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09 初めてのメスイキ ※

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「嘘つき」

どちゅん!

勢いよく竿をぶちこまれた。待ち焦がれた肉竿が体内の空白をあますところなく埋めていく。

「ぼくに嘘つく悪い子にはお仕置だよ。とりあえず本気の出し入れするから」

無慈悲な言葉とともに激しい抽挿が始まった。
ぐぷんと、短く引き抜かれたらすぐさま奥まで押し込まれる。
奥までつまった亀頭がグリグリとひだをねじる。さっさと堕ちろと言わんばかりの動きに、唇を噛み締めて堪えた。
けれどそんな足掻きもムダとばかりに今度は尻を叩かれた。

「ふふ。ゼルはお尻たたかれるとナカがよく締まるタイプなんだ。かわいいねぇ」

ぱん、ぱん、と叩かれるたび体が勝手に反応してしまう。

「ぃ、ゃ、ぁ! それ、……やめ…なさ…い……っ!」
「またぼくのこと、子ども扱いしてる。ぼくの手で十一回もイかされた『よわよわちんぽ』のクセに」
「ぅるさ……ぃ。それは、君がかってに……ひゃン!」

一番奥を突かれるたび、尻を叩かれて変な気分になる。

(このまま……いったら……まずい……!)

両手を握りしめて必死に耐えようとしたが、エルシャに抱きつかれた。
ふりほどこうと体を揺らしたが離れない。
ぎゅっとしがみつかれ、ちんぽを激しく抜き差しされる。
ぶちゅ、びゅる、ぐぷんっ!
ケダモノに犯されるみたいにエルシャの肉棒が抜けない。
どんどんエルシャの息が上がっていく。彼の射精が近い。
ふと脳裏に、エルシャが射精した時の光景がよみがえった。
白いねばっこい液体が透明なオナホを満杯にするほど、出ていた。
あの時よりもエルシャの腰の動きは激しい。
きっとあの一回目よりもすごい量になる。

(あれよりも多く出されたら……私は……戻れなくなる!!)

ふいに恐怖に襲われた。
彼の精液を満たされる恐怖。
体の感覚がきっと変わってしまう確信。
そして、これが残り29回もあるという事実。

「やぁ!! 抜けぇ、抜いてぇ……!!」
「ダメだよ。勝負を続けるんでしょ?」
「もう! わたしの負けでいい、から…ぁ…! だから抜けぇ!」

ぐぷん、とより抽挿が激しくなった。
エルシャの体がより強く腰にしがみつく。

「小人族の本気、見せてあげる♡」

言うなりエルシャが盛大に射精した。
ぶ、びゅるるルるる!!!
射精はとまらない。五秒たってもずっと出し続けられ、ねっとりとした液体が逆流して体内をせりあがってくる。

「ぃ……や…ぁ……♡ こんなの、むり…ぃ…!!」

身をよじるがそのたびにエルシャもひっついて来て離れない。
そのまま三十秒たっぷり射精させられて、体がゆっくりと作り替えられていく。
同じ男に中出しされて悦ぶ体に感覚が変化されてしまう。

「っ。ぼくら、小人族の精液は……っ…催淫剤の原料になっててね。フ、ゥッ。こうやって中出しすると、気持ちよくて、たまらなくなるんだ…っ…」

(小人族の精液? 確か前にも似たような話をどこかで……?)

だがそんな思考はすぐエルシャの手で引きはがされる。
何度も叩かれた尻をまさぐられ、小さな手でつかまれた。
それだけで全身に快楽の電流が走った。

「やだ……ぁ……! イキたく、な…ぃ…! イキたくな──ぁ、ぁ、ぁ、イやぁぁァぁぁ……ぁぁあああ!!」

もう精液は出なかった。
それなのに気持ちよくて全身がふるえる。

「メスイキしたね」
「……?」

聞いたことのない言葉に、涙とよだれでよごれた顔を向けると、エルシャは満足そうな顔を浮かべていた。

「射精なしに絶頂することだよ。ゼルが男に抱かれて感じる体になった証だよ」
「っ。きみは……男じゃなくて、こどもだろう……!」
「へぇ、まだそういうこと言うんだ。これはゼルが体で理解してくれるまで頑張らないといけないな」

ずるり、と抜かれた竿はふたたび立ち上がっていた。
まだこの勝負は続く。
そう言わんばかりにエルシャが顔を近づけた。

「あと29回分、しっかり体で奉仕してね。騎士団長さま」
「っ。この……変態……! くそがき……!」

悪態をついたがエルシャを喜ばせるだけだった。


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