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乱れ始める音
花火なんて遊ぶ以外に使えませんでした。
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い~やあそこまでの親子漫才はなかなか無いよね。いいものが見れた。
「マスター少しやり過ぎじゃあないですか?」
「あれでいいのいいの。その方が見せしめとしていいんだよ。これ以上抵抗。されても迷惑なだけだからね。自分が逆らうとどうなるのか知っといたら抵抗しなくなる。だから、あんな酷い殺し方したんだよ。」
「それは確かにわかります。けど、あれを殺っている時のマスターの心の中が凄かったでしょ。『もっと苦しめ。もっと恐怖しろ。そうすれば楽しいよ。僕のオモチャだ。このまま親子で苦しみながら死ね。そして、子どもはもっともっとだよ。これからは毎日夢で見て。永遠に苦しんでよね(笑)』どこまでドSなんですか?そんなにドSなら僕もいじめてください。僕もいい声あげますよ。」
いや、ドMをいじめても楽しくないだろ。苦しまないし。
それに、ゴブイチ君があげる声ってどちらかてっ言うと喜びの快感を感じた声だろ。幸せな感じじゃあ面白くない。
「マスターはサイコパスかなんかですか‥‥‥」
ゴブイチ君は僕から少し距離をとった。
ひどい!僕からどうして離れるの。何も悪いことはしてないよ。
「殺人は悪くないんですか。」
「それはこの世界ならセーフだよね‥‥‥‥」
僕のことを見てため息をついた。
どうしてだよ。僕は悪くない。この世界が悪い。
だって、この世界の色に僕は染まっただけだからね。
「もう、いいですよ。それで前々から聞きたかったんですけどまだスキル上がってないんですか?」
「‥‥‥‥えっ、見てみるね。」
忘れてた‥‥‥レベル上がってないかな?
半透明なスキル画面を開く。
スキル《言霊》のところには花火を出す能力と書かれている。
あれ?あれだけの人数を奴隷にしたのに1レベルしか上がっていない。やっぱり、殺さないで奴隷にしたからかな。殺したい方が経験値は良さそうだし。まあ、レベルが上がってきて上がりにくくなってきてるんだろう。
それにしても無機質な字で花火と書かれている。
食べ物の次はオモチャかよ。
これって人間をオモチャにするな。花火で遊べってことなのか?ふざけてるだろ。
ゴブイチ君がなんか哀れみの目で見てくる。
親指をあげてグッした。
「ドンマイです。まあ、マスターなら大丈夫。面白いことをしてくれますよね。」
何が大丈夫だよ。ゴブイチ君絶対にからかってるよね。顔がにやにやしてるもん。
「元からですよ。顔は元からですよ(笑)」
こいつムカつく。
今度ゴブイチに向かって打ち上げ花火とかロケット花火とか発射してやろうかな。
「マスターそんなの僕にはごほうびですよ。」
ゴブイチ君がやって欲しそうに見てくる。
そうだ。こいつMなんだ‥‥‥‥
ならあれを!
「マスターもし部屋の中で花火なんか飛ばしたら怒りますからね。」
ゴブイチ君がまじめな感じで言ってきた。これはやったら大変だな。
ちっ、心を読まれてたか
僕もゴブイチ君の心が読めたらいいのに‥‥‥
なんかスキルに《意志疎通》とか欲しいな。
「それならその内出ますよ。仲良く長い間過ごすと出ますから。まあ、親子では出ないし双子だったら出ますから。あんまり持っている人いませんけど。」
そんなスキルあるんだ。知らなかった。これは便利だね。
早く取れるといいな。そしたら、ゴブイチ君にも反撃出来るのに。
「だから、それはごほうびですよ。」
だから、僕はゴブイチ君かやりたいと思っていることを読んでさせないようにするんだよ。
「うっ、マスターの卑怯もの!」
お前も一緒だろ!
