23 / 113
2章
エドの彼女
しおりを挟む
「シェイファー君!少しお話を!」
「是非我が家に来てください!」
「結婚してください!!!」
「だあああああああああああお断りしますううううううううう!!」
俺は全力で逃げていた。
登校中、これからどうやって訓練していこうかなーと考えていたら、どこからともなく
多くの学生に囲まれた。
そして全員が少し話をだの、家に来いだの言ってきた。
あぁ、ハンナさんや学園長が言っていたことがこれか・・・と。
全員が俺・・・というか精霊王を引き込もうとしているのだ。
人口の3~4割の人が精霊と契約している。
その中で、8割は下級精霊と契約していて、残り1.5割が中級、残りが上級以上だ。
中級以上と契約している人のほとんどは国に使えていて、上級に至ってはヘイルズ家のような名門だったり、宮廷魔法士となったりしている。
しかも俺は苗字があるが、平民だ。
ハンナさんが100年前に、各国を襲った強大な魔物を倒した報酬として賢者の称号と、苗字をもらったらしい。
他にもいろいろもらったらしいが・・・
閑話休題
とりあえず、そんな俺は貴族からしてみればいいカモなのだ。
あの時彼女たち呼んだの失敗だったかなぁ・・・と、少し考えてしまった
☆☆☆
どうにか教室にたどり着いた俺は、机に突っ伏して寝ていた。
これからずっとこんなことが続くのだろうか・・・と、本気でやめようか考えていた時
「ルナ、すこしいいか?」
いつの間にか登校したのか、エドが話しかけてきた
顔をあげると、エドの隣に肩まで伸びた青色の髪の毛をしている女子生徒がいた
身長が140cmくらいだろうか、ほかの生徒と比べると少し小さい
顔も幼さが残っており、どこか守ってあげたくなるような女子生徒だ。
「俺の彼女のリリーだ、ほら挨拶しろ」
エドがリリーと呼ばれた生徒の頭をポンポンと叩く
「ちょっとエド君!子ども扱いやめて!・・・あ、ごめんなさい!初めまして、リリーといいます。」
ぺこり。と頭を下げるリリー
彼女というか兄妹だなぁ・・・と思いつつ、俺も挨拶をする
「で、ただ紹介したかっただけじゃないよな?」
「まぁな。ルナ、リリーも特訓に参加させてくれないか?」
「是非我が家に来てください!」
「結婚してください!!!」
「だあああああああああああお断りしますううううううううう!!」
俺は全力で逃げていた。
登校中、これからどうやって訓練していこうかなーと考えていたら、どこからともなく
多くの学生に囲まれた。
そして全員が少し話をだの、家に来いだの言ってきた。
あぁ、ハンナさんや学園長が言っていたことがこれか・・・と。
全員が俺・・・というか精霊王を引き込もうとしているのだ。
人口の3~4割の人が精霊と契約している。
その中で、8割は下級精霊と契約していて、残り1.5割が中級、残りが上級以上だ。
中級以上と契約している人のほとんどは国に使えていて、上級に至ってはヘイルズ家のような名門だったり、宮廷魔法士となったりしている。
しかも俺は苗字があるが、平民だ。
ハンナさんが100年前に、各国を襲った強大な魔物を倒した報酬として賢者の称号と、苗字をもらったらしい。
他にもいろいろもらったらしいが・・・
閑話休題
とりあえず、そんな俺は貴族からしてみればいいカモなのだ。
あの時彼女たち呼んだの失敗だったかなぁ・・・と、少し考えてしまった
☆☆☆
どうにか教室にたどり着いた俺は、机に突っ伏して寝ていた。
これからずっとこんなことが続くのだろうか・・・と、本気でやめようか考えていた時
「ルナ、すこしいいか?」
いつの間にか登校したのか、エドが話しかけてきた
顔をあげると、エドの隣に肩まで伸びた青色の髪の毛をしている女子生徒がいた
身長が140cmくらいだろうか、ほかの生徒と比べると少し小さい
顔も幼さが残っており、どこか守ってあげたくなるような女子生徒だ。
「俺の彼女のリリーだ、ほら挨拶しろ」
エドがリリーと呼ばれた生徒の頭をポンポンと叩く
「ちょっとエド君!子ども扱いやめて!・・・あ、ごめんなさい!初めまして、リリーといいます。」
ぺこり。と頭を下げるリリー
彼女というか兄妹だなぁ・・・と思いつつ、俺も挨拶をする
「で、ただ紹介したかっただけじゃないよな?」
「まぁな。ルナ、リリーも特訓に参加させてくれないか?」
0
お気に入りに追加
4,459
あなたにおすすめの小説
【完結】要らないと言っていたのに今更好きだったなんて言うんですか?
