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乱れ狂う音

ゴブイチ君のテントが普通なんてありませんでした

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僕とデッドは急ぎ足で音のした方向へと走る。こんな夜遅くの迷惑すぎる。だいたいこんな時間に叫ぶなんてふざけてる非常事態じゃなかったらそいつにはとりあえずはぼこぼこにする。確実な睡眠妨害だ。まあ、ゴブイチ君だったら襲われても死にもしないし逆に喜んでそうだけどね。たしか、ゴブイチ君のテントの回りには作戦会議用のテントだったりそんなものしか無かったよな気がするんだよね。だから、ゴブイチ君方向ってことはゴブイチ君ぐらいしか居ないってことだしまあ、考えることもなく外敵だろうね。すごく迷惑な。それもこの回りにいるやつとしたらあのバ金持ちぐらいしか思い浮かばないしあいつだろう。ゴブイチ君が死んでいたら面白いね。ドM快感と共に死ぬとかそんな感じでしょ。って、そんなこと考えいたらゴブイチ君のテントへと着いた。ゴブイチ君は自分のテントの前で機嫌悪そうに立っている。残念。普通に生きてた。面白くない。怪我の1つも見当たらないしゴブイチ君があのバ金持ちを撃退したのか?けどあいつの苦しむ声が聞こえるような気がする。
「マスター。お疲れ様です。残念ながらましたよ。僕は怪我もなくピンピンしてますよ。ほんとに残念でしたね。ここまで何も怪我もなくて。ほんとに残念でしたね。」
ゴブイチ君は怒りながら言ってくる。心読まれてたんだ。そこまで余裕があったんだね。
「うん。そうだね。」
ゴブイチ君の殺気が一気に漏れだす。
「あっ違う違う。ごめん。何も考えてなかった。それよりも、こんな夜中に何があったの?下らないことだったときは覚えておいてね。僕もゆっくりと寝たいんだからね。回りのみんな多分迷惑してるよ。来る途中にトップ君に会ったからトップ君にみんなが落ち着いてまわりを警戒しながら待機するように指示してもらうように言ってきたけど何が起きたの?すご~く眠いんだけど。」
「それじゃあ、簡単にすごく簡単に説明しますね。この世界のゴミがマスターホイホイにかかりました。」
マスターホイホイ?何そのゴキブリホイホイみたいな名前。僕のことをゴキブリか何かだと間違えてるの?結構傷つくレベルだよ。あのみんな大嫌い黒光りするイニシャルGと同じにしたら怒るよ。多分誰でも怒ると思うよ。一応御主人のはずなのに。全く敬意が示されてない。傷つくなあ。まあ、そんなことよりもゴキブリホイホイモドキってことは捕まえているってことだよね。ゴブイチ君。その僕を不愉快にさせるような名前の罠へと案内をしてもらうとしようかな。
僕は睨み付けながらゴブイチ君に向けて心で指示する。
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