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第23章 終着点
第127話 メアリーさんからの連絡
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早く寝たせいか、朝はすっきり目が覚めた。
朝風呂に入って、いくら、甘エビ、イカ刺しと贅沢すぎる朝ご飯を食べた後。
私は冒険者ギルドへ、カリーナちゃんはラッキー君と討伐や採取の下見へ。
「講習は15時までだけれど、少し街を見て回りたいから夕食くらいになるかも」
「わかりました。私の方はラッキーちゃんと街の北側、キキョウ町やその先の山の方を回ってみます。討伐対象の魔羆が最近出ているらしいので」
町の名前を言われてもわからない。
でも必要なら地図か何かを見ればいいだろう。
運営からの資料の中に、ハコダテの地図も入っていた筈だから。
宿を出て私は路面電車の停留所へ、カリーナちゃんとラッキー君はそのまま北の方へと別れる。
すぐにやってきた路面電車に乗車。
確かスエヒロチョウで降りればいいんだよな……
◇◇◇
講習は午前中3時間で午後3時間。
しかしそれぞれ体感時間的には一瞬で終わった。
開始してすぐに終了したように感じるけれど、3時間経過しているという状態。
アイテムの本を読むのと同じだ。
だから私の経験としては講習の間に昼食として洋食屋さんで食べたエッグステーキピラフの味くらい。
しかしこれで思い浮かべるだけで必要な情報を呼び出す事が可能になる。
もちろん今回の講習の範囲に限られるけれど。
ハコダテの主なギルドや役所の場所とか、それ以外の場所の位置と状況とか。
この知識の中に『ハコダテ観光ガイド』なんてのも入っていた。
どうやら現実の『函館』にある観光名所の幾つかがこの『ハコダテ』でも楽しめるらしい。
これはタイアップなのだろうか、それともグーグルマップのストリートビューと同じようなものなのだろうか。
いずれにしても面白そうだ。
少しだけ回ってみよう。
そう思って冒険者ギルド、旧函館支庁庁舎の建物を出た時だった。
メッセージが届いたとの通知が入った。
タイトルは『至急連絡乞う メアリー』で差出人もメアリーさんだ。
至急とは何だろう。
動画関係でまずいことがあったのだろうか?
そう思いつつメッセージを開いてみる。
『カリーナのログイン状態にアクセスできなくなった。メッセージも繋がらないし返信のタイムスタンプもおかしい。これを読み次第ミヤの返信がほしい。できればゲーム内のメッセージだけでなく、私のWebページからのダイレクトチャットでの連絡もしてくれると助かる 。
チャットは閉鎖中と書いてあるけれどユーザ名:MIA6239、パスワード:244949で繋がるようにしておくから』
カリーナちゃんとメッセージが繋がらない!?
