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第十二話 本番(二) ※
しおりを挟むみちっ♡ みちっ♡
柔らかい肉ひだが肉棒によって押し開かれていく。
直腸までの穴を一気に開通させられ、息ができない。
強引に開通させられた場所はまさに初体験のゾーンで、恐怖と期待に腰がさざめいた。
「お。大賢者さまの処女ゲット。こんな奥まで入れられたこと、やっぱりなかっただろ」
「ぁ……ゃ……くっ……ぅ♡」
息苦しさに背中が反り返って背骨が軋む。
空気を取り込もうとすれば体内の奴の質量がダイレクトに脳に響き、それが呼び水となって大賢者となった今も再び男に抱かれている事実を突きつけられる。
(こんな……奴に……私が……負けるものか……ッ)
ヘンリックの腹に手をついて腰を引き上げようとするが、奴の両手に邪魔されてできない。
「だめだめ。処女穴貫通させられた実感もっと味わってくれよ。ほら、ケツに俺の金玉当たってるの、分かるだろ。これが根元まで入ってる証拠」
ばちゅん♡
奴が片膝を上げて、精嚢を尻にくっつけてくる。
それだけで体内の肉棒が揺れて、初めて迎え入れた場所の肉ひだを容赦なくいじめてくる。
亀頭がしゃぶりつくように初めて男を知った肉ひだへ吸いつく。
亀頭の笠が引っかかって押し出せない。
(やだ……こんな長いの、いつまでも入れてたら……ッ)
ぐりゅん♡
突如、腰を左右に回らされる。
すると奴の亀頭が全く違う肉ひだに襲いかかる。
純白の新雪を荒々しく蹂躙され、あられもない悲鳴が漏れた。
「ひ――ンんっ♡♡」
「お~腰にクるね。その声。吸いつきもたまんねーわ。まじで賢者から淫魔に鞍替えしろよ。なあ、レスター」
「ッ!!」
名前を急に呼び捨てにされ、そのショックでまた肉ひだがきつく締まってしまう。
(いやだ。こいつに悟られたくないの、にっ!)
屈辱に顔を歪めると、奴がにんまりと笑う顔が見えた。
「大賢者さまはお名前呼ばれると、メス穴が締まっちゃうのか。じゃあ、たくさん呼んでやらねーとな」
「待て――!」
奴の口を塞ごうとするも、今度は手首を掴まれた。
腰が自由になった代わりに、今度は奴が自分の腰を使って突き上げてきた。
「~~~~ッ♡♡♡♡」
今までよりももっと奥へ亀頭が入り込もうとする。
もう根元までしっかりくわえこんでいるのに、それでもまだ貪欲に処女穴を堪能しようとしてくる。
「ほらもっと啼けよ。レスター」
どちゅん♡ どちゅん♡ ぐりりんっ♡
突き上げとひねりが加えられて、もはや奴の口をふさぐどころではなかった。
徹底的に処女穴を亀頭でほじくり返され、腹に響かすように最奥をトントンされる。
元遊び人だった身体は男の性技に陥落しかかっている。
今夜初めて暴かれた肉ひだはすでに従順なメスとなって、奴の亀頭を悦んで迎え入れている。
その形を必死に覚え込もうと、亀頭の反りから笠のかたち、長くそそりたつ肉竿に浮かび上がる太い筋。その全ての位置を身体に刻みつけようとしていた。
「ッ♡ ぁ♡ ァ♡ やぁぁァァァァ♡♡♡」
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