソフトで使用可能です』
よし、これでトレーニングも出来る。
しかし今行くのはやめた方がいいだろう。
最高1時間も歩くのだ。
明るいうちというのは少しためらわれる。
ここは人が少ない時間にやるべきだろう。
早朝、夜明け前くらいがベスト。
ブラウザの別窓を開いて天気予報を見る。
明日の午前中までは雨が降らないのを確認。
ならこれから魔法の勉強をして、終わったら夕食を食べてさっさと寝よう。
3時半くらいに目覚ましをかければ大丈夫だろう。
朝早くだから、誰も私の顔の化粧なんて気にすまい。
恰好もいかにも運動ですと言うスタイルでいい筈だ。
運動なのは事実でもあるし。
でもその前にひとつ、作業をしておこう。
私は部屋の中を見る。
固形栄養食のパッケージとペットボトルの山。
そして今食べた弁当の容器。
折角コンビニで市指定ゴミ袋を買ってきたのだ。
そして確か明日は燃えるごみの収集日。
なら今のうち片づけて、明日の運動に行くときに出してしまおう。
そんな訳で私はゴミ袋を手に部屋の掃除を始める。
今日は勉強以外になんと買い物とゴミ片づけをしたのだ。
1日に2件も何か出来るなんて最近無かった。
この辺の感覚は健常な人にはわからないかもしれない。
駄目な時の人間はRPGに例えると1日1ターン制。
1ターンで1つの行動をするのがやっとなのだ。
場合によっては1ターンに1つも行動出来ない事さえある。
1つ行動出来れば自分を褒めてやりたい。
そんな状態が普通だ。
それを今日は2ターン行動が出来そうなのだ。
買い物とゴミ片づけと。
最近の私としては画期的。
うん、私、偉い。
確実にいい方向に向かっている。
そう自画自賛。
なお自分を褒めるのは意識的にやっている。
何処かのWEBサイトで見て採用したうつ病克服方策のひとつだ。
だから私、偉い。
今日は色々出来て。
自画自賛しながら部屋のごみを片づけていく。
勝った! 何とか食べきったぞと。
実は途中から食べるのが結構辛かった。
久しぶりに食べてある事実を思い出したのだ。
コンビニ弁当は私にとって味が濃すぎる事を。
本来の私は薄味派。
濃ゆい味は得意では無い。
この辺の弁当や外食は私にとって味が濃すぎる。
だから自炊をしていたのだった。
自炊と行っても威張れるレベルでは無い。
袋入り即席ラーメンに冷凍の野菜をぶち込み、付属のスープ粉を薄味用に減らして作るなんてのがメインだ。
さもなくば茹でたスパゲッティに市販のレトルトソースをかけただけとか。
学生当時は貧乏だったからどれもスーパーの安いプライベートブランド物だった。
少し昔を思い出す。
国立大学は貧乏人も多い。
仕送りは無くとも奨学金を自分のものに出来る私は、貧乏人の中では中流階級だ。
奨学金がもらえない程度に親の収入があるのに仕送りが奨学金より安いなんてのもいる。
もっと酷いのは奨学金しかもらえないのに親に奨学金の何割かを取られているなんてのまで。
貧乏人もいれば金持ちも当然いる。
上は上でキリがない。
高そうな外車を買ってもらって、高いマンションに住んでいるなんてのもごろごろいる。
ただ私がいつもつるんでいた連中は貧乏人が多かった。
学食は高いから昼食は菓子パン2個ですませるとか。
食パンを冷凍して1枚ずつ食べるとか。
なお学食で一番安いAランチは320円。
それすら毎日食べるには高いと感じてしまうのだ。
バイトすればいいなんて言う奴もいる。
しかし夏休みや冬休みならともかく、普通の期間に生活できる程のバイトを入れるなんて無理だ。
少なくとも私の場合は無理だった。
毎日授業が朝から暗くなるまでみっちりある。
家に帰ってもレポートだの予習だので目一杯。
土日ですら研究設備の時間の関係で学校にいたりするのだ。
きっと毎日バイトが出来るなんてのは、大規模大学で出席を取らない授業が多い処くらいなのだろう。
私はそう思っている。
ただ貧乏生活もそれなりに楽しかった。
たまに集まって飯を食べ、ついでに遊んだりして。
