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人生行路編
16話 見学会ー後編ー
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前回のあらすじ
アノールと共に『ミステリウム魔法学園』の見学会に来ていたところを、アノールの同級生であるライ・ブレス先輩に遭遇し、女子寮に案内すると言い出し、男子生徒が女子寮に行くってありえなくないかと思ったが、アノールに自分のクラスに女子寮の監督生がいるとの話を聞き、そのままアノールたちのクラスに。そこで、エレノア・カトレア先輩に運命の出会い(違う)をし、私はエレノア先輩に引き取られ、女子寮に向かったのであった。
*
女子寮に向かっている途中、エレノア先輩が『生徒会の書類を出したいので、ここで待っていてくださいね』と職員室の中へ入って行った。職員室は一階。そこから女子寮は近いのか? と内心楽しみにしている私のもとに、なんか見たことのある男性が近づいてきた。でも、普段着とは違うし、髪型も少し違う気がする。一応頭下げておくかと、謎の防衛線を脳内に張り、おそらく先生と思われる男性にすれ違いざまに頭を下げると、肩を掴まれた。
「な、ななななななななんでしょうか?」
私は恐る恐る顔を見上げると、そこには眼鏡姿のルイさんがいた。
「はぇ?」
思わず変な声を出すとルイさんはニコッと笑った。
「ルナさん。今朝ぶりですね」
「そうですね! じゃないですよッ! な、なんで!?」
「すみません、説明してませんでしたね。私、この学園の教師なんです。しかも、魔法学の担当」
えっ!? じゃあ、魔法を教えていた時のあの異様なスパルタ力は……。
「教師ならスパルタか」
「何か言いましたか?」
「言ってないです!!」
首を左右に振って誤魔化すと、フフッと笑われてしまった。アランさんルイさん怖いよ~。今めっちゃアランさんが恋しいと思った。いくら変態でも、ルイさんを止めれるのはアランさんしかいないよー!
「お待たせしまし……って、マーティン教授ではありませんか」
マーティン?? 誰それ?
「マー!?」
マーティンって誰? と問おうとしたところ張り付いた笑みを浮かべるルイさんに足を踏まれた。痛い。
「カトレアさん、彼女の案内をしてくださってありがとうございます」
「いいえ。マーティン教授のお知り合いなのですか?」
「えぇ。親戚なんですよ。アノールくんも私の親戚というのはご存じなんですよね? 彼女も親戚なのですが、遠い親戚でここ最近独り立ちをしたいと言って、今は私の家で独り立ちの仕方を教えているところなんです。カトレアさんも彼女に色々教えてあげてください。なんせ世間を知らない箱入り娘だったんですから。ねぇルナさん?」
話し合わせろと言わんばかりのどす黒いオーラと笑みを出すのをやめていただきたい。言われなくとも話し合わせるし! 転生者って言ったら色々あるかもしれないし誰にも教えないわよ。
「そ、そうなんですよ~。ルイさんご迷惑をかけてすみません」
「気にしなくていいんですよ。貴女の成長を見守れてうれしいですから」
それは本音なのか? と疑いたくなる笑顔やな。怖い。
「仲がよろしいんですね! あっ、ルナさんそろそろ女子寮に案内しますね。女子寮は校内にあるのではなくて、もう一つ建物が各寮になります。一階は一年生。二階は二年生。三階は三年生になってます。今回は一階にある一年生の女子寮に案内しますね」
「じゃあ、ルナさんをよろしくお願いしますね。私は書類を片付けなければなりませんので。ではまた」
ルイさんはそう言うと、職員室の中へ入って行った。そして私は校内から寮に行ける廊下を歩き出した。
「寮は五つあるの」
「五つもですか!?」
「えぇ。説明するわね」
リオール寮……知識と真実を追求する寮。一般家系が多い。進路は自由に選べる。
ルーン寮……古代などの歴史や魔法を学べる寮。研究員の家系が多い。進路は研究家や教師。
アデル寮……貴族の血を引き、リーダーシップと威厳を兼ね備えた人にふさわしい寮。進路は家業や後継ぎ。
ケストレル寮……自由と独立の精神を持つ人に適した寮。歴史的な家系が多い。進路は教会や聖騎士。
ファリス寮……光と真実の導き、正義と誠実さを持ち、正しい道を示す人にふさわしい寮。白魔法が得意とする家系が多い。進路は教会や魔法使い、魔術師。
「寮は五つとも建物で別れています。ちなみに私はファリス寮の監督生です。各寮に監督生がいますから、寮が決まったらその監督生に従ってくださいね」
寮が五つあるのか。憧れるわ~。学園モノと言ったら寮選択よね! 青春してる感じがする! まだだけど。
「ルナさんはどこの寮に入りたいですか? 寮決めは編入試験で校長自ら決めてくださるんです」
「校長が……。私はリオール寮もいいですけど、魔法使いになってあることをしたいと思っているので、ファリス寮ですかね?」
「したいこと?」
「はい。詳しくは話せないんですけど……」
アランさんの『呪い』を解くためだからな~。気を許した人にしか話せない。先輩には申し訳ないけどこればかりは……。
「そうでしたか。全然構いませんよ。ルナさんにはルナさんなりの事情があるのは分かりましたから。でも、いつでも頼ってくださいね? 私はルナさんが困ってる時があれば、助けますから」
エレノア先輩はそう言って、微笑みを私に向けた。眩しい……。サングラス必要なのではと疑うくらい、女神のような輝くを持っている。編入後はサングラス常備しないと。
「ありがとうございます。そうなれば頼らせていただきますね」
「はい。さて、ここがファリス寮になります」
いつの間にかファリス寮にたどり着いていた。ステンドガラスのシャンデリアに、女神像の左右に階段があり、階段を上っていくとガラスの扉がある。そのガラスの扉は中が透けないすりガラスになっていた。壁は一面白く、正しくファリス寮にふさわしい雰囲気を出していた。
「綺麗ですね!」
「喜んでもらえて何よりです。右の階段は女子寮、左は男子寮になります。自由にどちらの寮にも行き来できるので、アノールたちにもし会いたいときは男子寮に行けますよ」
「そこは自由なんだ……」
「はい。少し探索してみますか?」
どうしようかな~。でも今日は学園の中を見てみたいから編入後の楽しみにとっておこう!
