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乱れ狂う音

僕らに静かに行動なんて出来ませんでした。

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「さてもうそろそろ暗くなったし行くとしようか!」
そう言って僕は二人の前を歩いていこうとする。
「マスターそっちは町と反対の向きだぜ。」
デッドは笑いながら言ってくる。
「ははっ場を和ませるためだよ。」
嘘だろと言いながら笑うデッド。
「まあ、俺が一番最初を歩いていくぜ。」
デッドはそう言うと僕の前を歩いていく。
「それはいいから。前に行ったときみたいに静かに行ってよね。なんかデッドすごく不安になるんだけど。セルソさんはなんか大丈夫な感じがするけどね。」
僕はそんなことをいいながらデッドをからかうようにする。
「マスターその言葉はブーメランだろ。今マスターの頭に綺麗にブーメランが刺さったぜ。」
「そうだね。確かに今のは自覚があるよ。あれはブーメランだね。」
「まあ、それじゃあ二人ともが注意していくとするか。そうでもしないとな。どっちが見つかっても困るしな。」
デッドは気楽に笑いながら言ってくる。こんな気楽な感じで大丈夫かとも思ったけどまあ、デッドは歴戦の戦士だし大丈夫でしょ。
「まあ、デッドの言うとうり気を付けていこう。まあ最悪見付かったとしたら僕とデッドの力業でね。一応の作戦としては僕が水の壁を作るからそれをしながら逃げてセルソさんを優先で。それで壁を越えて追い付いてきたやつらは僕とデッドのどっちが倒す。その時の対応はもう殺してもいい感じね。まあ、もし強そうなやつなら操って味方にしてもいいかもね。」
僕とデッドはそんな少し物騒な会話に花を咲かせながら僕らは朝に偵察をしてきた場所まで進んできた。結局は静かに慎重になんてできなかった。まあ、ここは朝でも相手に気がつかれなかった場所で森林の中だしね。まあ、ここから町は意外にも近いからね。ばれないし。それよりも早くいかないと予定外なことが起きて朝になったりでもしたら大惨事だよ。それじゃあここからはセルソさんの出番だね。
「セルソさんあそこの堀の底に繋がるような穴を掘れる。」
「はい魔法でなら。それじゃあ掘っていきます。」
そう言うとみるみるうちに穴が掘られていった。そして結構深いところまで掘ってからセルソさんの掘るための魔法が止まる。
「うん?どうしたの?」
「マスターここから少しでも掘ると水圧で土の壁が壊れて水が入ってきます。どうしますか?」
「それなら二人は出来るだけ詰めて僕の後ろに居て。」
僕は二人の場所を確認してセルソさんにもう一度掘るように指示をする。そして、すぐに堀始める。すると、すぐに土にヒビが入り1つの穴が出来る。そこからチョロチョロと水が出はじめてその穴から広がるような形で土の壁が崩壊し始める。僕はそれを見てすぐに魔法を使う。範囲は僕ら三人の回りの水。僕ら三人の回りの水を操り僕らにかからないようにする。そして、空気をとるために少しした穴を上にあける。そしてまた二つ目と一つ目の堀の間の壁を掘る。そして堀の中を移動して門の前へと着いた。
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