こんなことを言っている間に城についた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(あとがき)
いつも読んでいただきありがとうございます。
気がついた人もいるかも知れませんが少し書き方が変わっています。今回から少し書き方について模索しようと思っているのでよろしくお願いします。
ご意見などありましたよろしくお願いいたします。
「マスター少しやり過ぎじゃあないですか?」
「あれでいいのいいの。その方が見せしめとしていいんだよ。これ以上抵抗。されても迷惑なだけだからね。自分が逆らうとどうなるのか知っといたら抵抗しなくなる。だから、あんな酷い殺し方したんだよ。」
「それは確かにわかります。けど、あれを殺っている時のマスターの心の中が凄かったでしょ。『もっと苦しめ。もっと恐怖しろ。そうすれば楽しいよ。僕のオモチャだ。このまま親子で苦しみながら死ね。そして、子どもはもっともっとだよ。これからは毎日夢で見て。永遠に苦しんでよね(笑)』どこまでドSなんですか?そんなにドSなら僕もいじめてください。僕もいい声あげますよ。」
いや、ドMをいじめても楽しくないだろ。苦しまないし。
それに、ゴブイチ君があげる声ってどちらかてっ言うと喜びの快感を感じた声だろ。幸せな感じじゃあ面白くない。
「マスターはサイコパスかなんかですか‥‥‥」
ゴブイチ君は僕から少し距離をとった。
ひどい!僕からどうして離れるの。何も悪いことはしてないよ。
「殺人は悪くないんですか。」
「それはこの世界ならセーフだよね‥‥‥‥」
僕のことを見てため息をついた。
どうしてだよ。僕は悪くない。この世界が悪い。
だって、この世界の色に僕は染まっただけだからね。
「もう、いいですよ。それで前々から聞きたかったんですけどまだスキル上がってないんですか?」
「‥‥‥‥えっ、見てみるね。」
忘れてた‥‥‥レベル上がってないかな?
半透明なスキル画面を開く。
スキル《言霊》のところには花火を出す能力と書かれている。
あれ?あれだけの人数を奴隷にしたのに1レベルしか上がっていない。やっぱり、殺さないで奴隷にしたからかな。殺したい方が経験値は良さそうだし。まあ、レベルが上がってきて上がりにくくなってきてるんだろう。
それにしても無機質な字で花火と書かれている。
食べ物の次はオモチャかよ。
これって人間をオモチャにするな。花火で遊べってことなのか?ふざけてるだろ。
ゴブイチ君がなんか哀れみの目で見てくる。
親指をあげてグッした。
「ドンマイです。まあ、マスターなら大丈夫。面白いことをしてくれますよね。」
何が大丈夫だよ。ゴブイチ君絶対にからかってるよね。顔がにやにやしてるもん。
「元からですよ。顔は元からですよ(笑)」
こいつムカつく。
今度ゴブイチに向かって打ち上げ花火とかロケット花火とか発射してやろうかな。
「マスターそんなの僕にはごほうびですよ。」
ゴブイチ君がやって欲しそうに見てくる。
そうだ。こいつMなんだ‥‥‥‥
ならあれを!
「マスターもし部屋の中で花火なんか飛ばしたら怒りますからね。」
ゴブイチ君がまじめな感じで言ってきた。これはやったら大変だな。
ちっ、心を読まれてたか
僕もゴブイチ君の心が読めたらいいのに‥‥‥
なんかスキルに《意志疎通》とか欲しいな。
「それならその内出ますよ。仲良く長い間過ごすと出ますから。まあ、親子では出ないし双子だったら出ますから。あんまり持っている人いませんけど。」
そんなスキルあるんだ。知らなかった。これは便利だね。
早く取れるといいな。そしたら、ゴブイチ君にも反撃出来るのに。
「だから、それはごほうびですよ。」
だから、僕はゴブイチ君かやりたいと思っていることを読んでさせないようにするんだよ。
「うっ、マスターの卑怯もの!」
お前も一緒だろ!
こんなことを言っている間に城についた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(あとがき)
いつも読んでいただきありがとうございます。
気がついた人もいるかも知れませんが少し書き方が変わっています。今回から少し書き方について模索しようと思っているのでよろしくお願いします。
ご意見などありましたよろしくお願いいたします。
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