『結婚間近』で騎士団長たる私が部下たちのオナホなんかになるわけないっ!

雲丹はち

文字の大きさ
上 下
3 / 6

03 胸いじり ※

しおりを挟む


思わぬ事実を言い当てられて、どきりとさせられた。

「おw。団長のファーストキス、もらっちゃいました~!!」

詰め所がブーイングの嵐に包まれた。

「うらやましすぎる!」
「処女確定じゃねーか、この野郎!」
「キツキツマンコかよ~。オレ、絶対メス堕ちさせてトロまんにするわw」

思い思いの言葉を浴びせられ、背筋がぞわりとした。
今までこの第七騎士団に団長が就任しても、数週間ともたない理由。
それがようやく分かった。

歓迎会と称して温かく迎え入れたのち、こうやって今までにも他の団長を辱めてきたのだ。
恥辱の果てに団長位の返還を申し出て去って行った。
そういうことだ。

「あ。もしかしてオレ達がいっつもこんな事してると思ってます? ざ~んねん。クレイグ団長に来てほしくて、今までたくさん悪さしただけですよ」
「……なん、だと……?」

すると不意に右手をとられた。
騎士が姫君に誓うような敬愛のキスが手の甲に贈られる。
添えられた指に熱が灯る。

「叙勲式で見てからずうっと団長のこと、抱きたかったんですよ。そしたら公爵令嬢とご婚約成立でしょ。
来月には挙式だって聞いたから、オレ達、団長を引き当てようと色々がんばったんですよ」
「何を馬鹿げたことを――!」

一笑に付そうとしたが、雄っぱいをもみしだかれて最後まで言えなかった。

クリ、クリクリッ♡♡

小太り男が下から胸をすくいあげながら、乳首のあたりを丹念にいじってくる。
上半身はもはや白いシャツ一枚だった。そのボタンもはずされ、汗くさい男の手に乳輪をなでられる。

「んンん――ッ♡♡」
「おほ。団長は雄っぱいが弱点♡ 乳首、乳首っと。今からじっくりコリコリしてあげますからねぇ」
「やめろ! その手をどけないかっ……この、卑劣漢どもが……っ!!」
「あれれぇ? 団長の乳首見つからないなあ。もしかしてこの恥ずかしがって隠れちゃってるコかなぁ」

くりくり、くり、ぷにゅぅうう♡♡

陥没していた乳首にロックオンされ、太い指でこねくりまわされる。
首筋には部下の荒い息が今も当たって、悪寒がとまらない。

「恥ずかしがり屋さんはみんなに見てもらいましょうね♡」
「やめっ!」

シャツをはだけられた。
鍛え上げられた体を他人に見せるのは嫌いではなかったが、こんな形ではごめんだった。

「はい。団長の雄っぱいは陥没乳首でしたぁ♡」

部下たちの視線がいっせいに胸にそそがれる。
胸や乳首にしつこくつきまとい、見えない熱を注入される。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

禁断の祈祷室

土岐ゆうば(金湯叶)
BL
リュアオス神を祀る神殿の神官長であるアメデアには専用の祈祷室があった。 アメデア以外は誰も入ることが許されない部屋には、神の像と燭台そして聖典があるだけ。窓もなにもなく、出入口は木の扉一つ。扉の前には護衛が待機しており、アメデア以外は誰もいない。 それなのに祈祷が終わると、アメデアの体には情交の痕がある。アメデアの聖痕は濃く輝き、その強力な神聖力によって人々を助ける。 救済のために神は神官を抱くのか。 それとも愛したがゆえに彼を抱くのか。 神×神官の許された神秘的な夜の話。 ※小説家になろう(ムーンライトノベルズ)でも掲載しています。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

少年達は毛布の中で一晩放置される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

スパイは無様な姿で情報を絞り出される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

無慈悲な機械は逃げる穴を執拗に追いかける

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

少年探偵は恥部を徹底的に調べあげられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

かわいい息子がバリタチだった

湯豆腐
BL
主人公は、中田 秀雄(なかた ひでお)36歳サラリーマン。16歳の息子と2人暮らし。 残業で深夜に帰宅したとき、息子・真央(まお)が男と性行為をしている姿を目撃してしまう! 【注意】BL表現、性描写がかなりあります。

生意気な少年は男の遊び道具にされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...