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拾遺録1 カイル君の冒険者な日々
俺達の決意⑶ 迷宮の入口
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先程ヒューマは言っていた。
『サリア、ゴーレム車をお願いします。最速で行きましょう』
最速とはただゴーレムを走らせるという事ではない。
パーティの皆はその事を理解している。
しかし当たり前だがシグル氏とグレアム氏は理解出来ていない。
ゴーレム車は滑らかに加速した後、微妙な振動に襲われた。
「これは?」
シグル氏は違和感に気づいたようだ。
「高速移動魔法をゴーレム車にかけています」
「そんな高度な魔法まで使えるのか」
「ええ。何かと便利ですから。少しでも速く移動出来ればその分魔物による被害も少ないでしょう」
基本的にパーティ外の人との受け答えはヒューマが担当。
こういった説明をどんな風にやるかも、全てヒューマなりに計算しているらしい。
今回は『これくらい何でも無い』様子を見せている模様だ。
今のやりとりのすぐ後、ゴーレム車は減速して停止する。
「このゴーレム車で近づけるのはここまでです」
サリアの言葉にヒューマは頷いて、そして俺達の方を見る。
「降りましょうか。ここからはレウス、お願いします」
この言葉レウスへの指示に聞こえるが、実際はシグル氏とグレアム氏への説明だ。
「了解」
そう返答して降りたのは開拓用道路の終点といった感じの場所。
ここまで近づけば、偵察魔法が使えない俺でも監視魔法と魔力探査で迷宮の場所がわかる。
この下の土中だ。
道路の先の藪を20腕程進んだところが崖になっていて下に切れている。
その崖を降りたところにテラスというか広場状の場所があり、そこに口を開けている大きな洞窟が迷宮の入口だ。
此処からその迷宮入口まで行ける道は無い。
雑木の藪を越え、崖をロープか何かを使って下りて、迷宮入口となっている洞窟前の広場に取り付く必要がある。
魔法が使えなければの話だけれども。
更に言うとコボルトが3匹、洞窟前の広場にいる。
迷宮から出てきたようだな、そう思ったら3匹とも倒れた。
魔力の動きからみてヒューマの仕業だ。
「じゃあ道を作るから」
レウスはそう言うと、一気に幾つかの魔法を同時起動する。
藪の一部がばっさりと消え、下の地面が階段状に掘られた。
レウスは火、水、風属性の攻撃魔法が使える他、空、土属性もレベル3までの魔法を使用可能。
パーティ最年少ながら誰よりも万能だったりする。
ついでにパーティ内でもっとも魔力量が多い。
レウスは、
① 火属性の高熱魔法で藪の木や草を熱分解し、
② 土属性の掘削、土移動、突き固め魔法で階段を作り、
③ 水属性の乾燥魔法で滑らないよう階段の土を乾燥させる
なんて事をほぼ同時進行でやって道を作っていく。
100数える位の時間で15腕下までの階段が出来上がった。
「これで洞窟前の広場まで通じたよ」
「行きましょうか」
「そうですね」
レウスの報告を受け、ヒューマとサリアがわざとらしくそんなやりとりをする。
これもシグル氏らが状況を理解できるようにだろう。
俺達だけならこんな台詞を言わない。
偵察魔法や監視魔法で状況を把握できるから。
レウスを先頭に出来たばかりの階段を降りて下へ。
7カ所の踊り場で折り返しがある長い階段だ。
これだけで崖を相当削っている。
「これだけの階段を今作ったのか」
「余分な土を下へ落とせるので簡単でした」
「……」
シグル氏はいちいち驚いている。
俺達としてみればたいした事はないのだけれど。
階段の下は崖を削って作られたような平らな広場だ。
広さは概ね幅5腕、奥行き10腕。
広場の地面は不自然な程に平坦な岩盤で草は生えていない。
広場の先端は崖になっていて、その先は川だ。
