285 / 323
拾遺録3 仕入れ旅行の帰りに
10 事情聴取
しおりを挟む
そして更に2時間。デザートが出ない事以外は今までの授業とほぼ同じ感じの時間を過ごした後。
セレスを始め先生方に挨拶して、そして馬車に皆を乗せてカラバーラへ帰る。
今回もファビオを助手代わりに御者席横に座らせた。だから話を聞くのにちょうどいい。
なのでまずはこんな感じで聞いてみる。
「お前、あんなに動けたんだな。まさか騎士団で練習しているなんて知らなかった」
ファビオはふっとため息をついた。
「今回はそれなりに鍛えたつもりだったんです。敵わないまでももう少しはセレス先生に迫れると思ったんですけれどね」
「結構いい線行っていたように見えたけれどな」
セレスもそんな事を言っていた。
しかしファビオは首を横に振る。
「全然ですよ。セレス先生、身体強化すら使いませんでしたから。氷防御の魔法を使ったのは見本として皆に見せる為ですね。セレス先生の動きは本気では無かったですから」
「そうなのか?」
やはりあの動きの更に上があるのか。
「たまにミメイ先生とかミメイ先生が連れてきた騎士団の人とかと模擬試合をしたりするんですよ。
特にミメイ先生相手だと全然レベルが違う動きをします。まあミメイ先生、いきなり泥ゴーレムを7体出して攻撃とかしますから」
何だそれ。
「そのミメイ先生って何者なんだ? 騎士団の人を連れてくるって言ったけれど」
「騎士団の顧問ですよ。うちの先生達とは知り合いらしいですけれど。3人の先生のうち誰かがいない時は代わりに教えてくれますし、そうでなくとも月に1回くらいやってきて勉強や魔法を教えてくれています」
そう言えば前に聞いたなと思い出す。
「領騎士団の顧問が時々教えたりもしていると聞いたな。それがそのミメイ先生か」
「そうです。顧問と言ってもリディナ先生やフミノ先生と同年代の女性ですけれど。
あとはリディナ先生が逆に騎士団へ行ったりなんて事もしています。リディナ先生は魔法だけでなく剣や槍、戦斧を使ったりしますから。冒険者を目指す生徒はリディナ先生と一緒に騎士団に行って訓練したりなんて事もしますし。
僕もそうやって騎士団に何度か行って、今では顔パスで騎士団道場まで入れるようになりました」
なるほど。そのミメイ先生を通じて騎士団との繋がりが有り、こちらの勉強会からも交流しているという訳か。
それにしてもだ。
「ところであの勉強会、内容が凄すぎないか。俺がネイプルで通った私塾と全然違うぞ」
ファビオが何故かそこでため息をついた。
「そうなんでしょうね、きっと。ただほとんどの生徒が気づいていないんですよ、その事に。先生達も隠していますしね。
まあ街から通っている年長の連中、例えばここの馬車に乗っている半数以上は気づいていますけれど」
えっ!?
「だってそうだろう。そもそも魔法を教える私塾なんて他では聞いた事がない」
「他の私塾に行ったことがないからわからないんですよ。それにあの勉強会は魔法が出来て当たり前ですから。卒業要件も12歳以上でレベル4以上の魔法が使えるようになるのが条件ですし」
「レベル4ってどういう意味だ」
わからないから聞いてみる。
「魔法の難しさと魔力使用量でつけられた基準です。レベル1が一番簡単で、レベル2、3とどんどん難しくなっていく形で。
レベル4は一般的な攻撃魔法が使えるようになる状態です。水属性なら水撃とか氷弾といった攻撃魔法がレベル4です」
攻撃魔法が使えるレベルか。ならばだ。
「冒険者C級を魔法使いで取るのと同じ基準という訳か」
護衛の冒険者からそんな事を聞いた覚えがある。
何故か俺の言葉にファビオがうんうん頷いた。
「なるほど、そういう基準だったんですか。なら納得です」
一人で納得しているが、俺には訳がわからない。
「どういう事だ?」
「前にリディナ先生が言っていたんですよ。卒業レベルに達したら、秋の卒業式で冒険者ギルドに連れて行って一緒に登録までしてくれるって。
つまり卒業レベルというのは冒険者C級を意味していたんですね」
ちょっと待って欲しい。
「冒険者C級っていうのはどんな魔物でも相手に出来るってレベルだぞ。私塾を出たばかりの新人がいきなりなるようなレベルじゃない」
「あの勉強会を見てそう言えますか?」
なるほど、確かに。それでふと思いついたので聞いてみる。
「ファビオは魔法、どれくらいなんだ?」
「水属性がレベル5で空属性がレベル4です。火と風、土はレベル3ですね」
おいちょっと待て。
「何だそれは。さっき言った通りならその辺の冒険者よりよっぽど強いだろう」
「まあそうですけれどね。ミメイ先生含む先生達はそんなレベルじゃないですよ」
「セレス先生もか」
「勿論です」
ファビオはそう言って、そして俺しか聞こえないような小さい声でこう、俺に尋ねた。
「兄さんは殲滅の魔人という名前の冒険者パーティ、知っていますか?」
名前は聞いた事がある。ほとんど伝説という感じで。
「名前だけは。10年くらい前に中部に出来たダンジョンを数日で攻略して、更に東海岸中部のバーリからカラバーラまでの魔物や魔獣を殲滅に近い状態まで倒したという伝説のパーティだろ。今でもカラバーラ近辺に魔物がほとんど出ないのは、あのパーティが狩り尽くしたからだという」
「その伝説は半分だけ本当です。魔物が出ないのは狩り尽くしたからではなく今でも出たらすぐに狩っているからなんです。殲滅の魔人が。
その正体があの先生3人なんです。セレス先生、リディナ先生、そしてフミノ先生」
え゛っ!!
