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拾遺録1 カイル君の冒険者な日々
俺達の決意⑼ 俺の課題
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「カイルさんはゴーレムを使って近接戦闘を仕掛けるつもりでしょう」
サリアは説明をはじめる。
「リントヴルムは弩弓の攻撃を避けたと聞きました。つまり弩弓や槍、剣など弓矢より強力な武器なら通用する可能性が高いです。
ですから
① 冷凍波や広域冷凍魔法に耐えられ
② 空を飛んでいる状態でも攻撃出来る方法があれば
倒せるかもしれません。
例えばゴーレムを熱魔法で加熱し、冷凍波を受けてもある程度動けるようにしておく。
その上で冷凍波や広域冷凍魔法にはカイルさんやレウスの火属性魔法で対抗。
地震や岩塊落下といった地属性の魔法は私の地属性魔法で抵抗。
そうすれば戦いが成立する可能性が高くなります」
「そうか! 迷宮の洞窟内ならそれほど高くは飛べない。それならカイルさんの投槍で攻撃できる」
レウスの言葉にサリアは頷く。
「そういう事です。ただそれだけでは空中を高速で逃げられた場合、逃してしまう可能性があります。
ですからまず連射出来る弩弓、連弩で攻撃をかけ、リントヴルムの翼に被害を与え飛行出来なくする。それが私の考えです」
「連弩ですか。初めて聞く武器です」
これはヒューマ。
俺も今までにそんな武器の名前を聞いた事は無い。
どんな武器なのだろう。
「魔法が戦争に使われる以前に使われていた武器です。ハンドルを回すことにより、装填してある強力な矢を20本以上、連続で発射出来ます。
ゴーレムの腕力で回せば、短い間隔で多数の矢を射る事が可能な筈です。ただ詳しい構造については私もよく知りません。図書館で調べる必要があります」
なるほど、どんな武器か俺もイメージできるようになった。
ならば思いついた戦い方でいいか確認してみよう。
「連射出来る強力な弩弓でリントヴルムを攻撃し、飛べなくなったらゴーレムで近接戦闘をする。そういう作戦か」
「ええ、その通りです」
確かにこれなら勝算は充分ある気がする。
「なるほど。それで連弩については図書館に行けば調べられるでしょうか?」
ヒューマがサリアに尋ねた。
「おそらく大丈夫だと思います。私も連弩については本で知りましたから」
「なら僕が調べに行きましょう。テュランの図書館ならそれなりに詳しい本もあるでしょうから。いい本があったら買ってしまってもいいですね。
サリアはリントヴルムの監視があります。ですから出来るだけ此処を離れない方がいいでしょう」
確かに最寄りの街であるスーザよりテュランの街の方が遥かに大きい。
何せ国内有数の大都市だ。
図書館だって大きいだろうし、本も当然揃っているだろう。
テュランまでは30離あるが、ヒューマ1人で動くなら全く問題ない。
ヒューマは自分一人なら高速移動魔法を自在に使えるから。
片道1時間もあれば充分だろう。
「ではヒューマさんに御願いしていいでしょうか。あと、出来れば連弩を作るための材料や、ゴーレムの補修・改造に必要な金属類も手に入れたいです」
「大丈夫ですよ。何なら必要なものをメモしてください。自在袋2つで入るだけ、手に入れてきますから」
サリアの方はOKだな。
残りは俺とレウスだ。
俺はゴーレム操作がまだ全然駄目。
そしてレウスが普段使う武器は片手剣で、相手がリントヴルムならリーチが足りない。
「なら午後、俺とレウスはゴーレムを使った訓練をしよう。レウスは片手剣でなく槍を使う訓練、俺はゴーレムで近接戦闘をする訓練だ。
ヒューマは買い物と調べ物で、サリアは迷宮監視を続行。
残ったアギラとレズンで本日2回目の討伐。今日の午後はこれでいいか?」
こんな感じで午後の予定は決まった。
◇◇◇
そんな訳で午後も俺はゴーレムの訓練。
ただし今度は相手がいる。
レウスが操るTシリーズゴーレム、ロディマスだ。
レウスは普通の近接戦闘でもかなり強い。
小柄で使用する武器も間合いの短い片手剣。
しかし少しでも気を抜くと俺でも一撃食らってしまう。
ただし今度は片手剣ではなく槍。
サリアが元々持っていたゴーレム用のもので、俺の槍とほぼ同デザインだがフミノ先生が作ったもの。
この武器に慣れていないレウス操るロディマスと、ゴーレムに慣れていない俺が操るセイバーが戦うと……
悲しい位にけちょんけちょんにやられてしまう訳だ。
勿論俺が。
1時間以上やって、未だに一度も勝てない。
勝てないどころか続かない。
数回のやり合いで俺のセイバーが倒されてしまう。
「レウス、槍も使えるんだな。槍を使っているところを見た事はなかったんだけれど」
