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第4章 夏だ! 水着だ! 南国だ!
26 やっぱり美味しい食事を食べて
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濡れたついでに泳いだり水掛け合ったり。
いい加減疲れたので、エアストリームへと帰投。
帰ってきて水着に着替え、濡れた服を干した。
エアストリームの全面アルミボディは、洋服を乾かすのにちょうどいい。
屋根に干したズボンがキンキンに乾くころ。
やっと買い物組が帰ってきた。
「ごめんね、時差忘れて、開店時間を間違えたの。別の店を回った分時間かかっちゃったわ」
「でも買い物内容には満足」
何処へ行ったんだろう、一体。
「レシートがドル表示だから、後で円換算しておくね」
という事はアメリカのどっかか。
「本当はストラスブールにお勧めのパン屋さんがあるんだけど、よく考えたら真夜中なんで、開いてそうな場所で間に合わせちゃった」
ストラスブールって、何処だろう、それは?
「でもいいパン屋。スーパーも大きくて充実」
まあ時間がかかった理由がわかったので、良しとしよう。
綾瀬も満足そうだし。
「こっちも楽しかったんですよ。綺麗な水が湧く泉があって。後でまた皆で遊びに行きたいです」
「ん、確かにいい場所だったね、あそこ」
2人とも満足しているようだ。
ただああいうシーンは、高校生男子にはちょっと厳しい。
そうでなくともこの旅行は、時々厳しいのだが。
女子に言えない、健全な男子的事情で。
「これから準備すればちょうどお昼かな。ずっと魚だったし、たまには他の系統も食べたいでしょ。用意するからちょっと待ってね」
完全に2人が料理担当になっている。
代わろうかと委員長や守谷も言ったのだが、『これも楽しいから』と却下された。
確かにどっちも楽しそうにやっている。
それに2人とも料理上手なので、文句はない。
準備完了までエアストリーム内立ち入り禁止。
なので俺達3人は砂浜。
守谷はさっきはしゃぎすぎてバッテリー切れっぽい。
そして委員長と俺は寝不足。
だからおとなしく、砂浜のちょっと波が来る辺りで3人とも休憩。
砂とか波の感触とかじりじり照り付ける太陽がすごく心地いい。
完全に意識が落ちたところで、
『お昼ですよ~♪』
ブロードキャスト目覚まし娘に起こされた。
向こうで委員長が、しぶしぶ体を起こしているのが見える。
守谷は既に充電済みで元気いっぱいのようだ。
やれやれ。
いつの間にか綾瀬も松戸も水着に着替えていた。
ただし松戸はあの挑発的な水着の上にパーカー姿。
ちょっと安心。
「ちょっとお昼は場所と趣向を変えてみたわ。そこの丸が書いてあるところにそれぞれ立って」
松戸が指示するので、俺達はそれぞれ砂に書かれた丸印のところに立つ。
「じゃあ昼食会場へご案内~」
松戸の声で、風景が一変した。
目の前は見覚えある綺麗な泉。
水中の浅い場所にガーデンテーブルとチェアが置かれている。
足の感触がちょっと冷たくて、気持ちいい。
「みらいの希望でこの場所を設定」
「ふふふふふ、やっぱりいいですよこの場所」
確かにかなり雰囲気がいい。
何かのCMにそのまま使えそうな位だ。
綾瀬と松戸に促されて俺達は席に着く。
「今回は、ハムとチーズと生野菜がメインのサンドイッチよ。パンも具材も厳選したから、ちょっと味には自信あるわ」
今まで、この2人の料理に裏切られたことがない。
よって今回もかなり期待。
それにパンだけでも、見るからに今までと違って美味しそうだ。
いただきまーすと皆で唱和。
次の瞬間、我先にと手が伸びる。
最初に手にしたのは、分厚いハムとチーズの入ったサンドイッチ。
かぶりつくと、それぞれが一体となって味と風味を主張してくる。
材料は麦ですよと主張するパンと、薄く塗られたバターとチーズのおだやかだがしっかりした塩味と、分厚いハムの下品なまでの肉肉しさの主張がかみ合って。
美味い。やばいくらいに美味い。
某ハンバーガーとは比べるべくもない。
今まで凄く美味いと思っていた、某チェーン店の某ミラノサンドより美味しい。
肉系サンドイッチ2つを本能にまかせて食べた後。
主な具材は野菜だけに見えるサンドイッチが気になった。
手をのばし、口へ運ぶ。
至ってシンプルにパンと野菜の味だ。
それにちょっとだけ、マスタードをきかせている。
