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乱れ狂う音

僕らの行動に無意味なんてありませんでした

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「マスター自覚しているなら直してくださいね。何回も言ってますけどマスターはその悪いところを直す気持ちなんてさらさら無いんですからね。まあ、もし自分で直せないならその度々に厳しい罰を与えていたらそのうち直るでしょう。」
ゴブイチ君は楽しそうな顔をして言ってくる。何かを想像して笑ってる。これは僕に罰をして楽しんでるね。想像していることを考えるのは止めておこう。なにかしらひどいことを思ってるだろうし僕が想像してもその斜め上を答えてくれるだろうし。
って、なんかさっきの言葉に引っ掛かると思ったらさっきの罰の方法は犬のしつけとかだよね。毎回毎回罰を与えるなんて。ゴブイチ君は僕のことを犬かなんかと勘違いしてるのかな。
そんなことを考えて僕はゴブイチ君をにらむ。
ゴブイチ君はその目線に気がついて親指をたてる。
何がグッドだよ。そして、僕はゴブイチ君に向かって中指をたてた。
そんな僕とゴブイチ君のやり取りを少し距離のあるところから眺めていたデッドが寄ってきた。
「おいおい、二人とも無駄なことやめろよ。マスター、こんな無駄なことしないで俺と一緒に町に行かないか。まあ、町って言えるようなそんな大層なものじゃないらしいけど行ったら何かしらはあるだろ。だから、行こうぜ。偵察も兼ねてな。それにもしも襲いかかってでもしてきたらそれはそれで俺たちは暴れれるから最高だろ。そんなことだしそんな無駄なことを止めて行こうぜ。」
デッド、さっきから僕らの行動を無駄なことって言い過ぎだろ。確かに無駄なことって分かるけどそこまで言う必要も無くない。自覚が無いのかも知れないけど結構心に刺さるような酷いことだね。
それにしてもこれは絶対にデッドは遊びたいだけだな。まあ、僕も楽しみたいし行こうかな。
「マスター僕も行きますよ。護衛はデッドさんも居ますし必要は無いと思いますけど僕も行きます。」
ゴブイチ君はさっきのは変わって楽しそうな表情になる。
まあ、ゴブイチ君は拠点に居ても無いもないだろうし付いてきても大丈夫かな。そう考えて僕はゴブイチ君にオッケーをする。ゴブイチ君は嬉しそうにした。そのあと僕は行く準備として爆弾を幾つか準備した。まあ、念のためだ。まあ、その爆弾の多くは僕が暇潰し程度にスキルで魔力を結構使って作った改造型だ。使うかはほんとに分からないが一応のために持っていく。準備が無駄になることは無いだろうし。
そして、そのあとは待ち合わせの場所に向かう。
デッドとゴブイチ君はもう先に準備が出来ていたみたいで二人で僕を待っていた。
二人とも念のためか僕と同じように装備はしていた。
そのあとは僕らはすぐに町へと向かって歩き始めた。町に近づくのには森を使って気がつかれないようにして行った。
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