12 / 15
12 見せつけプレイ ※
しおりを挟む「あれれ? だめじゃないか。ゼル。大切な幼なじみなんでしょ。問題ないって言わないと」
ぐぷちゅん、という抽挿音とともにエルシャのむじゃきな声が背後から響く。
その小さな手は今も自分の尻を掴んで離さない。
睨もうとしたが、もう自分の弱いところを知り尽くした少年は簡単に腰を揺らして、急所を突いてくる。
「ゃ……ぁ! だめだ……ソコ……は……ッ!」
「ソコってどこかなあ。手前? それとも奥?」
「――やめろと言って……ひぅッ♡」
鼻にかかった甘い声が漏れてしまう。
もう何回射精されたことか。エルシャの性欲は留まるところを知らない。
先ほども体をつなげたまま、奴隷商人に水晶玉で連絡しろと命じられた。
水晶ごしに見た商人は、エルシャではなく自分が出てきたことにひどく驚いていた。
何度も彼を出せ! と言い張ったが、出せば自分が彼とセックスしていると告げるようなものだ。
(そんなの言えるわけがない……!)
必死に彼の責め苦に耐えながら、貴様はオーナーに見捨てられたんだと言ったまでは良かった。
問題はそのあとだ。ミシェルと部下たちが、ヤツのいる小部屋に突入してきて、あっという間に商人を連行していった。
商人は口でごまかせても、幼なじみのミシェルはそうはいかない。
必死に声を殺したが、彼は怪訝な顔を変えてくれなかった。
「最高だったよ。君が必死に幼なじみの前で口許を手でおさえて、喘ぎ声を我慢してるところ。ぼくのがちょっとだけ漏れたの、分かったよね?」
「、知るか……っ!」
「ひどいなぁ。あんなに甘えた声で懇願してたくせに。ねえ、ぼくと彼、どっちがセックスが上手?」
「そ、んなの知らな――ぁ、ひっ、ぃ、ンん、ぅ♡」
ずろろろ、とゆっくり抜かれるとそれだけで彼の性器を待ちわびてしまう。あの熱くて、硬く、太い肉棒を奥まで押し込んでほしいと願ってしまうのだ。
「この辺りじゃ君の幼なじみを知らないヤツはいないよ。ミシェル副団長。うちや他の店でも、たくさん女を抱いてる無類の女好き。でも知ってる? 彼が決まって抱く女は、君と同じ栗毛色の髪と目を持つ女なんだって。まるで君を抱きたくてたまらない男の行動に見えるよね?」
「――あいつは、そんな男では……ないっ……!」
「へえ。そういうこと言うんだ」
エルシャの声が冷たいものに変わった。振りかえると、目をすがめて冷淡な目つきでこちらを見下ろしている。
ふと、扉の外でいさかいの声が聞こえた。
『あいつはどこだと聞いてるんだ!』
ミシェルだった。
彼の声はどんどんこの部屋に近づいてきている。
(こんな姿を見られたら――!)
連絡用に着せられたシャツの襟をかきあわせて、エルシャをふりほどこうとする。
しかし、それはできなかった。
手や足が見えない力に圧迫されて、四つんばいから起き上がることもできない。
魔法だ。
かなり上級の拘束魔法をかけられている。身じろぎひとつできなかった。
「ねえ。君の幼なじみに見せてあげようよ。君がぶざまにイクところ。こうやってぼくのおちんちん何回もくわえこんで、淫乱な体になっちゃったって見せてあげよ? ね」
耳に熱い息を吹きかけられる。自分の子どもちんぽに小さな手をかけてくる。
「――ゃめ……!!」
叫ぶと同時に扉が開け放たれた。
仰天したミシェルの顔が目に入る。と同時にエルシャの指に強く竿をしごかれ、亀頭を爪でほじられた。
ぐぷちゅん、と間髪いれずに巨根を押し込まれる。
ミシェルは呆然とした顔で自分を見ていた。
(こんな姿、見せたくないのに――!)
「わあ、すごい。ゼルのナカすっごい熱々とろとろだね。幼なじみに見られて感じてるんだ。この淫乱♡」
「ゃ、あぁ、ぁ、ぁ! 見るな、見ないでくれ――! ひぃ……っ……ン♡♡」
どたぷん、とかつてないほどにエルシャが大量に中出ししてるのが分かる。
それと一緒に、自分も射精した。
もう薄くて水っぽい精液しか出てこなかったのに、ミシェルに見られてものすごく感じているのが分かる。
ぷしゃぁぁ、と勢いよく精液が飛び散り、ベッドのシーツを汚した。
「ほうら。全部だすとこ見てもらおうね」
「やぁ! もう、しごく、な……ぁ……ッ」
そんなに強くしごかれたら尿意を催してしまう。
しかしエルシャは何もかも分かっていると言わんばかりに、尿道を刺激し、亀頭の笠を指でほじった。
「だめぇぇ……ぇ、ぇ、ぇ……ッ! イっちゃ……ぅ、ぅ、ぅ、ぅぅうう♡♡」
艶やかな悲鳴とともに、おもらしをしてしまう。
その光景はすべて、ミシェルに見られていた。
恥ずかしさで死ねるものなら、このまま死にたかった。
自分のあられもない姿を、子どもの頃から一緒に育った幼なじみに見られた。
余すところなく、全て。
魔法による拘束がとかれてベッドに倒れ込むと、ナカで逆流したエルシャの精液が結合部から漏れた。ゆっくりと『彼』も体内から出て行く。
10
お気に入りに追加
257
あなたにおすすめの小説
牛獣人はお世話係にモウモウ夢中!俺の極上ミルクは美味しいでしょ?
ミクリ21 (新)
BL
貴族に飼われている牛獣人アルベドは、良質な極上ミルクを出すためにお世話係は厳選されている。
アルベドのお世話係になったラーミアは、牛のお世話はしたことあっても牛獣人のお世話は初めてだった。
「僕は可愛い牛のお世話がしたかったのに、色気の溢れるイケメン牛獣人なんて求めてません!」
「まぁそう言わずに、一杯俺のミルク飲んでみなよ」
「な…なんて美味しいミルクなんだ!?」
禁断の祈祷室
土岐ゆうば(金湯叶)
BL
リュアオス神を祀る神殿の神官長であるアメデアには専用の祈祷室があった。
アメデア以外は誰も入ることが許されない部屋には、神の像と燭台そして聖典があるだけ。窓もなにもなく、出入口は木の扉一つ。扉の前には護衛が待機しており、アメデア以外は誰もいない。
それなのに祈祷が終わると、アメデアの体には情交の痕がある。アメデアの聖痕は濃く輝き、その強力な神聖力によって人々を助ける。
救済のために神は神官を抱くのか。
それとも愛したがゆえに彼を抱くのか。
神×神官の許された神秘的な夜の話。
※小説家になろう(ムーンライトノベルズ)でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる