300 / 323
拾遺録4 帰りたい場所
8 協議会⑷ アシャプール侯爵の弁明と要求(ラツィオ新報 エミル記者視点)
しおりを挟む
アコルタ子爵は子爵家当主ではあるが、元々は平民だ。
国内の迷宮を多数攻略したA級冒険者で、アコルタ子爵家に婿入りし、本年4月から貴族となった。
子爵位に就く前からA級冒険者として、各教会の祭礼等でも招かれて演舞や模擬試合等を披露したりしている。
平民出身という事もあって、一般からも人気だ。
彼はナイケ教会に招かれて演舞や模擬試合に参加する事もあった筈だ。
しかしこれは、あくまでそれはA級冒険者としての職務としてやっている事だろう。
同様に他の教会にも招かれて、演舞や祭礼出席等をしているし、更には冒険者ギルドで講習の指導担当なんて事までしていたと記憶している。
だから彼の立場そのものは中立と判断していいだろう。
ここにいるのはギルドからの依頼、そう素直に考えていい筈だ。
さて、ナイケ教会側はこれで追い詰められた。
おそらく今のテロ未遂、何処が行ったという証拠は出ないだろう。
しかし心証的には真っ黒だ。
この場にいる者だけでなく、新聞等でこの件を知った者もそう判断するだろう。
無論ナイケ教会側も言われるがままにはならないだろう。
これは本協会を貶めこの国の行政に影響を行使しようとする冒険者ギルド等により仕掛けられた陰謀である。
そんな噂を流して抵抗する事は間違いない。
ただし冒険者ギルドとナイケ教会では信用が違う。
ナイケ教会が噂を流しても、世間一般は信じないだろう。
それにこの義務教育案制定過程では、既に何件か怪しい事案が発生している。
先程のテロ未遂事案を含めて。
明日発行の新聞ではその辺を含めて、あれこれ書き立てるのは間違いない。
勿論僕もそういった絵図面を描いて、記事を書くけれど。
世論的には、既に勝敗は決した。
しかし此処は協議会であり、世間の一般人の多数意見を反映するとは限らない。
本来はそれでは協議会の意味がないが、そこは制度上の欠陥という奴だ。
つまりこの協議会の枠内でだけなら、逆転出来る可能性も残されている。
あくまでナイケ教会色払拭の案に賛成せず、対案を強引に持ち出して、指定参加者による採決に持ち込むのだ。
国法では協議会の結論は、指定参加者による合議によることと定められている。
そしてこの場の指定参加者は、
国王庁の関係各局の管理官級10名。
貴族院教育担当部会員を務める貴族5名。
現場代表で国立学校の校長が4名。
オブザーバーの冒険者ギルド代表してタウフェン公爵
の合計20名。
司会の教育局の2名と特別報告者のリディナ氏は、意見を述べる事は出来るが、議決に参加する事は出来ない。
だから議決になった場合、国王庁関連各局の管理官のうち2名がナイケ教会側に投票してしまえば、ナイケ教会側の意見が通ってしまう。
ここで動くとすれば、貴族院の教育担当部会員としてこの場に臨席している貴族だろう。
これらの者はナイケ教会シンパといっても、真にナイケ教会の教義を信奉、もしくは賛同している訳では無い。
ナイケ教会から、援助を受けてその意に従っているだけだ。
ここで『役立たず』と判断されたら、彼らに対する援助も激減するだろう。
故に彼らは此処で踏ん張るしかない。
それに貴族院議員なら国立学校長と異なり、それなりの政治力がある。
上手くやれば国王庁の役人を脅す事も可能だろう。
あまり無茶をすると国王命で解任されかねないけれども。
「それではスリワラ領で現に実施されている教育方法についての質問です。アシャプール貴族院教育担当部会会長、質問の趣旨と内容をお願いします」
司会補助が名前を呼んだのは、ナイケ教会シンパとして、裏でナイケ教会から援助を受けている筆頭格、アシャプール侯爵だ。
「貴族院で教育担当部会を預かっているアシャプールである。本来の質問はスリワラ領で現に実施されている、この勉強会と呼ばれる私塾のカリキュラムにおける重大な欠陥についてであった。しかしその前にこの場を借りて先程のリディナ氏の回答について反論したい」
重大な欠陥とは、教育カリキュラムにナイケ教会関連が入っていないという事だろう。
ここまで何度も出てきて、そのたびにリディナ氏に反論された内容だ。
このまま同じ内容を指摘しても勝てないと察したのだろう。
ただしこれでは、提出した質問主意書の内容と実際の質問が違う事になってしまう。