そして川と反対側には広場と同じくらいの幅の洞窟が口を開けている。
広場に倒れているコボルト3匹を見てシグル氏が呟いた。
「このコボルトは同士討ちだろうか」
「いえ、空属性魔法で私が倒しておきました。邪魔なので」
「回収しておきましょう」
サリアがそう言ってショルダーバッグに手をやる。
人型ゴーレムが1体出現した。
肩の色が白という事はマグナスだな。
アギラがマグナスにショルダーバッグ型の自在袋を渡す。
マグナスがコボルトの死骸を魔法で燃やし、魔石だけにして回収した。
「馬型ゴーレムの他に人型ゴーレムまで持っているのか」
「人型の汎用ゴーレムは5体所持しています。偵察にも作業にも便利ですから」
ヒューマの説明の後、サリアがバッグに手をやる。
人型ゴーレムがあと4体出現。
シグル氏がふっとため息をついた。
「何というか、魔法の腕も装備もとんでもないな、君達は」
「いい師匠に恵まれましたので。ところでこれからどうしますか?」
「この洞窟が迷宮であるか、どのくらいの迷宮なのかを確認する必要がある。最低でも迷宮化している部分まで入って、状況を確認したい」
ヒューマは頷く。
「わかりました。しかしいきなり入るのは危険でしょう。ゴーレムに偵察させます。サリア、頼みます」
「わかりました」
マグナスが洞窟の中へと入って行った。
10数えるくらいした後、サリアは小さく頷いて口を開く。
「入口から50腕以内にいる魔物はコボルト5匹、アークコボルト1匹。全て倒して現在は死骸回収中です。その先300腕はコボルトとコボルトの上位種が中心。更に奥はトロル類もいます。
ただ迷宮内に入ってすぐの場所を確認する程度でしたら現状で問題ありません。ですので今は討伐をこの程度に留めておきます。
迷宮は更に奥、10離以上先まで続いています。私の偵察魔法ではそれ以上は確認できません」
「わかりました。カイル、迷宮に入るのは誰にしますか?」
一応パーティとして判断が必要な場合は、俺が音頭を取る事になっている。
理由は俺が最年長だからだ。
それに見合う働きはしていないけれども。
とりあえず行くメンバーを決めよう。
今回は中に入って迷宮であると確認するところまで。
サリアも入口付近を見る分には問題ないと言っている。
なら探索は最小限の人数でいい。
そして奥行がそれだけあるなら、じっくり腰を落ち着けて取り掛かる必要がある。
なら長期快適に過ごせる拠点を設置した方がいいだろう。
迷宮に入るのは、渉外担当にして空属性持ちのヒューマと、何かと万能なレウスの2人。
それに既にゴーレムのマグナスが中に入っている。
つまり中の状況はマグナス経由でサリアが把握可能だ。
「ヒューマ、レウス、あとはギルドの方でいいだろう。あとサリア、中にいるゴーレムでヒューマ達を護衛。残りは此処に拠点を設置しよう」
個人的には俺も入りたい。
しかしヒューマとレウス、そしてマグナスがいれば問題は無い。
だからまずは拠点設置を重視する。
「了解です。それではシグルさん、そちらは何方が行かれますか?」
「私が行こう。グレアム君は此処で待っていてくれ」
「わかりました」
さて、俺達の方は拠点作りだ。
迷宮入口の洞窟から魔物が出ても人里に行かないようにする必要がある。
幸いここは崖の途中を削って作ったような場所。
レウスが作った階段を使わない限り、人里方面に魔物が出て行く事は無いだろう。
勿論飛行する魔物なら話は別。
だから一応確認しておこう。
「サリア、迷宮内の魔物で飛行可能かつ外に出てきそうなものはいるか?」
「入口から7離以内にはいません。無視していいと思います」
なら大丈夫だろう。
「拠点は階段の上に作る事にしていいか?」
洞窟から出ても階段を上らなければ人里に出る事は出来ない。
崖を登る魔物なんて聞いた事が無いし、川は崖の5腕以上下だから。
「だな。それなら塀とか作る必要無いしな」
アギラの台詞に皆頷いた。