「リディナさんが家で練習している時一緒に練習したからさ、ある程度は使えるんだ。僕自身の身長と腕力だとうまく操れないけれど、ゴーレムを使ってなら大丈夫だし」
レウスは槍を使ってもそこそこ強い模様。
一方で俺のゴーレム操作はまだまだ全然。
「レウス並みとは言わないけれどさ。俺がゴーレムでまともに近接戦闘出来るようになるまで、どれくらいかかるだろ」
「でも朝より動きは良くなっていると思う。反応がまだ遅い気がするけれど」
確かにそうなのだ。
自分自身の身体を使う時よりどうしても反応が一拍遅れる。
戦闘ではその遅れが命取りになる訳だ。
「これは訓練を重ねるしかないよな」
「だと思う。それじゃ次、やろうか」
幸いな事にゴーレムを酷使しても筋肉痛にはならない。
だから俺はレウス相手に何度も模擬戦闘を繰り返す。
何故なら今回の作戦における最大の問題は、ゴーレム使用時の俺の戦闘能力だから。
サリアが連弩を作れるだろうか、なんて不安は全く無い。
彼女の工作の腕前は信頼出来る。
フミノ先生譲りの知識と空属性魔法による正確な切断。
魔法で熱や水分を自在に操り木材すら曲げ加工可能な技術。
フミノ先生ほどの異常な製作速度は無いけれど、腕前そのものは一流の技術者並み。
物によってはそれ以上だ。
だからこの作戦の最大の問題点は俺のゴーレム操作の腕。
俺が風属性魔法と火属性魔法を使いながらゴーレムで近接戦闘を出来るかどうかだ。
最悪俺が駄目でもレウスに任せるという事も出来る。
既にレウス、槍装備のゴーレムでかなり戦える状態だから。
ただし火属性魔法と風属性魔法のレベルは俺の方がレウスより高い。
だから出来ればリントヴルムと対峙するのは俺の方がいい。
それにここでも活躍出来ないと、このパーティにおける魔物討伐では、俺の出番が永久に無くなるような気がする。
しかしゴーレムの訓練、何かうまく行かない。
勿論レウスが今まで積み重ねた域まで1日で到達できるとは思っていない。
それでも何か、足りない事があるような気がするのだ。
何度も戦い、同じだけレウスに倒された後。
「お茶の時間なんだな」
レズンの声が聞こえた。
どうやら本日の迷宮内討伐はとっくに一区切りついている模様だ。
「一旦休憩するか」
「そうだね」
レウスは自分の身体とゴーレムを同時に操れる。
しかし俺は片方ずつしか動かせない。
だからゴーレムを自分の天幕まで戻した後、起動解除して向かう事になる。
そんな訳でレウスに遅れてゴーレム車に到着。
今日のおやつはパンケーキだ。
サリアは説明をはじめる。
「リントヴルムは弩弓の攻撃を避けたと聞きました。つまり弩弓や槍、剣など弓矢より強力な武器なら通用する可能性が高いです。
ですから
① 冷凍波や広域冷凍魔法に耐えられ
② 空を飛んでいる状態でも攻撃出来る方法があれば
倒せるかもしれません。
例えばゴーレムを熱魔法で加熱し、冷凍波を受けてもある程度動けるようにしておく。
その上で冷凍波や広域冷凍魔法にはカイルさんやレウスの火属性魔法で対抗。
地震や岩塊落下といった地属性の魔法は私の地属性魔法で抵抗。
そうすれば戦いが成立する可能性が高くなります」
「そうか! 迷宮の洞窟内ならそれほど高くは飛べない。それならカイルさんの投槍で攻撃できる」
レウスの言葉にサリアは頷く。
「そういう事です。ただそれだけでは空中を高速で逃げられた場合、逃してしまう可能性があります。
ですからまず連射出来る弩弓、連弩で攻撃をかけ、リントヴルムの翼に被害を与え飛行出来なくする。それが私の考えです」
「連弩ですか。初めて聞く武器です」
これはヒューマ。
俺も今までにそんな武器の名前を聞いた事は無い。
どんな武器なのだろう。
「魔法が戦争に使われる以前に使われていた武器です。ハンドルを回すことにより、装填してある強力な矢を20本以上、連続で発射出来ます。
ゴーレムの腕力で回せば、短い間隔で多数の矢を射る事が可能な筈です。ただ詳しい構造については私もよく知りません。図書館で調べる必要があります」
なるほど、どんな武器か俺もイメージできるようになった。
ならば思いついた戦い方でいいか確認してみよう。
「連射出来る強力な弩弓でリントヴルムを攻撃し、飛べなくなったらゴーレムで近接戦闘をする。そういう作戦か」
「ええ、その通りです」
確かにこれなら勝算は充分ある気がする。
「なるほど。それで連弩については図書館に行けば調べられるでしょうか?」
ヒューマがサリアに尋ねた。
「おそらく大丈夫だと思います。私も連弩については本で知りましたから」
「なら僕が調べに行きましょう。テュランの図書館ならそれなりに詳しい本もあるでしょうから。いい本があったら買ってしまってもいいですね。