これは認められるのだろうか。
アシャプール侯爵は言葉を止め一呼吸おく。
司会からの制止はない。
侯爵は軽く頷いて、そして再び口を開く。
「先程、エールダリア教会時代の卒業生の方が、 現在の運営に代わって以降より魔法取得レベルが平均して高いという調査結果への言及があった。しかしこの時点で国立学校の教育はエールダリア教会によって汚されていた。その後を継いだ以上、一時的にレベルが下がるのは仕方ないものと判断する」
まずは言い訳からはじまった訳か。
しかも中身は無いに等しい。
それでも一応記事には必要なので、内容のメモは取っている。
「それに取得魔法のレベルで学習効果を判断する事にも異議がある。魔法など所詮些末な事に過ぎない。教育において最も重要なのは、敬神の姿勢及び神の教えに忠実に生きる事を教える事である。また魔物やその他脅威に対しても、神の教えにそった剣術や格闘術があれば問題無い。故に取得魔法のレベルなどで学業の成果を測る事など出来ない」
……何というか、言っていて恥ずかしくないのだろうか。
アシャプール侯爵家が元々ナイケ教会を信奉していた、という訳では無い。
エールダリア教会失墜時までは、どっちつかずの、侯爵家の中ではもっとも目立たない家だった筈だ。
ただ十三年前、他の侯爵家と比べてエールダリア教会への関わりが相対的に薄かった事から、教育担当部会会長なんて地位が舞い込んできた。
ナイケ教会との関係も、その時以来だった筈だ。
それがこのような、ナイケ教会べったりな発言を大真面目な顔でするとは……
アシャプール侯爵の発言はまだ続いている。
「故にリディナ殿の先程の発言は、事実に即していない、ただの言いがかりであるのは明らかである。故にこの場において、自身の間違いを認め、ナイケ神への謝罪をするとともに、よりよい義務教育の為、自らが現に行っている教育カリキュラムを再考する事をここで宣言願いたい」
国内の迷宮を多数攻略したA級冒険者で、アコルタ子爵家に婿入りし、本年4月から貴族となった。
子爵位に就く前からA級冒険者として、各教会の祭礼等でも招かれて演舞や模擬試合等を披露したりしている。
平民出身という事もあって、一般からも人気だ。
彼はナイケ教会に招かれて演舞や模擬試合に参加する事もあった筈だ。
しかしこれは、あくまでそれはA級冒険者としての職務としてやっている事だろう。
同様に他の教会にも招かれて、演舞や祭礼出席等をしているし、更には冒険者ギルドで講習の指導担当なんて事までしていたと記憶している。
だから彼の立場そのものは中立と判断していいだろう。
ここにいるのはギルドからの依頼、そう素直に考えていい筈だ。
さて、ナイケ教会側はこれで追い詰められた。
おそらく今のテロ未遂、何処が行ったという証拠は出ないだろう。
しかし心証的には真っ黒だ。
この場にいる者だけでなく、新聞等でこの件を知った者もそう判断するだろう。
無論ナイケ教会側も言われるがままにはならないだろう。
これは本協会を貶めこの国の行政に影響を行使しようとする冒険者ギルド等により仕掛けられた陰謀である。
そんな噂を流して抵抗する事は間違いない。
ただし冒険者ギルドとナイケ教会では信用が違う。
ナイケ教会が噂を流しても、世間一般は信じないだろう。
それにこの義務教育案制定過程では、既に何件か怪しい事案が発生している。
先程のテロ未遂事案を含めて。
明日発行の新聞ではその辺を含めて、あれこれ書き立てるのは間違いない。
勿論僕もそういった絵図面を描いて、記事を書くけれど。
世論的には、既に勝敗は決した。
しかし此処は協議会であり、世間の一般人の多数意見を反映するとは限らない。
本来はそれでは協議会の意味がないが、そこは制度上の欠陥という奴だ。
つまりこの協議会の枠内でだけなら、逆転出来る可能性も残されている。
あくまでナイケ教会色払拭の案に賛成せず、対案を強引に持ち出して、指定参加者による採決に持ち込むのだ。
国法では協議会の結論は、指定参加者による合議によることと定められている。
そしてこの場の指定参加者は、
国王庁の関係各局の管理官級10名。
貴族院教育担当部会員を務める貴族5名。
現場代表で国立学校の校長が4名。
オブザーバーの冒険者ギルド代表してタウフェン公爵
の合計20名。