それに何か食欲をそそる奥深い香りが。
何だろう。
ちょっとブドウにも似た、微妙に青臭くて魅力的な香り。
「それはサラダ代わり。生野菜をオリーブオイルであえた。あと粒マスタード入り」
綾瀬が解説してくれる。
「このブドウみたいな香りは?」
「オリーブオイル。いいオリーブオイルはいい香りがする」
そうか、オリーブオイルは本当はこんな香りがするのか。
何かもう色々美味しい。
明後日からいつもの食生活に戻れるか、不安になる位に。
皿が空になったら、すぐにお代わりが出てくる。
今回はかなり多めに作ったらしい。
あっという間に3皿目完食。
俺も動くのがちょいだるいかな。
そう思う位食べたところで、昼食は終了した。
「うーん、かなり多めに作って正解だったね」
「同意」
料理人2人が頷く中。
ごちそうさまの合図とともに、浅瀬に横になった者一名。
『うーん、美味しかったですもう動けないです満足です……』
守谷が念話でそんな事をほざいている。
口に出して喋るのすら億劫だという事らしい。
見ると上下の水着の間の腹が明らかに膨れている。
大丈夫かお前。今の姿を見られたらファンが減るぞ。
ファンがいるかどうかは、知らないけれど。
「ん、みらい、行儀悪いよ」
『いいのです見られてこまる人もいないのです満足ですこの世の楽園で……ひゃあっ!』
最後のは、小魚による感触のせいらしい。
守谷の手等に残っていたパンくずを狙って突っついたようだ。
うーん、楽しい。
何か幸せな時間がゆっくり過ぎていく。
◇◇◇
結局その後はしばらく、池でだらだら遊んだりなんかして。
日がかげってきたので、慌てて皆でいつもの砂浜に移動。
晩御飯を作って食べる。
今日もメニューは巨大アジ中心。
でも昨日と趣向が変わって、洋風メインだ。
結局飽きるなんて言葉もなくあっさり完食。
個人的に思ったのは、巨大アジの刺身は釣った直後より2日目の方が美味しい。
歯ごたえはちょっと落ちるけれど、旨みが全然違うのだ。
料理も南蛮漬けやら本気オリーブオイル使用のカルパチョとかグレードアップ。
「美久ちゃんがお嫁に欲しいです!」
誰かさんが半ば本気で言ったのも頷ける。
ちなみにその意見は松戸に却下された。
「食べてすぐ横になるような無作法な人に、うちの娘はやれません!」
どういう人間関係だよ、お前ら。
いい加減疲れたので、エアストリームへと帰投。
帰ってきて水着に着替え、濡れた服を干した。
エアストリームの全面アルミボディは、洋服を乾かすのにちょうどいい。
屋根に干したズボンがキンキンに乾くころ。
やっと買い物組が帰ってきた。
「ごめんね、時差忘れて、開店時間を間違えたの。別の店を回った分時間かかっちゃったわ」
「でも買い物内容には満足」
何処へ行ったんだろう、一体。
「レシートがドル表示だから、後で円換算しておくね」
という事はアメリカのどっかか。
「本当はストラスブールにお勧めのパン屋さんがあるんだけど、よく考えたら真夜中なんで、開いてそうな場所で間に合わせちゃった」
ストラスブールって、何処だろう、それは?
「でもいいパン屋。スーパーも大きくて充実」
まあ時間がかかった理由がわかったので、良しとしよう。
綾瀬も満足そうだし。
「こっちも楽しかったんですよ。綺麗な水が湧く泉があって。後でまた皆で遊びに行きたいです」
「ん、確かにいい場所だったね、あそこ」
2人とも満足しているようだ。
ただああいうシーンは、高校生男子にはちょっと厳しい。
そうでなくともこの旅行は、時々厳しいのだが。
女子に言えない、健全な男子的事情で。
「これから準備すればちょうどお昼かな。ずっと魚だったし、たまには他の系統も食べたいでしょ。用意するからちょっと待ってね」
完全に2人が料理担当になっている。
代わろうかと委員長や守谷も言ったのだが、『これも楽しいから』と却下された。
確かにどっちも楽しそうにやっている。
それに2人とも料理上手なので、文句はない。
準備完了までエアストリーム内立ち入り禁止。
なので俺達3人は砂浜。
守谷はさっきはしゃぎすぎてバッテリー切れっぽい。
そして委員長と俺は寝不足。
だからおとなしく、砂浜のちょっと波が来る辺りで3人とも休憩。
砂とか波の感触とかじりじり照り付ける太陽がすごく心地いい。
完全に意識が落ちたところで、
『お昼ですよ~♪』
ブロードキャスト目覚まし娘に起こされた。
