若さまは敵の常勝将軍を妻にしたい

１１ 舐める ※

「やめっ……ッ♡　そんなとこ、きたな……ぃ！」

ヴィルヘルムはベッドに寝かされ、足を大股開きにさせられていた。
股のあいだにカイルが割り込み、足を閉じられない。

「なに言ってる。オレたちの間では、女のココは神聖な場所なんだぞ。丁寧に優しく扱わなくちゃいけない」

（私は女じゃない！）

身をよじるが、カイルの体は絶対に股のあいだから離れなかった。
小さな豆粒に熱い息がかかる。
ほんの一時、カイルの雄を受け入れたソコは十分に受け入れる準備ができていた。
準備ができていることは屈辱だったが。

「舐める必要はないだろうっ！　せめて、手で……！　手にしてくれ！」

あれほど深い口づけを交わしたあとだ。
いやでもカイルの肉厚な舌を思い出してしまう。
それはもう元いた場所に戻れないことを意味している。

「仕方ないなあ。あとで文句いうなよ？」
「それはどういう……？」

ぬちゅ。

とカイルの太い指が体内に入ってくる。
熱い肉ひだに冷たい指先が心地いい。ホッと息をつけたのも束の間だった。

「オレの奥さんの弱いポイントはどこかな？」

ぐるんと指が回転し、肉ひだをそこらじゅう押してくる。弱々しい力で敏感な媚肉をいじられる。
途端に火がついたように体じゅうが燃え上がる。

「や……っ、ぁ、ァ、っ……ナニこれ……ぇ♡」

なんとも言いがたい掻痒感に襲われ、身をくねらせる。
腰が勝手に浮き上がり、いやらしい動きを見せた。まるで娼婦の腰振りみたいに。

「お。ここが弱いのか。じゃあもっと気持ち良くしてあげないとな」

小さな豆粒にカイルの息がかかる。熱い吐息に内ももが勝手に震えた。

「あは。期待してるのかな。じゃあ、期待には応えないと、な」

ぢゅぅぅぅう♡♡♡

思いっきり小さな豆粒を口で吸われた。生温かい舌の上であっけなく転がされる。

何度も、何度も、何度も。

女性器の入り口にあるびらびらをカイルの指に摘ままれる。
ぐりぐりと指を互い違いに動かされると、目眩がした。

「やぁぁぁ――ぁぁ――ぁぁああ！！　……っ♡　っ♡」
「いいぞ。イッても。オレにお前のメスイキ見せてくれよ。女の子の体の方でな」

前歯で豆粒を甘噛みされる。柔らかい舌と硬い歯でなぶられるたび、体内に入ったカイルの指をきつく締め付けてしまう。

「やだ……イキたくなぃ……やだぁぁ……ぁ……ぁぁあああ！」

シーツを口で噛んで耐え抜こうとするが、カイルの責めは強烈だった。

「ほうら。指もう一本増やしてあげるからな。これはどうだ？」

太い指を足され、体内でばらばらに動く。浅い部分を二本の指で広げられるたび、自分のメスが喜悦を上げる。

「女の子になっちゃっていいんだぞ。なにせオレの妻になるんだから、な」

ちゅぽん。
豆粒を吸っていた唇がようやっと離れる。

終わりかと思った瞬間、体内に入れられていた二本の指が激しい勢いで動く。
奥の媚肉を突いたかと思えば、浅い入り口に戻る。
まるで本物の挿入を思わせる激しさで、指を出し入れさせられる。

「アァ！　ぁ、ぁ、ぁ……らめぇ！　ゆび、ぐちゅぐちゅ入れる、なぁァ――っ♡」