司会の教育局の2名と特別報告者のリディナ氏は、意見を述べる事は出来るが、議決に参加する事は出来ない。
だから議決になった場合、国王庁関連各局の管理官のうち2名がナイケ教会側に投票してしまえば、ナイケ教会側の意見が通ってしまう。
ここで動くとすれば、貴族院の教育担当部会員としてこの場に臨席している貴族だろう。
これらの者はナイケ教会シンパといっても、真にナイケ教会の教義を信奉、もしくは賛同している訳では無い。
ナイケ教会から、援助を受けてその意に従っているだけだ。
ここで『役立たず』と判断されたら、彼らに対する援助も激減するだろう。
故に彼らは此処で踏ん張るしかない。
それに貴族院議員なら国立学校長と異なり、それなりの政治力がある。
上手くやれば国王庁の役人を脅す事も可能だろう。
あまり無茶をすると国王命で解任されかねないけれども。
「それではスリワラ領で現に実施されている教育方法についての質問です。アシャプール貴族院教育担当部会会長、質問の趣旨と内容をお願いします」
司会補助が名前を呼んだのは、ナイケ教会シンパとして、裏でナイケ教会から援助を受けている筆頭格、アシャプール侯爵だ。
「貴族院で教育担当部会を預かっているアシャプールである。本来の質問はスリワラ領で現に実施されている、この勉強会と呼ばれる私塾のカリキュラムにおける重大な欠陥についてであった。しかしその前にこの場を借りて先程のリディナ氏の回答について反論したい」
重大な欠陥とは、教育カリキュラムにナイケ教会関連が入っていないという事だろう。
ここまで何度も出てきて、そのたびにリディナ氏に反論された内容だ。
このまま同じ内容を指摘しても勝てないと察したのだろう。
ただしこれでは、提出した質問主意書の内容と実際の質問が違う事になってしまう。
これは認められるのだろうか。
アシャプール侯爵は言葉を止め一呼吸おく。
司会からの制止はない。
侯爵は軽く頷いて、そして再び口を開く。
「先程、エールダリア教会時代の卒業生の方が、 現在の運営に代わって以降より魔法取得レベルが平均して高いという調査結果への言及があった。しかしこの時点で国立学校の教育はエールダリア教会によって汚されていた。その後を継いだ以上、一時的にレベルが下がるのは仕方ないものと判断する」
まずは言い訳からはじまった訳か。
しかも中身は無いに等しい。
それでも一応記事には必要なので、内容のメモは取っている。
「それに取得魔法のレベルで学習効果を判断する事にも異議がある。魔法など所詮些末な事に過ぎない。教育において最も重要なのは、敬神の姿勢及び神の教えに忠実に生きる事を教える事である。また魔物やその他脅威に対しても、神の教えにそった剣術や格闘術があれば問題無い。故に取得魔法のレベルなどで学業の成果を測る事など出来ない」
……何というか、言っていて恥ずかしくないのだろうか。
アシャプール侯爵家が元々ナイケ教会を信奉していた、という訳では無い。
エールダリア教会失墜時までは、どっちつかずの、侯爵家の中ではもっとも目立たない家だった筈だ。
ただ十三年前、他の侯爵家と比べてエールダリア教会への関わりが相対的に薄かった事から、教育担当部会会長なんて地位が舞い込んできた。
ナイケ教会との関係も、その時以来だった筈だ。
それがこのような、ナイケ教会べったりな発言を大真面目な顔でするとは……
アシャプール侯爵の発言はまだ続いている。
「故にリディナ殿の先程の発言は、事実に即していない、ただの言いがかりであるのは明らかである。故にこの場において、自身の間違いを認め、ナイケ神への謝罪をするとともに、よりよい義務教育の為、自らが現に行っている教育カリキュラムを再考する事をここで宣言願いたい」
539
お気に入りに追加
2,923
あなたにおすすめの小説
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
異世界召喚に巻き込まれたおばあちゃん
夏本ゆのす(香柚)
ファンタジー
高校生たちの異世界召喚にまきこまれましたが、関係ないので森に引きこもります。
のんびり余生をすごすつもりでしたが、何故か魔法が使えるようなので少しだけ頑張って生きてみようと思います。
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。