星野真弓
恋愛
十五歳で第一王子のフロイデンと婚約した公爵令嬢のイルメラは、彼のためなら何でもするつもりで生活して来た。
だが三年が経った今では冷たい態度ばかり取るフロイデンに対する恋心はほとんど冷めてしまっていた。
そんなある日、フロイデンが「イルメラなんて要らない」と男友達と話しているところを目撃してしまい、彼女の中に残っていた恋心は消え失せ、とっとと別れることに決める。
しかし、どういうわけかフロイデンは慌てた様子で引き留め始めて――
【完結】選ばれなかった王女は、手紙を残して消えることにした。
曽根原ツタ
恋愛
「お姉様、私はヴィンス様と愛し合っているの。だから邪魔者は――消えてくれない?」
「分かったわ」
「えっ……」
男が生まれない王家の第一王女ノルティマは、次の女王になるべく全てを犠牲にして教育を受けていた。
毎日奴隷のように働かされた挙句、将来王配として彼女を支えるはずだった婚約者ヴィンスは──妹と想いあっていた。
裏切りを知ったノルティマは、手紙を残して王宮を去ることに。
何もかも諦めて、崖から湖に飛び降りたとき──救いの手を差し伸べる男が現れて……?
★小説家になろう様で先行更新中
好きでした、さようなら
豆狸
恋愛
「……すまない」
初夜の床で、彼は言いました。
「君ではない。私が欲しかった辺境伯令嬢のアンリエット殿は君ではなかったんだ」
悲しげに俯く姿を見て、私の心は二度目の死を迎えたのです。
なろう様でも公開中です。
平民の方が好きと言われた私は、あなたを愛することをやめました
天宮有
恋愛
公爵令嬢の私ルーナは、婚約者ラドン王子に「お前より平民の方が好きだ」と言われてしまう。
平民を新しい婚約者にするため、ラドン王子は私から婚約破棄を言い渡して欲しいようだ。
家族もラドン王子の酷さから納得して、言うとおり私の方から婚約を破棄した。
愛することをやめた結果、ラドン王子は後悔することとなる。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
【完結】公爵令嬢は、婚約破棄をあっさり受け入れる
櫻井みこと
恋愛
突然、婚約破棄を言い渡された。
彼は社交辞令を真に受けて、自分が愛されていて、そのために私が必死に努力をしているのだと勘違いしていたらしい。
だから泣いて縋ると思っていたらしいですが、それはあり得ません。
私が王妃になるのは確定。その相手がたまたま、あなただった。それだけです。
またまた軽率に短編。
一話…マリエ視点
二話…婚約者視点
三話…子爵令嬢視点
四話…第二王子視点
五話…マリエ視点
六話…兄視点
※全六話で完結しました。馬鹿すぎる王子にご注意ください。
スピンオフ始めました。
「追放された聖女が隣国の腹黒公爵を頼ったら、国がなくなってしまいました」連載中!
大好きな母と縁を切りました。
むう子
ファンタジー
7歳までは家族円満愛情たっぷりの幸せな家庭で育ったナーシャ。
領地争いで父が戦死。
それを聞いたお母様は寝込み支えてくれたカルノス・シャンドラに親子共々心を開き再婚。
けれど妹が生まれて義父からの虐待を受けることに。
毎日母を想い部屋に閉じこもるナーシャに2年後の政略結婚が決定した。
けれどこの婚約はとても酷いものだった。
そんな時、ナーシャの生まれる前に亡くなった父方のおばあさまと契約していた精霊と出会う。
そこで今までずっと近くに居てくれたメイドの裏切りを知り……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる