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第九話 脅迫(六) ※
しおりを挟むあまりにイキすぎて下半身に力が入らなくなりかけても、ヘンリックが退く気配はなかった。
さっさと挿れるものとばかり思っていたら、仰向けのまま奴の巨根を内ももで挟まされた。
ぬぢゅっ♡ ぬぢゅっ♡ ぬぢゅっ♡
太ももの内側を熱く硬い肉棒がすべり抜ける度、イッたはずの股間に熱がともる。
しかも内ももを抜けた瞬間、奴の亀頭が私の小さな精嚢をしつこく小突く。
精液を出し切ってからっぽの精嚢に、今度は奴の先走りをひっかけられた。
この程度でからっぽになる私の性器を嘲笑されているようで腹が立つ。
「いいよなぁ。こういう素股。しかも大賢者さまの内ももは娼婦並みにすべすべと来てる。こうやってきつく挟み込むと、俺のチンコ硬くなってるの分かるだろ?」
モノを扱うように両足で巨根を挟み込まされる。
「さっさとイケ……ッ。この粗チンがっ!」
「こんなにちっさいと巨根の良さが分かんないのかな? それじゃあ一発出すから男の射精ってやつをしっかり見とけよ」
自分を抱いてきた男の射精など、今まで何度も見てきた。
猿のように腰を振って出し切る奴、太さはあっても短いせいで女を孕ますことすらできない奴。
有言実行レベルの男など一人もいなかった。
コイツもどうせ変わらない。
嘲弄の笑みを浮かべてヘンリックを笑い飛ばそうとした瞬間、猛然と内ももに肉棒をこすりつけられた。
竿に浮かんだ太いシワが内ももに食い込む。
股間が奴の先走りで濡れそぼり、白い水たまりを形作る。
なかでも亀頭が私の精嚢を持ち上げ、押しつぶしてくる。
(な……ンだ……コレ……ッ♡)
今までの男たちとは隔絶した勢いと熱量に身体が圧倒される。
腹の底からじわりと恐怖がしみ出して、上半身が逃げを打つ。
だが背後へ下がろうとするたび、両足を元の位置に引きずり戻される。
「いいね。あんたの怯えたその表情。もっと引きずり出してやりたくなる……ッ」
足をさらに高く持ち上げられ、今まで精嚢を突いていた亀頭が細い肉茎にすべり落ちてくる。
卑猥な形をした二本の竿が目の前で密着し、同じ色合いの精液に染まっていく。
「向かい合って素股するなら、ココ攻めてやらないと、な!」
にゅ、ぢゅるん♡♡
二回りは大きい肉棒のさきっぽでよだれを垂らす亀頭が、小さな肉茎の笠に当たった。
「~~~~ッ♡♡♡♡」
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