「何だって!」
名前とセレスがイメージ的に結びつかない。
しかし先程見たあの動きや魔法が使えるのなら、強さ的には確かに……
「冗談では無く事実です。勉強会に来ている生徒でもほとんどは知りませんけれど。
去年の11月に先輩達の卒業式をやった時にリディナ先生が言っていたんです。知っているのは卒業者6人とその場にいた僕ら4人だけですね。
この事については念の為ミメイ先生やカレン団長にも確認しました。間違いないそうです。先生達も普段は隠しているので僕も普通は言いませんけれど」
うーむ。どう考えても冗談にしか聞こえない。
しかしさっき見た強さ以外にも思いあたる節がある。
例えば今日出ていた魔猪の肉。この辺一帯は魔物や魔獣は滅多に出ない。つまり魔猪なんてのもほとんどお目にかかる事はないのだ。
それを普通に料理に使っているという事は。
人知れず狩った。そう考えればつじつまが合う。
それに今までセレスは言っていた。3人で冒険者をしていたと。
つまりあの勉強会の先生3人。全員20歳前半の女性だけれども、その正体は伝説の冒険者パーティという事か。
勿論セレスも。
確かに強いのはファビオ相手の模擬戦で充分わかった。しかし微妙に納得出来ない。理屈ではなく感覚的に。
「ところで兄さんはセレス先生と知り合いみたいですけれど、そうなんですか? そうだとしたらどうやって知り合ったんですか?」
逆に質問されてしまった。仕方ない。それに教えてもやましい事は何もない。
店で布を売った時の事を簡単に説明する。
「なるほど。でもそれにしては何か雰囲気が良かった気がするんですけれど」
「そんな事はないさ。今回も勉強会に生徒を出している父兄で、ついでに布の注文を頼んだ相手ってところだろ」
そう、それだけの関係の筈だ。多分、今のところは。
セレスを始め先生方に挨拶して、そして馬車に皆を乗せてカラバーラへ帰る。
今回もファビオを助手代わりに御者席横に座らせた。だから話を聞くのにちょうどいい。
なのでまずはこんな感じで聞いてみる。
「お前、あんなに動けたんだな。まさか騎士団で練習しているなんて知らなかった」
ファビオはふっとため息をついた。
「今回はそれなりに鍛えたつもりだったんです。敵わないまでももう少しはセレス先生に迫れると思ったんですけれどね」
「結構いい線行っていたように見えたけれどな」
セレスもそんな事を言っていた。
しかしファビオは首を横に振る。
「全然ですよ。セレス先生、身体強化すら使いませんでしたから。氷防御の魔法を使ったのは見本として皆に見せる為ですね。セレス先生の動きは本気では無かったですから」
「そうなのか?」
やはりあの動きの更に上があるのか。
「たまにミメイ先生とかミメイ先生が連れてきた騎士団の人とかと模擬試合をしたりするんですよ。
特にミメイ先生相手だと全然レベルが違う動きをします。まあミメイ先生、いきなり泥ゴーレムを7体出して攻撃とかしますから」
何だそれ。
「そのミメイ先生って何者なんだ? 騎士団の人を連れてくるって言ったけれど」
「騎士団の顧問ですよ。うちの先生達とは知り合いらしいですけれど。3人の先生のうち誰かがいない時は代わりに教えてくれますし、そうでなくとも月に1回くらいやってきて勉強や魔法を教えてくれています」
そう言えば前に聞いたなと思い出す。
「領騎士団の顧問が時々教えたりもしていると聞いたな。それがそのミメイ先生か」
「そうです。顧問と言ってもリディナ先生やフミノ先生と同年代の女性ですけれど。
あとはリディナ先生が逆に騎士団へ行ったりなんて事もしています。リディナ先生は魔法だけでなく剣や槍、戦斧を使ったりしますから。冒険者を目指す生徒はリディナ先生と一緒に騎士団に行って訓練したりなんて事もしますし。
僕もそうやって騎士団に何度か行って、今では顔パスで騎士団道場まで入れるようになりました」
なるほど。そのミメイ先生を通じて騎士団との繋がりが有り、こちらの勉強会からも交流しているという訳か。
それにしてもだ。
「ところであの勉強会、内容が凄すぎないか。俺がネイプルで通った私塾と全然違うぞ」
ファビオが何故かそこでため息をついた。
「そうなんでしょうね、きっと。ただほとんどの生徒が気づいていないんですよ、その事に。先生達も隠していますしね。
まあ街から通っている年長の連中、例えばここの馬車に乗っている半数以上は気づいていますけれど」
えっ!?
