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狩人は自分の獲物を侮辱するものを許さない1
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交響楽団の演奏が終わったパーティー会場で、彼が放った言葉によってこちらに注目が集まる。
ベルン王も顰めっ面で俺たちの絡みを見ていた。
「私は大丈夫よ」
「もし、僕がお相手ならアリスお嬢様が躓くことはなかったと思います」
アリスの冷め切った視線を受けてもアランはこともなげに作り笑いする。だが、彼は一瞬、俺を睥睨する。
金髪の髪、そこそこイケメンだが、体は鍛えられていない。
俺は殺気を放つアランという男を一瞥してからアリスに問うた。
「アリス。こいつ、誰?」
「……この男は……」
俺の質問に対してアリスが答えようとしたが、アランが語気を荒げて突っ込んでくる。
「こいつと言った?貴様、マンチェスター伯爵家の次男であるこのアラン様に向かってどういう口の聞き方だ?」
「伯爵?」
眉間に皺を寄せて、キッと睨んでくるアランに俺は小首を傾げる。
確か、伯爵は公爵より下だったよな。アニエスさんのレクチャーによれば、王侯公爵>公爵>侯爵>伯爵のはず。
つまり、この男の一族は、リンスター公爵位を有しているメディチ家より二段も下で、さらに彼は爵位を引き継がない次男坊。
伯爵家の人間の魔法能力は高くてクラス4。
ちなみにここラオデキヤ王国はクラスがものを言う国だ。だから爵位を持ってないクラス5であっても、爵位を持っているクラス3、4よりかは立場は上だ。
そんな結論を導き出した俺は、無礼極まりない男に向かって自己紹介を始める。
「俺の名は鷹取晴翔。遠い国からやってきた元軍人で、クラス5の召喚魔術師だ。お前のクラスを教えろ」
「っ!クラス5の召喚魔術師だと!?」
アランが目を見開いて、一歩後ずさる。
「す、すげ……軍人だったのにクラス5の召喚魔術師!?」
「百戦錬磨の魔法剣士とかだと思ったのに……」
「優秀な身体能力に魔法的才能……この二つを兼ね備えた男だからこそ、アリスお嬢様のお眼鏡に叶ったわけね……凄いわ」
アランは周りからのざわめきが気に障るのか、思いっきり頭を左右にふり、俺に挑発するような口振りで言う。
「ステータス見せろ!言葉だけだと信用できない!」
「お前が先に見せろ」
「っ!」
俺は今まで体育会系の漢たちとずっと一緒に訓練を受けたり仕事をしてきた。なので、アランの威嚇するような言葉遣いなんぞ、俺からしてみれば、単なる犬の鳴き声程度だ。
俺の堂々とした態度に戸惑ったか、顔を引き攣らせるアラン。そこへアリスが言葉を添えた。
「ハルト、彼はクラス4の土魔法使いよ。もともとクラス3だったけど、一体どういう方法でクラス4になったのかしら?」
と言ったアリスが腕を組んでアランにものすごく冷たい視線を送っている。
その視線を自分への好意と受け取ったのか、アランが胸を反らして怪気炎を上げる。
「アリスお嬢様……この王国の無能な連中は、僕の優秀さをわからないのです。僕くらいの才能だと問題なくクラス5になれますが、無能どもが僕の魔法的才能に嫉妬してレベル5になれないように仕向けているだけですよ!」
その言葉を聞いたベルン王と他の貴族が眉根を顰めてアランを睥睨する。だが、ベルン王が手をあげて何もしないようにと合図した。なので、周りの人たちはアランの失礼な言動に待ったをかけることなく静観している。
静かになったパーティー会場。アランは気持ち悪い笑みを浮かべて続ける。
「だから、僕だけがアリスお嬢様を守れます。その男なんかより僕の方がもっと……」
メディチ家を襲撃した男たちが見せた目と同じだ。
血が騒ぐ。
これで、はっきりした。
この男は排除しないといけない危険人物である。
「あら、そう思っていたのね……なら……」
そう言ってからアリスが突然、俺のシャツの襟を思いっきり引っ張って、
キスをした。
「っ!」
「「な、何?!?!?!!?!?!?!?」」
パーティー会場にいたみんなが驚きの声を発した。もちろん、俺も結構驚いている。人前でこんなことするなんて……アリスらしくない。
いや、この死んでいる目は実にアリスらしい。アリスが俺にだけ向けるなんでもかんでも吸い込むようなネチネチとした視線。
キスが終わり、アリスはご馳走様と言わんばかりにちゅるっと糸を引いている唾を飲み込んで、アランに向き直る。
そして、
「ハルトは私と私の大切な人たちを守ってくれたの。だから、その汚い口で私の男を貶さないで。貴方の全てが気に入らないわ。身の程を弁えなさい。じゃないと、潰すから」
「あ、アリスお嬢様……そ、そんな……」
アリスに素気無くあしらわれてしゅんとするアラン。
だが、
