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03 胸いじり ※
しおりを挟む思わぬ事実を言い当てられて、どきりとさせられた。
「おw。団長のファーストキス、もらっちゃいました~!!」
詰め所がブーイングの嵐に包まれた。
「うらやましすぎる!」
「処女確定じゃねーか、この野郎!」
「キツキツマンコかよ~。オレ、絶対メス堕ちさせてトロまんにするわw」
思い思いの言葉を浴びせられ、背筋がぞわりとした。
今までこの第七騎士団に団長が就任しても、数週間ともたない理由。
それがようやく分かった。
歓迎会と称して温かく迎え入れたのち、こうやって今までにも他の団長を辱めてきたのだ。
恥辱の果てに団長位の返還を申し出て去って行った。
そういうことだ。
「あ。もしかしてオレ達がいっつもこんな事してると思ってます? ざ~んねん。クレイグ団長に来てほしくて、今までたくさん悪さしただけですよ」
「……なん、だと……?」
すると不意に右手をとられた。
騎士が姫君に誓うような敬愛のキスが手の甲に贈られる。
添えられた指に熱が灯る。
「叙勲式で見てからずうっと団長のこと、抱きたかったんですよ。そしたら公爵令嬢とご婚約成立でしょ。
来月には挙式だって聞いたから、オレ達、団長を引き当てようと色々がんばったんですよ」
「何を馬鹿げたことを――!」
一笑に付そうとしたが、雄っぱいをもみしだかれて最後まで言えなかった。
クリ、クリクリッ♡♡
小太り男が下から胸をすくいあげながら、乳首のあたりを丹念にいじってくる。
上半身はもはや白いシャツ一枚だった。そのボタンもはずされ、汗くさい男の手に乳輪をなでられる。
「んンん――ッ♡♡」
「おほ。団長は雄っぱいが弱点♡ 乳首、乳首っと。今からじっくりコリコリしてあげますからねぇ」
「やめろ! その手をどけないかっ……この、卑劣漢どもが……っ!!」
「あれれぇ? 団長の乳首見つからないなあ。もしかしてこの恥ずかしがって隠れちゃってるコかなぁ」
くりくり、くり、ぷにゅぅうう♡♡
陥没していた乳首にロックオンされ、太い指でこねくりまわされる。
首筋には部下の荒い息が今も当たって、悪寒がとまらない。
「恥ずかしがり屋さんはみんなに見てもらいましょうね♡」
「やめっ!」
シャツをはだけられた。
鍛え上げられた体を他人に見せるのは嫌いではなかったが、こんな形ではごめんだった。
「はい。団長の雄っぱいは陥没乳首でしたぁ♡」
部下たちの視線がいっせいに胸にそそがれる。
胸や乳首にしつこくつきまとい、見えない熱を注入される。
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