4 / 18
悪役令嬢でも死んじゃだめぇ~!4
しおりを挟む
ある日、不幸な事件がおきた。
それは、私がいつものように、ラフィーナ様と遊ぼうと、アリード公爵家を訪ねていた時だった。
さわやかな気候だったので、アリード公爵家のお庭にある東屋で、お茶会をすることにした。
その東屋は、屋敷からやや離れたところにあり、真白な石柱で円形に囲われ、屋根も真白で、細かいが華美な細工が彫られた石でできている。
東屋の真ん中にあるテーブルも、細工が施された真っ白な石でできていて、素敵な空間を演出している。
アリード公爵家のお庭は、木々やお花が沢山植えてあり、晴れた日は、その木漏れ日の美しさにみとれながら、お散歩するのが楽しみなお庭である。
花壇も綺麗に大小を上手く組み合わせた庭石で囲まれて整備され、それらの庭石を見るたびに、投げやすそうな石だなと思っていた。
アリード公爵家は、最近、ラフィーナ様を狙う不振な輩が屋敷周辺をうろついているのを目撃され、屋敷周辺の警備を強化している。
アリード公爵家の屋敷外は警備を強化していたが、庭内の方は、油断して、まだ警備が薄かった。
そのせいか、賊が1人、その庭に侵入し、私とお茶している東屋にいるラフィーナ様を狙ってきた。
「ラフィーナ嬢だな?悪いが死んでもらう!」
「キャー!!」
とっさに、私は叫ぶラフィーナ様の前に飛び出して、かばった。
けれども、賊は、そんな私を邪魔だと言わんばかりに、首をつかみ持ち上げた。
「ぐっ、げほっ」
「邪魔するな!」
「キャー!いやー!
エミリぃーーー!」と叫ぶラフィーナ様。叫んでないで、今のうちに逃げて!
私は何とか賊の腕を振り払おうと、蹴ったり爪をたてたりと抵抗はしたが、ものともされず、人形のように放り投げられた。
ドゴンッ
ガサガサ
投げられた先に木があり、木の幹に頭を打ちつけた。
頭を強く打ち、痛みで、くらっとめまいがしたが、そんなことは気力で抑え込み、すぐに機敏に立ち上がった。
目の前にあった花壇周辺の小石と、やや大きめの庭石をそれぞれつかみ、体制を整えて賊へ突進した。
ラフィーナ様に手をかけようとする賊の背中を狙ってまず小石を投げた。
小石は賊の腰にクリティカルヒットして、賊がぐっと呻いて、鬼のような形相で振り返った。
そこを、私は、助走をつけて飛び上がって賊の顔面に、もう一つの大きめの庭石を叩き込んだ。
まあ、思いっきり叩き投げたというか……。
とにかく、賊を止めるために無我夢中だった。
そんな拙い攻撃でも、賊にダメージを上手く与えられたようであった。
「うぐっ」と顔面を押さえて呻く賊。
賊がまだ呻いている隙に、恐怖で硬直しているラフィーナ様の腕を掴み、全力疾走で屋敷内へ向かった。
「だれかーーー!賊だーーー!!」と声を限りに叫びながら。
運良く、賊に追いつかれる前に、私達の声を聞きつけたアリード公爵家の護衛騎士達が駆けつけてくれた。
その賊は、すぐに捕まった。
何とかラフィーナ様は無事に保護された。
それをみて、安心した私は、貧血を起こした。
吐き気とめまいにクラクラしながら、すぐに周りが紫色の光に包まれたように見えてきた。
どうやら、頭部をちょっと切ったらしく、結構な量の血が流れていたようで、とうとう意識を失った。
血塗れの私の姿は、さぞやラフィーナ様に恐怖を与えてしまっただろうと心配しながら……。
意識を失った私は、異世界の夢をみていた。
そこで、私は乙女ゲームと呼ばれる恋愛を題材としたシュミレーションゲームで遊びながら寝っ転がっていた。
「ああっ、何これ!?
