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4章
金髪再び
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今日行う試合を終え、残るチームは8組となった。
明日の試合で4チーム、その次の日で2チームとどんどん半分になるまで行うのだ。
連戦は厳しいからこのルールは嬉しい。
で、宿に戻ってきたのだが・・・。
「ちょっと~シェイファー君、聞いてるの~?」
なぜかエルヴィラがいて、俺に絡んできている。
めっちゃダル絡みしてくるやつだこいつ・・・、ってか酒くせぇ!
まあ、全チームが敗退ってのはかわいそうだと思うけどさ、対戦相手は完全にランダムだからしょうがないんだよな。
「確かに残念だとは思うけどさ、しょうがないんじゃないのか?」
「だからって~・・・。うぅ、試合は全滅、シェイファー君にも避けられてるみたいだしもうおしまいよぉぉ・・・」
別に避けてる気はないんだが、なにせいきなり結婚してくれーとか言い始めたからな。
他の貴族と同じって考えちゃうじゃん?
そんなのとは関わりたくないし、いい加減うんざりしてるんだよな。
精霊王達もいい加減にしろって感じっぽいし・・・。
・・・考え直すと、俺ってエルヴィラのことを避けてるかな?
エルヴィラは追加で酒を飲み、さらに悪酔いをし始めた。
「アリスー、このだるいのの相手をしてくれよー。サポーターだろ?」
「サポーターってこういう事までするもんじゃないと思うけど・・・」
近くにいたアリスに助けを求めてみた、同じ王女だしなんとかしてくれるだろう。
アリスは文句を言いながらも俺に変わりエルヴィラの相手をしてくれた。
元ぼっちのアリスにどうにかできるかはいささか不安ではあるけど、パステルもついてるし大丈夫か。
俺達は部屋に戻りくつろぐことにした。
今日は魔力を結構使ったため、なんとなく倦怠感がある。
さっさと寝よう・・・。
☆☆☆
部屋に戻って寝る準備をしていたらドアがノックされる音が聞こえた。
「シェイファー様、お客様がお見えになられています」
ノックをしたのはこの宿の従業員の女性だった。
客か、誰だろう。
また姫達か?と思いドアを開けると、スビアーノ王国の王女の金髪がそこにはいた。
俺は思わずドアを閉めた。
だってねぇ?
「あ、あのシェイファー様・・・?」
従業員は困惑したような声色で尋ねてきた。
いきなりドアを閉められたら誰だって困惑するよな。
「すみません、その人と話すことはないので帰るよう伝えてください」
「ちょっと!少し話を・・・」
「はい、わかりました。では失礼して・・・」
「キャッ!ちょっと貴方!ワタクシを誰だと思ってるの!?」
「存じません。私達はお客様に寛いでいただくために行動するだけです」
従業員さんすごいカッコイイ・・・と考えている間に金髪と従業員が取っ組み合いになっているようだ。
流石に悪いので、金髪と話をすることにした。
「全く・・・、貴方といいさっきの従業員といい、なんなんですの?」
「その言葉、そっくりそのまま返す。で、話ってなんだよ?今更お前と話すようなことはないんだが?」
金髪は咳ばらいを一つし、椅子に座り直した。
「話というのは取引話をしようと思ったんですの。貴方は【至光教】については知っていますね?」
「あぁ、だが断る」
「それなら話は早いですわ、光の精霊王を・・・って、なんでですの!?」
「どうせ光の精霊王を渡せって話なんだろ?お前はいい加減死にたいのか?」
俺が鋭い目つきで睨む。
金髪はこの間のことを思い出したのか、体が震えているようだ。
そのまま金髪は立ち上がり、部屋を出ていく。
「・・・覚えていなさいよ」
最後に呟いた言葉がなぜか印象深く残った。
明日の試合で4チーム、その次の日で2チームとどんどん半分になるまで行うのだ。
連戦は厳しいからこのルールは嬉しい。
で、宿に戻ってきたのだが・・・。
「ちょっと~シェイファー君、聞いてるの~?」
なぜかエルヴィラがいて、俺に絡んできている。
めっちゃダル絡みしてくるやつだこいつ・・・、ってか酒くせぇ!
まあ、全チームが敗退ってのはかわいそうだと思うけどさ、対戦相手は完全にランダムだからしょうがないんだよな。
「確かに残念だとは思うけどさ、しょうがないんじゃないのか?」
「だからって~・・・。うぅ、試合は全滅、シェイファー君にも避けられてるみたいだしもうおしまいよぉぉ・・・」
別に避けてる気はないんだが、なにせいきなり結婚してくれーとか言い始めたからな。
他の貴族と同じって考えちゃうじゃん?
そんなのとは関わりたくないし、いい加減うんざりしてるんだよな。
精霊王達もいい加減にしろって感じっぽいし・・・。
・・・考え直すと、俺ってエルヴィラのことを避けてるかな?
エルヴィラは追加で酒を飲み、さらに悪酔いをし始めた。
「アリスー、このだるいのの相手をしてくれよー。サポーターだろ?」
「サポーターってこういう事までするもんじゃないと思うけど・・・」
近くにいたアリスに助けを求めてみた、同じ王女だしなんとかしてくれるだろう。
アリスは文句を言いながらも俺に変わりエルヴィラの相手をしてくれた。
元ぼっちのアリスにどうにかできるかはいささか不安ではあるけど、パステルもついてるし大丈夫か。
俺達は部屋に戻りくつろぐことにした。
今日は魔力を結構使ったため、なんとなく倦怠感がある。
さっさと寝よう・・・。
☆☆☆
部屋に戻って寝る準備をしていたらドアがノックされる音が聞こえた。
「シェイファー様、お客様がお見えになられています」
ノックをしたのはこの宿の従業員の女性だった。
客か、誰だろう。
また姫達か?と思いドアを開けると、スビアーノ王国の王女の金髪がそこにはいた。
俺は思わずドアを閉めた。
だってねぇ?
「あ、あのシェイファー様・・・?」
従業員は困惑したような声色で尋ねてきた。
いきなりドアを閉められたら誰だって困惑するよな。
「すみません、その人と話すことはないので帰るよう伝えてください」
「ちょっと!少し話を・・・」
「はい、わかりました。では失礼して・・・」
「キャッ!ちょっと貴方!ワタクシを誰だと思ってるの!?」
「存じません。私達はお客様に寛いでいただくために行動するだけです」
従業員さんすごいカッコイイ・・・と考えている間に金髪と従業員が取っ組み合いになっているようだ。
流石に悪いので、金髪と話をすることにした。
「全く・・・、貴方といいさっきの従業員といい、なんなんですの?」
「その言葉、そっくりそのまま返す。で、話ってなんだよ?今更お前と話すようなことはないんだが?」
金髪は咳ばらいを一つし、椅子に座り直した。
「話というのは取引話をしようと思ったんですの。貴方は【至光教】については知っていますね?」
「あぁ、だが断る」
「それなら話は早いですわ、光の精霊王を・・・って、なんでですの!?」
「どうせ光の精霊王を渡せって話なんだろ?お前はいい加減死にたいのか?」
俺が鋭い目つきで睨む。
金髪はこの間のことを思い出したのか、体が震えているようだ。
そのまま金髪は立ち上がり、部屋を出ていく。
「・・・覚えていなさいよ」
最後に呟いた言葉がなぜか印象深く残った。
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