サリアはリントヴルムの監視があります。ですから出来るだけ此処を離れない方がいいでしょう」
確かに最寄りの街であるスーザよりテュランの街の方が遥かに大きい。
何せ国内有数の大都市だ。
図書館だって大きいだろうし、本も当然揃っているだろう。
テュランまでは30離あるが、ヒューマ1人で動くなら全く問題ない。
ヒューマは自分一人なら高速移動魔法を自在に使えるから。
片道1時間もあれば充分だろう。
「ではヒューマさんに御願いしていいでしょうか。あと、出来れば連弩を作るための材料や、ゴーレムの補修・改造に必要な金属類も手に入れたいです」
「大丈夫ですよ。何なら必要なものをメモしてください。自在袋2つで入るだけ、手に入れてきますから」
サリアの方はOKだな。
残りは俺とレウスだ。
俺はゴーレム操作がまだ全然駄目。
そしてレウスが普段使う武器は片手剣で、相手がリントヴルムならリーチが足りない。
「なら午後、俺とレウスはゴーレムを使った訓練をしよう。レウスは片手剣でなく槍を使う訓練、俺はゴーレムで近接戦闘をする訓練だ。
ヒューマは買い物と調べ物で、サリアは迷宮監視を続行。
残ったアギラとレズンで本日2回目の討伐。今日の午後はこれでいいか?」
こんな感じで午後の予定は決まった。
◇◇◇
そんな訳で午後も俺はゴーレムの訓練。
ただし今度は相手がいる。
レウスが操るTシリーズゴーレム、ロディマスだ。
レウスは普通の近接戦闘でもかなり強い。
小柄で使用する武器も間合いの短い片手剣。
しかし少しでも気を抜くと俺でも一撃食らってしまう。
ただし今度は片手剣ではなく槍。
サリアが元々持っていたゴーレム用のもので、俺の槍とほぼ同デザインだがフミノ先生が作ったもの。
この武器に慣れていないレウス操るロディマスと、ゴーレムに慣れていない俺が操るセイバーが戦うと……
悲しい位にけちょんけちょんにやられてしまう訳だ。
勿論俺が。
1時間以上やって、未だに一度も勝てない。
勝てないどころか続かない。
数回のやり合いで俺のセイバーが倒されてしまう。
「レウス、槍も使えるんだな。槍を使っているところを見た事はなかったんだけれど」
「リディナさんが家で練習している時一緒に練習したからさ、ある程度は使えるんだ。僕自身の身長と腕力だとうまく操れないけれど、ゴーレムを使ってなら大丈夫だし」
レウスは槍を使ってもそこそこ強い模様。
一方で俺のゴーレム操作はまだまだ全然。
「レウス並みとは言わないけれどさ。俺がゴーレムでまともに近接戦闘出来るようになるまで、どれくらいかかるだろ」
「でも朝より動きは良くなっていると思う。反応がまだ遅い気がするけれど」
確かにそうなのだ。
自分自身の身体を使う時よりどうしても反応が一拍遅れる。
戦闘ではその遅れが命取りになる訳だ。
「これは訓練を重ねるしかないよな」
「だと思う。それじゃ次、やろうか」
幸いな事にゴーレムを酷使しても筋肉痛にはならない。
だから俺はレウス相手に何度も模擬戦闘を繰り返す。
何故なら今回の作戦における最大の問題は、ゴーレム使用時の俺の戦闘能力だから。
サリアが連弩を作れるだろうか、なんて不安は全く無い。
彼女の工作の腕前は信頼出来る。
フミノ先生譲りの知識と空属性魔法による正確な切断。
魔法で熱や水分を自在に操り木材すら曲げ加工可能な技術。
フミノ先生ほどの異常な製作速度は無いけれど、腕前そのものは一流の技術者並み。
物によってはそれ以上だ。
だからこの作戦の最大の問題点は俺のゴーレム操作の腕。
俺が風属性魔法と火属性魔法を使いながらゴーレムで近接戦闘を出来るかどうかだ。
最悪俺が駄目でもレウスに任せるという事も出来る。
既にレウス、槍装備のゴーレムでかなり戦える状態だから。
ただし火属性魔法と風属性魔法のレベルは俺の方がレウスより高い。
だから出来ればリントヴルムと対峙するのは俺の方がいい。
それにここでも活躍出来ないと、このパーティにおける魔物討伐では、俺の出番が永久に無くなるような気がする。
しかしゴーレムの訓練、何かうまく行かない。
勿論レウスが今まで積み重ねた域まで1日で到達できるとは思っていない。
それでも何か、足りない事があるような気がするのだ。
何度も戦い、同じだけレウスに倒された後。
「お茶の時間なんだな」
レズンの声が聞こえた。
どうやら本日の迷宮内討伐はとっくに一区切りついている模様だ。
「一旦休憩するか」
「そうだね」
レウスは自分の身体とゴーレムを同時に操れる。
しかし俺は片方ずつしか動かせない。
だからゴーレムを自分の天幕まで戻した後、起動解除して向かう事になる。
そんな訳でレウスに遅れてゴーレム車に到着。
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