「なら上の藪を拓いて、天幕を張る場所を作ろう」
「わかったんだな」
レズンの返答に皆が頷いた。
『サリア、ゴーレム車をお願いします。最速で行きましょう』
最速とはただゴーレムを走らせるという事ではない。
パーティの皆はその事を理解している。
しかし当たり前だがシグル氏とグレアム氏は理解出来ていない。
ゴーレム車は滑らかに加速した後、微妙な振動に襲われた。
「これは?」
シグル氏は違和感に気づいたようだ。
「高速移動魔法をゴーレム車にかけています」
「そんな高度な魔法まで使えるのか」
「ええ。何かと便利ですから。少しでも速く移動出来ればその分魔物による被害も少ないでしょう」
基本的にパーティ外の人との受け答えはヒューマが担当。
こういった説明をどんな風にやるかも、全てヒューマなりに計算しているらしい。
今回は『これくらい何でも無い』様子を見せている模様だ。
今のやりとりのすぐ後、ゴーレム車は減速して停止する。
「このゴーレム車で近づけるのはここまでです」
サリアの言葉にヒューマは頷いて、そして俺達の方を見る。
「降りましょうか。ここからはレウス、お願いします」
この言葉レウスへの指示に聞こえるが、実際はシグル氏とグレアム氏への説明だ。
「了解」
そう返答して降りたのは開拓用道路の終点といった感じの場所。
ここまで近づけば、偵察魔法が使えない俺でも監視魔法と魔力探査で迷宮の場所がわかる。
この下の土中だ。
道路の先の藪を20腕程進んだところが崖になっていて下に切れている。
その崖を降りたところにテラスというか広場状の場所があり、そこに口を開けている大きな洞窟が迷宮の入口だ。
此処からその迷宮入口まで行ける道は無い。
雑木の藪を越え、崖をロープか何かを使って下りて、迷宮入口となっている洞窟前の広場に取り付く必要がある。
魔法が使えなければの話だけれども。
更に言うとコボルトが3匹、洞窟前の広場にいる。
迷宮から出てきたようだな、そう思ったら3匹とも倒れた。
魔力の動きからみてヒューマの仕業だ。
「じゃあ道を作るから」
レウスはそう言うと、一気に幾つかの魔法を同時起動する。
藪の一部がばっさりと消え、下の地面が階段状に掘られた。
レウスは火、水、風属性の攻撃魔法が使える他、空、土属性もレベル3までの魔法を使用可能。
パーティ最年少ながら誰よりも万能だったりする。
ついでにパーティ内でもっとも魔力量が多い。
レウスは、
① 火属性の高熱魔法で藪の木や草を熱分解し、
② 土属性の掘削、土移動、突き固め魔法で階段を作り、
③ 水属性の乾燥魔法で滑らないよう階段の土を乾燥させる
なんて事をほぼ同時進行でやって道を作っていく。
100数える位の時間で15腕下までの階段が出来上がった。
「これで洞窟前の広場まで通じたよ」
「行きましょうか」
「そうですね」
レウスの報告を受け、ヒューマとサリアがわざとらしくそんなやりとりをする。
これもシグル氏らが状況を理解できるようにだろう。
俺達だけならこんな台詞を言わない。
偵察魔法や監視魔法で状況を把握できるから。
レウスを先頭に出来たばかりの階段を降りて下へ。
7カ所の踊り場で折り返しがある長い階段だ。
これだけで崖を相当削っている。
「これだけの階段を今作ったのか」
「余分な土を下へ落とせるので簡単でした」
「……」
シグル氏はいちいち驚いている。
俺達としてみればたいした事はないのだけれど。
階段の下は崖を削って作られたような平らな広場だ。
広さは概ね幅5腕、奥行き10腕。
広場の地面は不自然な程に平坦な岩盤で草は生えていない。
広場の先端は崖になっていて、その先は川だ。
そして川と反対側には広場と同じくらいの幅の洞窟が口を開けている。
広場に倒れているコボルト3匹を見てシグル氏が呟いた。
「このコボルトは同士討ちだろうか」
「いえ、空属性魔法で私が倒しておきました。邪魔なので」