どうしてさ~。
いくらやっても、いつも悪役令嬢ラフィーナが死亡バッドエンドになるな……」と嘆く私。
そして、何気なくゲームパッケージを眺めてみた。
「今時、ライバルの悪役令嬢との友情エンディングの一つは、用意してあるものじゃないの?
まあ、ヒロインのサラも気を抜くと死亡バッドエンドになるし、やけにみんな死亡しやすいな、このゲーム。
攻略対象達も、途中で死ぬことが多いような……。
ホラーゲームみた~い。
ん?あれ、これ………ああっ!」
私は、その時にやっと気がついた。
そのゲームは、いかにも乙女ゲームを装おったザバイバルゲームであった。
さすがに、ホラーゲームではなかったけど。
でも、パッケージとかさ、カラフルでめっちゃ絵師さんが好みの絵なんで、よく調べないで買ってしまったんだよ。
説明書は読まず、ゲームはとりあえずやってみる派ですが、何か?
いやいや、ちゃんと恋愛というか、王子様や宰相の息子とか、定番のイケメン達もでてきて、胸キュンなシーンもあったよ。
でも、説明書にちゃんとザバイバルゲームって、分類が書いてあるってことは、生き残りをかけたゲームだよね。ははーん。
だから、皆よく死ぬのか~。
そんな風に衝撃を受けて、おざなりにゲームを進めたせいか、悪役令嬢ラフィーナが、またもや無惨な死に方をしてエンディングになった。
私は、思わず叫んだ。
「ああっ、だめー!
悪役令嬢でも死んじゃだめぇ~!」
ここで目が覚めた。
目を開けると、見知らぬ天井が見えた。
今の夢は、もしや、私の前世かな……?
意外と夢の内容を覚えており、何だか切なくなった。
でも、夢を見る前なら理解できなかったことが、理解できたり、知識なのか、よくわからない記憶か蘇っているという自覚はある。
やや頭が混乱する中、とりあえず、今の状態から確認することにした。
どうやらあの後、私は、ラフィーナ様のお屋敷の客間で寝かされていたようである。
ふと、気がつくと、やわらかい手が、私の手を握っていた。
もちろん、ラフィーナ様が、私の手を握りながら、泣きつかれたのか、ベッドサイドで座りながらお休みになられている。
可愛い。
天使の寝顔!
私は、頭に包帯を巻かれており、手当てはされているようであったが、目が覚めた途端、頭がズキンズキンと痛みだした。
痛いよ~。
これは不手際極まりないな~。
反省せねば……。
おそらく、傷が直り次第、ルキラ子爵家で厳しく再訓練させられることは、決定事項だろう。
面倒で嫌だなとため息をつく。
でも、こんな私でも、ラフィーナ様を何とか守れたことが嬉しかった。
悪役令嬢なんてどんでもない!
ラフィーナ様は、天使のような子だ。
あの夢でのゲームみたいに、死なせなくて済んだ。
よかった、間に合った~。
何とか、これからも、防ぐぞ!!
そんな強い意志や希望が生まれた瞬間だった。
それは、私がいつものように、ラフィーナ様と遊ぼうと、アリード公爵家を訪ねていた時だった。
さわやかな気候だったので、アリード公爵家のお庭にある東屋で、お茶会をすることにした。
その東屋は、屋敷からやや離れたところにあり、真白な石柱で円形に囲われ、屋根も真白で、細かいが華美な細工が彫られた石でできている。
東屋の真ん中にあるテーブルも、細工が施された真っ白な石でできていて、素敵な空間を演出している。
アリード公爵家のお庭は、木々やお花が沢山植えてあり、晴れた日は、その木漏れ日の美しさにみとれながら、お散歩するのが楽しみなお庭である。
花壇も綺麗に大小を上手く組み合わせた庭石で囲まれて整備され、それらの庭石を見るたびに、投げやすそうな石だなと思っていた。
アリード公爵家は、最近、ラフィーナ様を狙う不振な輩が屋敷周辺をうろついているのを目撃され、屋敷周辺の警備を強化している。
アリード公爵家の屋敷外は警備を強化していたが、庭内の方は、油断して、まだ警備が薄かった。
そのせいか、賊が1人、その庭に侵入し、私とお茶している東屋にいるラフィーナ様を狙ってきた。
「ラフィーナ嬢だな?悪いが死んでもらう!」
「キャー!!」
とっさに、私は叫ぶラフィーナ様の前に飛び出して、かばった。
けれども、賊は、そんな私を邪魔だと言わんばかりに、首をつかみ持ち上げた。
「ぐっ、げほっ」
「邪魔するな!」
「キャー!いやー!