次第に彼の顔には怒りが戻っていき、その震える手を俺に向けて声を発する。
「タカトリハルト!貴様に決闘を申し込む!」
ベルン王も顰めっ面で俺たちの絡みを見ていた。
「私は大丈夫よ」
「もし、僕がお相手ならアリスお嬢様が躓くことはなかったと思います」
アリスの冷め切った視線を受けてもアランはこともなげに作り笑いする。だが、彼は一瞬、俺を睥睨する。
金髪の髪、そこそこイケメンだが、体は鍛えられていない。
俺は殺気を放つアランという男を一瞥してからアリスに問うた。
「アリス。こいつ、誰?」
「……この男は……」
俺の質問に対してアリスが答えようとしたが、アランが語気を荒げて突っ込んでくる。
「こいつと言った?貴様、マンチェスター伯爵家の次男であるこのアラン様に向かってどういう口の聞き方だ?」
「伯爵?」
眉間に皺を寄せて、キッと睨んでくるアランに俺は小首を傾げる。
確か、伯爵は公爵より下だったよな。アニエスさんのレクチャーによれば、王侯公爵>公爵>侯爵>伯爵のはず。
つまり、この男の一族は、リンスター公爵位を有しているメディチ家より二段も下で、さらに彼は爵位を引き継がない次男坊。
伯爵家の人間の魔法能力は高くてクラス4。
ちなみにここラオデキヤ王国はクラスがものを言う国だ。だから爵位を持ってないクラス5であっても、爵位を持っているクラス3、4よりかは立場は上だ。
そんな結論を導き出した俺は、無礼極まりない男に向かって自己紹介を始める。
「俺の名は鷹取晴翔。遠い国からやってきた元軍人で、クラス5の召喚魔術師だ。お前のクラスを教えろ」
「っ!クラス5の召喚魔術師だと!?」
アランが目を見開いて、一歩後ずさる。
「す、すげ……軍人だったのにクラス5の召喚魔術師!?」
「百戦錬磨の魔法剣士とかだと思ったのに……」
「優秀な身体能力に魔法的才能……この二つを兼ね備えた男だからこそ、アリスお嬢様のお眼鏡に叶ったわけね……凄いわ」
アランは周りからのざわめきが気に障るのか、思いっきり頭を左右にふり、俺に挑発するような口振りで言う。
「ステータス見せろ!言葉だけだと信用できない!」
「お前が先に見せろ」
「っ!」
俺は今まで体育会系の漢たちとずっと一緒に訓練を受けたり仕事をしてきた。なので、アランの威嚇するような言葉遣いなんぞ、俺からしてみれば、単なる犬の鳴き声程度だ。
俺の堂々とした態度に戸惑ったか、顔を引き攣らせるアラン。そこへアリスが言葉を添えた。
「ハルト、彼はクラス4の土魔法使いよ。もともとクラス3だったけど、一体どういう方法でクラス4になったのかしら?」
と言ったアリスが腕を組んでアランにものすごく冷たい視線を送っている。
その視線を自分への好意と受け取ったのか、アランが胸を反らして怪気炎を上げる。
「アリスお嬢様……この王国の無能な連中は、僕の優秀さをわからないのです。僕くらいの才能だと問題なくクラス5になれますが、無能どもが僕の魔法的才能に嫉妬してレベル5になれないように仕向けているだけですよ!」
その言葉を聞いたベルン王と他の貴族が眉根を顰めてアランを睥睨する。だが、ベルン王が手をあげて何もしないようにと合図した。なので、周りの人たちはアランの失礼な言動に待ったをかけることなく静観している。
静かになったパーティー会場。アランは気持ち悪い笑みを浮かべて続ける。
「だから、僕だけがアリスお嬢様を守れます。その男なんかより僕の方がもっと……」
メディチ家を襲撃した男たちが見せた目と同じだ。
血が騒ぐ。
これで、はっきりした。
この男は排除しないといけない危険人物である。
「あら、そう思っていたのね……なら……」
そう言ってからアリスが突然、俺のシャツの襟を思いっきり引っ張って、
キスをした。
「っ!」
「「な、何?!?!?!!?!?!?!?」」
パーティー会場にいたみんなが驚きの声を発した。もちろん、俺も結構驚いている。人前でこんなことするなんて……アリスらしくない。
いや、この死んでいる目は実にアリスらしい。アリスが俺にだけ向けるなんでもかんでも吸い込むようなネチネチとした視線。
キスが終わり、アリスはご馳走様と言わんばかりにちゅるっと糸を引いている唾を飲み込んで、アランに向き直る。
そして、
「ハルトは私と私の大切な人たちを守ってくれたの。だから、その汚い口で私の男を貶さないで。貴方の全てが気に入らないわ。身の程を弁えなさい。じゃないと、潰すから」
「あ、アリスお嬢様……そ、そんな……」
アリスに素気無くあしらわれてしゅんとするアラン。
だが、
次第に彼の顔には怒りが戻っていき、その震える手を俺に向けて声を発する。
「タカトリハルト!貴様に決闘を申し込む!」
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