「だってそうだろう。そもそも魔法を教える私塾なんて他では聞いた事がない」
「他の私塾に行ったことがないからわからないんですよ。それにあの勉強会は魔法が出来て当たり前ですから。卒業要件も12歳以上でレベル4以上の魔法が使えるようになるのが条件ですし」
「レベル4ってどういう意味だ」
わからないから聞いてみる。
「魔法の難しさと魔力使用量でつけられた基準です。レベル1が一番簡単で、レベル2、3とどんどん難しくなっていく形で。
レベル4は一般的な攻撃魔法が使えるようになる状態です。水属性なら水撃とか氷弾といった攻撃魔法がレベル4です」
攻撃魔法が使えるレベルか。ならばだ。
「冒険者C級を魔法使いで取るのと同じ基準という訳か」
護衛の冒険者からそんな事を聞いた覚えがある。
何故か俺の言葉にファビオがうんうん頷いた。
「なるほど、そういう基準だったんですか。なら納得です」
一人で納得しているが、俺には訳がわからない。
「どういう事だ?」
「前にリディナ先生が言っていたんですよ。卒業レベルに達したら、秋の卒業式で冒険者ギルドに連れて行って一緒に登録までしてくれるって。
つまり卒業レベルというのは冒険者C級を意味していたんですね」
ちょっと待って欲しい。
「冒険者C級っていうのはどんな魔物でも相手に出来るってレベルだぞ。私塾を出たばかりの新人がいきなりなるようなレベルじゃない」
「あの勉強会を見てそう言えますか?」
なるほど、確かに。それでふと思いついたので聞いてみる。
「ファビオは魔法、どれくらいなんだ?」
「水属性がレベル5で空属性がレベル4です。火と風、土はレベル3ですね」
おいちょっと待て。
「何だそれは。さっき言った通りならその辺の冒険者よりよっぽど強いだろう」
「まあそうですけれどね。ミメイ先生含む先生達はそんなレベルじゃないですよ」
「セレス先生もか」
「勿論です」
ファビオはそう言って、そして俺しか聞こえないような小さい声でこう、俺に尋ねた。
「兄さんは殲滅の魔人という名前の冒険者パーティ、知っていますか?」
名前は聞いた事がある。ほとんど伝説という感じで。
「名前だけは。10年くらい前に中部に出来たダンジョンを数日で攻略して、更に東海岸中部のバーリからカラバーラまでの魔物や魔獣を殲滅に近い状態まで倒したという伝説のパーティだろ。今でもカラバーラ近辺に魔物がほとんど出ないのは、あのパーティが狩り尽くしたからだという」
「その伝説は半分だけ本当です。魔物が出ないのは狩り尽くしたからではなく今でも出たらすぐに狩っているからなんです。殲滅の魔人が。
その正体があの先生3人なんです。セレス先生、リディナ先生、そしてフミノ先生」
え゛っ!!
「何だって!」
名前とセレスがイメージ的に結びつかない。
しかし先程見たあの動きや魔法が使えるのなら、強さ的には確かに……
「冗談では無く事実です。勉強会に来ている生徒でもほとんどは知りませんけれど。
去年の11月に先輩達の卒業式をやった時にリディナ先生が言っていたんです。知っているのは卒業者6人とその場にいた僕ら4人だけですね。
この事については念の為ミメイ先生やカレン団長にも確認しました。間違いないそうです。先生達も普段は隠しているので僕も普通は言いませんけれど」
うーむ。どう考えても冗談にしか聞こえない。
しかしさっき見た強さ以外にも思いあたる節がある。
例えば今日出ていた魔猪の肉。この辺一帯は魔物や魔獣は滅多に出ない。つまり魔猪なんてのもほとんどお目にかかる事はないのだ。
それを普通に料理に使っているという事は。
人知れず狩った。そう考えればつじつまが合う。
それに今までセレスは言っていた。3人で冒険者をしていたと。
つまりあの勉強会の先生3人。全員20歳前半の女性だけれども、その正体は伝説の冒険者パーティという事か。
勿論セレスも。
確かに強いのはファビオ相手の模擬戦で充分わかった。しかし微妙に納得出来ない。理屈ではなく感覚的に。
「ところで兄さんはセレス先生と知り合いみたいですけれど、そうなんですか? そうだとしたらどうやって知り合ったんですか?」
逆に質問されてしまった。仕方ない。それに教えてもやましい事は何もない。
店で布を売った時の事を簡単に説明する。
「なるほど。でもそれにしては何か雰囲気が良かった気がするんですけれど」
「そんな事はないさ。今回も勉強会に生徒を出している父兄で、ついでに布の注文を頼んだ相手ってところだろ」
そう、それだけの関係の筈だ。多分、今のところは。
581
お気に入りに追加
2,941
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。