エミリぃーーー!」と叫ぶラフィーナ様。叫んでないで、今のうちに逃げて!
私は何とか賊の腕を振り払おうと、蹴ったり爪をたてたりと抵抗はしたが、ものともされず、人形のように放り投げられた。
ドゴンッ
ガサガサ
投げられた先に木があり、木の幹に頭を打ちつけた。
頭を強く打ち、痛みで、くらっとめまいがしたが、そんなことは気力で抑え込み、すぐに機敏に立ち上がった。
目の前にあった花壇周辺の小石と、やや大きめの庭石をそれぞれつかみ、体制を整えて賊へ突進した。
ラフィーナ様に手をかけようとする賊の背中を狙ってまず小石を投げた。
小石は賊の腰にクリティカルヒットして、賊がぐっと呻いて、鬼のような形相で振り返った。
そこを、私は、助走をつけて飛び上がって賊の顔面に、もう一つの大きめの庭石を叩き込んだ。
まあ、思いっきり叩き投げたというか……。
とにかく、賊を止めるために無我夢中だった。
そんな拙い攻撃でも、賊にダメージを上手く与えられたようであった。
「うぐっ」と顔面を押さえて呻く賊。
賊がまだ呻いている隙に、恐怖で硬直しているラフィーナ様の腕を掴み、全力疾走で屋敷内へ向かった。
「だれかーーー!賊だーーー!!」と声を限りに叫びながら。
運良く、賊に追いつかれる前に、私達の声を聞きつけたアリード公爵家の護衛騎士達が駆けつけてくれた。
その賊は、すぐに捕まった。
何とかラフィーナ様は無事に保護された。
それをみて、安心した私は、貧血を起こした。
吐き気とめまいにクラクラしながら、すぐに周りが紫色の光に包まれたように見えてきた。
どうやら、頭部をちょっと切ったらしく、結構な量の血が流れていたようで、とうとう意識を失った。
血塗れの私の姿は、さぞやラフィーナ様に恐怖を与えてしまっただろうと心配しながら……。
意識を失った私は、異世界の夢をみていた。
そこで、私は乙女ゲームと呼ばれる恋愛を題材としたシュミレーションゲームで遊びながら寝っ転がっていた。
「ああっ、何これ!?
どうしてさ~。
いくらやっても、いつも悪役令嬢ラフィーナが死亡バッドエンドになるな……」と嘆く私。
そして、何気なくゲームパッケージを眺めてみた。
「今時、ライバルの悪役令嬢との友情エンディングの一つは、用意してあるものじゃないの?
まあ、ヒロインのサラも気を抜くと死亡バッドエンドになるし、やけにみんな死亡しやすいな、このゲーム。
攻略対象達も、途中で死ぬことが多いような……。
ホラーゲームみた~い。
ん?あれ、これ………ああっ!」
私は、その時にやっと気がついた。
そのゲームは、いかにも乙女ゲームを装おったザバイバルゲームであった。
さすがに、ホラーゲームではなかったけど。
でも、パッケージとかさ、カラフルでめっちゃ絵師さんが好みの絵なんで、よく調べないで買ってしまったんだよ。
説明書は読まず、ゲームはとりあえずやってみる派ですが、何か?