向こうで委員長が、しぶしぶ体を起こしているのが見える。
守谷は既に充電済みで元気いっぱいのようだ。
やれやれ。
いつの間にか綾瀬も松戸も水着に着替えていた。
ただし松戸はあの挑発的な水着の上にパーカー姿。
ちょっと安心。
「ちょっとお昼は場所と趣向を変えてみたわ。そこの丸が書いてあるところにそれぞれ立って」
松戸が指示するので、俺達はそれぞれ砂に書かれた丸印のところに立つ。
「じゃあ昼食会場へご案内~」
松戸の声で、風景が一変した。
目の前は見覚えある綺麗な泉。
水中の浅い場所にガーデンテーブルとチェアが置かれている。
足の感触がちょっと冷たくて、気持ちいい。
「みらいの希望でこの場所を設定」
「ふふふふふ、やっぱりいいですよこの場所」
確かにかなり雰囲気がいい。
何かのCMにそのまま使えそうな位だ。
綾瀬と松戸に促されて俺達は席に着く。
「今回は、ハムとチーズと生野菜がメインのサンドイッチよ。パンも具材も厳選したから、ちょっと味には自信あるわ」
今まで、この2人の料理に裏切られたことがない。
よって今回もかなり期待。
それにパンだけでも、見るからに今までと違って美味しそうだ。
いただきまーすと皆で唱和。
次の瞬間、我先にと手が伸びる。
最初に手にしたのは、分厚いハムとチーズの入ったサンドイッチ。
かぶりつくと、それぞれが一体となって味と風味を主張してくる。
材料は麦ですよと主張するパンと、薄く塗られたバターとチーズのおだやかだがしっかりした塩味と、分厚いハムの下品なまでの肉肉しさの主張がかみ合って。
美味い。やばいくらいに美味い。
某ハンバーガーとは比べるべくもない。
今まで凄く美味いと思っていた、某チェーン店の某ミラノサンドより美味しい。
肉系サンドイッチ2つを本能にまかせて食べた後。
主な具材は野菜だけに見えるサンドイッチが気になった。
手をのばし、口へ運ぶ。
至ってシンプルにパンと野菜の味だ。
それにちょっとだけ、マスタードをきかせている。
それに何か食欲をそそる奥深い香りが。
何だろう。
ちょっとブドウにも似た、微妙に青臭くて魅力的な香り。
「それはサラダ代わり。生野菜をオリーブオイルであえた。あと粒マスタード入り」
綾瀬が解説してくれる。
「このブドウみたいな香りは?」
「オリーブオイル。いいオリーブオイルはいい香りがする」
そうか、オリーブオイルは本当はこんな香りがするのか。
何かもう色々美味しい。
明後日からいつもの食生活に戻れるか、不安になる位に。
皿が空になったら、すぐにお代わりが出てくる。
今回はかなり多めに作ったらしい。
あっという間に3皿目完食。
俺も動くのがちょいだるいかな。
そう思う位食べたところで、昼食は終了した。
「うーん、かなり多めに作って正解だったね」
「同意」
料理人2人が頷く中。
ごちそうさまの合図とともに、浅瀬に横になった者一名。
『うーん、美味しかったですもう動けないです満足です……』
守谷が念話でそんな事をほざいている。
口に出して喋るのすら億劫だという事らしい。
見ると上下の水着の間の腹が明らかに膨れている。
大丈夫かお前。今の姿を見られたらファンが減るぞ。
ファンがいるかどうかは、知らないけれど。
「ん、みらい、行儀悪いよ」
『いいのです見られてこまる人もいないのです満足ですこの世の楽園で……ひゃあっ!』
最後のは、小魚による感触のせいらしい。
守谷の手等に残っていたパンくずを狙って突っついたようだ。
うーん、楽しい。
何か幸せな時間がゆっくり過ぎていく。
◇◇◇
結局その後はしばらく、池でだらだら遊んだりなんかして。
日がかげってきたので、慌てて皆でいつもの砂浜に移動。
晩御飯を作って食べる。
今日もメニューは巨大アジ中心。
でも昨日と趣向が変わって、洋風メインだ。
結局飽きるなんて言葉もなくあっさり完食。
個人的に思ったのは、巨大アジの刺身は釣った直後より2日目の方が美味しい。
歯ごたえはちょっと落ちるけれど、旨みが全然違うのだ。
料理も南蛮漬けやら本気オリーブオイル使用のカルパチョとかグレードアップ。
「美久ちゃんがお嫁に欲しいです!」
誰かさんが半ば本気で言ったのも頷ける。
ちなみにその意見は松戸に却下された。
「食べてすぐ横になるような無作法な人に、うちの娘はやれません!」
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