試しに私もメッセージを作成してみる。
『メアリーさんからカリーナへ連絡が取れないというメッセージがありました。メッセージの本文ごと転送します。もし時間があるなら連絡してあげてください』
送信は出来たけれどすぐには既読がつかない。
もっとも魔物相手に戦闘中なんて可能性がある。
だからすぐに既読がつかないのもおかしい事ではない。
それでも何かひっかかる。
元々メアリーさんのメッセージも何かおかしい。
そこまでカリーナちゃんと頻繁に連絡を取っていたとは思えないのだけれど、何か必死な感じだ。
連絡をとっておこうか。
『メッセージ読みました。今はカリーナと少し離れた場所にいるので、メアリーさんのメッセージをカリーナに転送しました。これからWebページ経由で連絡を取ります』
こんな内容をゲーム内《このせかい》のメッセージで作成して送信。
近くにあったベンチに腰掛けた後、別窓を出してメアリーさんのWebページを開く。
なおカリーナちゃんへのメッセージはまだ既読がつかない。
大丈夫、きっと。
きっとメアリーさんが騒いでいるだけなのだ。
何故騒いでいるのかがわからないけれど。
ただ連絡をとりたいだけとは違う感じがする。
何というか、メッセージ越しでも何か切迫感を感じるから。
メアリーさんのWebページから『ダイレクトチャット(閉鎖中)』へと移動し、教えられたIDとパスワードをコピペで入力。
『あ…… あ、聞●える●。メ●リーだ。聞●える●ら……』
雑音まじりの声が聞こえる。
聞き取りにくいが何とか意味は取れる。
「聞こえます。ミヤです」
『わか●た……特定した。 もう通信は大丈夫だ』
急に声がはっきりした。
間違いなくメアリーさんの声だ。
勿論それなりのアプリがあれば声の偽装くらいは出来る。
しかしメアリーさんのWebページから、メアリーさんからのメッセージで届いたイDとパスワードと入れた上でのやりとりだ。
相手を疑う必要はないだろう。
『私がわかっている事を一方的に伝える。ミヤがいまいるのは正規の領域じゃない。かつてステージング環境として用意された領域だ。新たなリリースを正式公開する前に最終チェックする為の、限りなく本番環境に近いテストの為の領域だと思ってくれ』
テスト領域か。
それなら別に問題という事はない。
私達が此処へ来た理由はテストプレイの為だから。
ただその辺、メアリーさんに言ってもいいのだろうか。
契約には部外に口外するなと書いてあったし。
『ただその領域、現在はテスト環境として使用していない筈だ。パイアキアン・オンラインの容量が大きくなって新たなテスト環境が構築されたから。今ではそこは管理用のプログラムを一時的に試す程度にしか使用していない。
だからもし新マップをリリースなんて事があっても、そこを使う筈はない。一介のプレイヤーであるミヤがアクセスする筈のない領域なんだ」
ベータテストであってもプレイヤーは入るはずがない場所という事か。
メアリーさん、どうやら私がベータテスト名目でここに来た事も知っているようだ。
『外部とのアクセスだって制限されている。時間すら内部外部どちらも同期させていない。タイムスタンプがおかしいのはその影響だ』
朝風呂に入って、いくら、甘エビ、イカ刺しと贅沢すぎる朝ご飯を食べた後。
私は冒険者ギルドへ、カリーナちゃんはラッキー君と討伐や採取の下見へ。
「講習は15時までだけれど、少し街を見て回りたいから夕食くらいになるかも」
「わかりました。私の方はラッキーちゃんと街の北側、キキョウ町やその先の山の方を回ってみます。討伐対象の魔羆が最近出ているらしいので」
町の名前を言われてもわからない。
でも必要なら地図か何かを見ればいいだろう。
運営からの資料の中に、ハコダテの地図も入っていた筈だから。
宿を出て私は路面電車の停留所へ、カリーナちゃんとラッキー君はそのまま北の方へと別れる。
すぐにやってきた路面電車に乗車。
確かスエヒロチョウで降りればいいんだよな……
◇◇◇
講習は午前中3時間で午後3時間。
しかしそれぞれ体感時間的には一瞬で終わった。
開始してすぐに終了したように感じるけれど、3時間経過しているという状態。
アイテムの本を読むのと同じだ。
だから私の経験としては講習の間に昼食として洋食屋さんで食べたエッグステーキピラフの味くらい。
しかしこれで思い浮かべるだけで必要な情報を呼び出す事が可能になる。
もちろん今回の講習の範囲に限られるけれど。
ハコダテの主なギルドや役所の場所とか、それ以外の場所の位置と状況とか。
この知識の中に『ハコダテ観光ガイド』なんてのも入っていた。
どうやら現実の『函館』にある観光名所の幾つかがこの『ハコダテ』でも楽しめるらしい。
これはタイアップなのだろうか、それともグーグルマップのストリートビューと同じようなものなのだろうか。
いずれにしても面白そうだ。
少しだけ回ってみよう。
そう思って冒険者ギルド、旧函館支庁庁舎の建物を出た時だった。
メッセージが届いたとの通知が入った。
タイトルは『至急連絡乞う メアリー』で差出人もメアリーさんだ。
至急とは何だろう。
動画関係でまずいことがあったのだろうか?