いやいや、ちゃんと恋愛というか、王子様や宰相の息子とか、定番のイケメン達もでてきて、胸キュンなシーンもあったよ。
でも、説明書にちゃんとザバイバルゲームって、分類が書いてあるってことは、生き残りをかけたゲームだよね。ははーん。
だから、皆よく死ぬのか~。
そんな風に衝撃を受けて、おざなりにゲームを進めたせいか、悪役令嬢ラフィーナが、またもや無惨な死に方をしてエンディングになった。
私は、思わず叫んだ。
「ああっ、だめー!
悪役令嬢でも死んじゃだめぇ~!」
ここで目が覚めた。
目を開けると、見知らぬ天井が見えた。
今の夢は、もしや、私の前世かな……?
意外と夢の内容を覚えており、何だか切なくなった。
でも、夢を見る前なら理解できなかったことが、理解できたり、知識なのか、よくわからない記憶か蘇っているという自覚はある。
やや頭が混乱する中、とりあえず、今の状態から確認することにした。
どうやらあの後、私は、ラフィーナ様のお屋敷の客間で寝かされていたようである。
ふと、気がつくと、やわらかい手が、私の手を握っていた。
もちろん、ラフィーナ様が、私の手を握りながら、泣きつかれたのか、ベッドサイドで座りながらお休みになられている。
可愛い。
天使の寝顔!
私は、頭に包帯を巻かれており、手当てはされているようであったが、目が覚めた途端、頭がズキンズキンと痛みだした。
痛いよ~。
これは不手際極まりないな~。
反省せねば……。
おそらく、傷が直り次第、ルキラ子爵家で厳しく再訓練させられることは、決定事項だろう。
面倒で嫌だなとため息をつく。
でも、こんな私でも、ラフィーナ様を何とか守れたことが嬉しかった。
悪役令嬢なんてどんでもない!
ラフィーナ様は、天使のような子だ。
あの夢でのゲームみたいに、死なせなくて済んだ。
よかった、間に合った~。
何とか、これからも、防ぐぞ!!
そんな強い意志や希望が生まれた瞬間だった。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説

【完】瓶底メガネの聖女様
らんか
恋愛
伯爵家の娘なのに、実母亡き後、後妻とその娘がやってきてから虐げられて育ったオリビア。
傷つけられ、生死の淵に立ったその時に、前世の記憶が蘇り、それと同時に魔力が発現した。
実家から事実上追い出された形で、家を出たオリビアは、偶然出会った人達の助けを借りて、今まで奪われ続けた、自分の大切なもの取り戻そうと奮闘する。
そんな自分にいつも寄り添ってくれるのは……。

【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。
あなたのそばにいられるなら、卒業試験に落ちても構いません! そう思っていたのに、いきなり永久就職決定からの溺愛って、そんなのありですか?
石河 翠
恋愛
騎士を養成する騎士訓練校の卒業試験で、不合格になり続けている少女カレン。彼女が卒業試験でわざと失敗するのには、理由があった。 彼女は、教官である美貌の騎士フィリップに恋をしているのだ。
本当は料理が得意な彼女だが、「料理音痴」と笑われてもフィリップのそばにいたいと願っている。
ところがカレンはフィリップから、次の卒業試験で不合格になったら、騎士になる資格を永久に失うと告げられる。このままでは見知らぬ男に嫁がされてしまうと慌てる彼女。
本来の実力を発揮したカレンはだが、卒業試験当日、思いもよらない事実を知らされることになる。毛嫌いしていた見知らぬ婚約者の正体は実は……。
大好きなひとのために突き進むちょっと思い込みの激しい主人公と、なぜか主人公に思いが伝わらないまま外堀を必死で埋め続けるヒーロー。両片想いですれ違うふたりの恋物語。ハッピーエンドです。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

こんにちは、女嫌いの旦那様!……あれ?
夕立悠理
恋愛
リミカ・ブラウンは前世の記憶があること以外は、いたって普通の伯爵令嬢だ。そんな彼女はある日、超がつくほど女嫌いで有名なチェスター・ロペス公爵と結婚することになる。
しかし、女嫌いのはずのチェスターはリミカのことを溺愛し──!?
※小説家になろう様にも掲載しています
※主人公が肉食系かも?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる