大賢者たる私が元遊び人のはずがない!

雲丹はち

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第五話 脅迫(二) ※

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精液をたっぷり吸いこんで濡れたえんじ色のローブを押し付ける。

「ッ。誰がそのような真似、するものか!」

どうやらまだ自分の立場が分かってないらしい。簡単にローブを下げる代わりに、己のベルトに手をかけた。

「ふ~ん。舐めるだけで良かったのに。……今のを拒否するんなら、俺のチンコのお世話してもらわないとな」

チャックを引きずり下ろし、レスターの痴態でふくらみきった肉棒を取り出した。
正直これほど自分好みのイイ反応をしてくれるとは思わず、睾丸ははちきれんばかりだ。
精液がぱんぱんに詰まっているのが自分でも分かる。

太くそそり立つ肉棒はわずかに左曲がりで、勃起した効果なのか太い筋がいくつも浮き上がっていた。
亀頭からは早く突っ込みたいとばかりに透明でもったりとした先走りが漏れ、薄桃色の亀頭を濡らしていた。
室内のランプでぬらぬらと光っている。

「やっ……なんだ、その……巨根は……ッ」

信じがたいものを見る目つきでレスターが驚きをあらわにする。

「お。今まで抱かれた男たちよりおっきくてびっくりしちゃった?」

ここまで太くなったのを見るのは俺でも初めてだ。
おそらく昔年の恨みとにっくき宿敵を抱ける征服欲に、今までにないほど肉欲が高まっているせいだろう。

実際、さっさとぶちこみたい。
濃厚な口づけをかました時の反応ぶりといい、射精したときのイキっぷりといい、時間をかければかけるほどこいつは反応が良くなるタイプだ。
おそらく乳首も弱いだろう。

ぶちこみながら指でつねったらどんな風にナカがうねるのか早く知りたい。
実験と考察を生業とする錬金術師ならではの学問的欲望と肉欲がまじりあって興奮がとまらない。
思わぬ事態に顔を青ざめるレスターにつめより、耳の裏側を指の腹でなでてやる。

「っ♡ ッ♡」

耳も弱いときた。
ハイエルフの血がちょっぴり混じっていると聞いたが、そのせいかもしれない。

「ベッドで一晩中ぶちこんでほしいだろ?」

レスターの碧眼が潤んだ。青く揺らめく瞳の奥で奴が葛藤しているのがわかる。
体内から訴えられる肉欲に従いたい気持ちと、宿敵に抱かれる屈辱とがものすごい速度でグルグルとせめぎあっていた。

最後通牒とばかりに、子供ちんちんの上へ俺の巨根を乗せてやる。精液のたっぷりつまった睾丸で押しつぶしてやると、奴の目が肉欲に負けた。

「――っ、は、ぃ……ッ♡」


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