そう思いつつメッセージを開いてみる。
『カリーナのログイン状態にアクセスできなくなった。メッセージも繋がらないし返信のタイムスタンプもおかしい。これを読み次第ミヤの返信がほしい。できればゲーム内のメッセージだけでなく、私のWebページからのダイレクトチャットでの連絡もしてくれると助かる 。
チャットは閉鎖中と書いてあるけれどユーザ名:MIA6239、パスワード:244949で繋がるようにしておくから』
カリーナちゃんとメッセージが繋がらない!?
試しに私もメッセージを作成してみる。
『メアリーさんからカリーナへ連絡が取れないというメッセージがありました。メッセージの本文ごと転送します。もし時間があるなら連絡してあげてください』
送信は出来たけれどすぐには既読がつかない。
もっとも魔物相手に戦闘中なんて可能性がある。
だからすぐに既読がつかないのもおかしい事ではない。
それでも何かひっかかる。
元々メアリーさんのメッセージも何かおかしい。
そこまでカリーナちゃんと頻繁に連絡を取っていたとは思えないのだけれど、何か必死な感じだ。
連絡をとっておこうか。
『メッセージ読みました。今はカリーナと少し離れた場所にいるので、メアリーさんのメッセージをカリーナに転送しました。これからWebページ経由で連絡を取ります』
こんな内容をゲーム内《このせかい》のメッセージで作成して送信。
近くにあったベンチに腰掛けた後、別窓を出してメアリーさんのWebページを開く。
なおカリーナちゃんへのメッセージはまだ既読がつかない。
大丈夫、きっと。
きっとメアリーさんが騒いでいるだけなのだ。
何故騒いでいるのかがわからないけれど。
ただ連絡をとりたいだけとは違う感じがする。
何というか、メッセージ越しでも何か切迫感を感じるから。
メアリーさんのWebページから『ダイレクトチャット(閉鎖中)』へと移動し、教えられたIDとパスワードをコピペで入力。
『あ…… あ、聞●える●。メ●リーだ。聞●える●ら……』
雑音まじりの声が聞こえる。
聞き取りにくいが何とか意味は取れる。
「聞こえます。ミヤです」
『わか●た……特定した。 もう通信は大丈夫だ』
急に声がはっきりした。
間違いなくメアリーさんの声だ。
勿論それなりのアプリがあれば声の偽装くらいは出来る。
しかしメアリーさんのWebページから、メアリーさんからのメッセージで届いたイDとパスワードと入れた上でのやりとりだ。
相手を疑う必要はないだろう。
『私がわかっている事を一方的に伝える。ミヤがいまいるのは正規の領域じゃない。かつてステージング環境として用意された領域だ。新たなリリースを正式公開する前に最終チェックする為の、限りなく本番環境に近いテストの為の領域だと思ってくれ』
テスト領域か。
それなら別に問題という事はない。
私達が此処へ来た理由はテストプレイの為だから。
ただその辺、メアリーさんに言ってもいいのだろうか。
契約には部外に口外するなと書いてあったし。
『ただその領域、現在はテスト環境として使用していない筈だ。パイアキアン・オンラインの容量が大きくなって新たなテスト環境が構築されたから。今ではそこは管理用のプログラムを一時的に試す程度にしか使用していない。
だからもし新マップをリリースなんて事があっても、そこを使う筈はない。一介のプレイヤーであるミヤがアクセスする筈のない領域なんだ」
ベータテストであってもプレイヤーは入るはずがない場所という事か。
メアリーさん、どうやら私がベータテスト名目でここに来た事も知っているようだ。
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