「回収しておきましょう」
サリアがそう言ってショルダーバッグに手をやる。
人型ゴーレムが1体出現した。
肩の色が白という事はマグナスだな。
アギラがマグナスにショルダーバッグ型の自在袋を渡す。
マグナスがコボルトの死骸を魔法で燃やし、魔石だけにして回収した。
「馬型ゴーレムの他に人型ゴーレムまで持っているのか」
「人型の汎用ゴーレムは5体所持しています。偵察にも作業にも便利ですから」
ヒューマの説明の後、サリアがバッグに手をやる。
人型ゴーレムがあと4体出現。
シグル氏がふっとため息をついた。
「何というか、魔法の腕も装備もとんでもないな、君達は」
「いい師匠に恵まれましたので。ところでこれからどうしますか?」
「この洞窟が迷宮であるか、どのくらいの迷宮なのかを確認する必要がある。最低でも迷宮化している部分まで入って、状況を確認したい」
ヒューマは頷く。
「わかりました。しかしいきなり入るのは危険でしょう。ゴーレムに偵察させます。サリア、頼みます」
「わかりました」
マグナスが洞窟の中へと入って行った。
10数えるくらいした後、サリアは小さく頷いて口を開く。
「入口から50腕以内にいる魔物はコボルト5匹、アークコボルト1匹。全て倒して現在は死骸回収中です。その先300腕はコボルトとコボルトの上位種が中心。更に奥はトロル類もいます。
ただ迷宮内に入ってすぐの場所を確認する程度でしたら現状で問題ありません。ですので今は討伐をこの程度に留めておきます。
迷宮は更に奥、10離以上先まで続いています。私の偵察魔法ではそれ以上は確認できません」
「わかりました。カイル、迷宮に入るのは誰にしますか?」
一応パーティとして判断が必要な場合は、俺が音頭を取る事になっている。
理由は俺が最年長だからだ。
それに見合う働きはしていないけれども。
とりあえず行くメンバーを決めよう。
今回は中に入って迷宮であると確認するところまで。
サリアも入口付近を見る分には問題ないと言っている。
なら探索は最小限の人数でいい。
そして奥行がそれだけあるなら、じっくり腰を落ち着けて取り掛かる必要がある。
なら長期快適に過ごせる拠点を設置した方がいいだろう。
迷宮に入るのは、渉外担当にして空属性持ちのヒューマと、何かと万能なレウスの2人。
それに既にゴーレムのマグナスが中に入っている。
つまり中の状況はマグナス経由でサリアが把握可能だ。
「ヒューマ、レウス、あとはギルドの方でいいだろう。あとサリア、中にいるゴーレムでヒューマ達を護衛。残りは此処に拠点を設置しよう」
個人的には俺も入りたい。
しかしヒューマとレウス、そしてマグナスがいれば問題は無い。
だからまずは拠点設置を重視する。
「了解です。それではシグルさん、そちらは何方が行かれますか?」
「私が行こう。グレアム君は此処で待っていてくれ」
「わかりました」
さて、俺達の方は拠点作りだ。
迷宮入口の洞窟から魔物が出ても人里に行かないようにする必要がある。
幸いここは崖の途中を削って作ったような場所。
レウスが作った階段を使わない限り、人里方面に魔物が出て行く事は無いだろう。
勿論飛行する魔物なら話は別。
だから一応確認しておこう。
「サリア、迷宮内の魔物で飛行可能かつ外に出てきそうなものはいるか?」
「入口から7離以内にはいません。無視していいと思います」
なら大丈夫だろう。
「拠点は階段の上に作る事にしていいか?」
洞窟から出ても階段を上らなければ人里に出る事は出来ない。
崖を登る魔物なんて聞いた事が無いし、川は崖の5腕以上下だから。
「だな。それなら塀とか作る必要無いしな」
アギラの台詞に皆頷いた。
「なら上の藪を拓いて、天幕を張る場所を作ろう」
「わかったんだな」
レズンの返答に皆が頷いた。
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