勿論食べる飯は自炊、遊ぶのはトランプやパソコンである。
自炊のメニューに食べられる野草が入っていたりもする。
アメリカザリガニのエビチリなんてのも食べた事がある。
微妙に泥臭かったのは気のせいだっただろうか。
おっと昔の思い出についつい浸ってしまった。
勿論今はそこまでお金に困っていない。
院に行かず就職して真面目に公務員で働いたおかげだ。
家とは半ば縁を切ったし奨学金も繰り上げを重ねて返し終えたし。
無理したせいで今は休職中なのだけれども。
さて本題に戻ろう。
弁当が味濃くて今ひとつなら自炊するしかない。
そして自炊するならコンビニはアイテム数が少ないし値段も高い。
なら次はスーパー……はちょっとまだ辛いかな。
歩いていくには少し遠いし人も多い。
遠いと言っても片道徒歩10分程度だけれど。
そうだ。
外を歩けるで思い出した。
外を歩けるならトレーニングも出来る筈。
そろそろ開始しないとまずいし、はじめるなら今だろう。
私はタブレットの画面をポチポチする。
1日目の内容が出て来た。
『最初は現在の貴方の体力の測定となります。最高で1時間程度歩くこととなりますので、時間がある際に行ってください。
なおスマホと連動可能な、脈拍等が計測できるスマートウォッチがあればより正確な測定を行う事が可能です』
スマートウォッチなら持っている。
某国産の安物だけれども。
働き始めて3年目頃、少しは運動しないとと思って購入したものだ。
実際はほとんど使わなかった。
しかし何時でも使えるよう、バッテリーの性能を維持しながら充電できるアダプタに繋げている。
だからまだ動く筈。
よいしょと立ち上がって部屋の隅、プリンタの脇でアダプタに刺さっている安物スマートウォッチを持って来る。
腕にはめてボタンを押す。
スマホにペアリング表示が出た。
うん、まだ使用可能だ。
スマホ上のソフトを立ち上げる。
『このソフトに次のデバイスの使用権限を与えますか』
スマートウォッチの型番である事を確認して『はい』を選択。
『認識されました。このソフトで使用可能です』
よし、これでトレーニングも出来る。
しかし今行くのはやめた方がいいだろう。
最高1時間も歩くのだ。
明るいうちというのは少しためらわれる。
ここは人が少ない時間にやるべきだろう。
早朝、夜明け前くらいがベスト。
ブラウザの別窓を開いて天気予報を見る。
明日の午前中までは雨が降らないのを確認。
ならこれから魔法の勉強をして、終わったら夕食を食べてさっさと寝よう。
3時半くらいに目覚ましをかければ大丈夫だろう。
朝早くだから、誰も私の顔の化粧なんて気にすまい。
恰好もいかにも運動ですと言うスタイルでいい筈だ。
運動なのは事実でもあるし。
でもその前にひとつ、作業をしておこう。
私は部屋の中を見る。
固形栄養食のパッケージとペットボトルの山。
そして今食べた弁当の容器。
折角コンビニで市指定ゴミ袋を買ってきたのだ。
そして確か明日は燃えるごみの収集日。
なら今のうち片づけて、明日の運動に行くときに出してしまおう。
そんな訳で私はゴミ袋を手に部屋の掃除を始める。
今日は勉強以外になんと買い物とゴミ片づけをしたのだ。
1日に2件も何か出来るなんて最近無かった。
この辺の感覚は健常な人にはわからないかもしれない。
駄目な時の人間はRPGに例えると1日1ターン制。
1ターンで1つの行動をするのがやっとなのだ。
場合によっては1ターンに1つも行動出来ない事さえある。
1つ行動出来れば自分を褒めてやりたい。
そんな状態が普通だ。
それを今日は2ターン行動が出来そうなのだ。
買い物とゴミ片づけと。
最近の私としては画期的。
うん、私、偉い。
確実にいい方向に向かっている。
そう自画自賛。
なお自分を褒めるのは意識的にやっている。
何処かのWEBサイトで見て採用したうつ病克服方策のひとつだ。
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