「今回はいいです! 楽しみにとっておきます!」
「それもそうですね。では、校内を案内させていただきますね」
ファリス寮内を見学した後、私はエレノア先輩に校内を案内してもらった。部活も委員会もあって、しかも学食もある! これこそ青春じゃないか! 屋上にも行けてさ! もう最高! もう一度学園生活を送れる! 夢にも思わなかった。でも、アランさんの呪いを解くことは忘れないし、それが目的で学園に編入するんだから。 頑張らないと!
「今日はお疲れさまでした。今年の編入試験受かってくださいね?」
「善処します!」
「ふふっ、元気があっていいですね。ではまた」
ミステリウム魔法学園の見学会が終わり、エレノア先輩に見送られながら私は、この学園に絶対編入すると意気込んで、ルイさんの家へと歩き出したのであった。
人生行路編~完~
アノールと共に『ミステリウム魔法学園』の見学会に来ていたところを、アノールの同級生であるライ・ブレス先輩に遭遇し、女子寮に案内すると言い出し、男子生徒が女子寮に行くってありえなくないかと思ったが、アノールに自分のクラスに女子寮の監督生がいるとの話を聞き、そのままアノールたちのクラスに。そこで、エレノア・カトレア先輩に運命の出会い(違う)をし、私はエレノア先輩に引き取られ、女子寮に向かったのであった。
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女子寮に向かっている途中、エレノア先輩が『生徒会の書類を出したいので、ここで待っていてくださいね』と職員室の中へ入って行った。職員室は一階。そこから女子寮は近いのか? と内心楽しみにしている私のもとに、なんか見たことのある男性が近づいてきた。でも、普段着とは違うし、髪型も少し違う気がする。一応頭下げておくかと、謎の防衛線を脳内に張り、おそらく先生と思われる男性にすれ違いざまに頭を下げると、肩を掴まれた。
「な、ななななななななんでしょうか?」
私は恐る恐る顔を見上げると、そこには眼鏡姿のルイさんがいた。
「はぇ?」
思わず変な声を出すとルイさんはニコッと笑った。
「ルナさん。今朝ぶりですね」
「そうですね! じゃないですよッ! な、なんで!?」
「すみません、説明してませんでしたね。私、この学園の教師なんです。しかも、魔法学の担当」
えっ!? じゃあ、魔法を教えていた時のあの異様なスパルタ力は……。
「教師ならスパルタか」
「何か言いましたか?」
「言ってないです!!」
首を左右に振って誤魔化すと、フフッと笑われてしまった。アランさんルイさん怖いよ~。今めっちゃアランさんが恋しいと思った。いくら変態でも、ルイさんを止めれるのはアランさんしかいないよー!
「お待たせしまし……って、マーティン教授ではありませんか」
マーティン?? 誰それ?
「マー!?」
マーティンって誰? と問おうとしたところ張り付いた笑みを浮かべるルイさんに足を踏まれた。痛い。
「カトレアさん、彼女の案内をしてくださってありがとうございます」
「いいえ。マーティン教授のお知り合いなのですか?」
「えぇ。親戚なんですよ。アノールくんも私の親戚というのはご存じなんですよね? 彼女も親戚なのですが、遠い親戚でここ最近独り立ちをしたいと言って、今は私の家で独り立ちの仕方を教えているところなんです。カトレアさんも彼女に色々教えてあげてください。なんせ世間を知らない箱入り娘だったんですから。ねぇルナさん?」
話し合わせろと言わんばかりのどす黒いオーラと笑みを出すのをやめていただきたい。言われなくとも話し合わせるし! 転生者って言ったら色々あるかもしれないし誰にも教えないわよ。
「そ、そうなんですよ~。ルイさんご迷惑をかけてすみません」
「気にしなくていいんですよ。貴女の成長を見守れてうれしいですから」
それは本音なのか? と疑いたくなる笑顔やな。怖い。
「仲がよろしいんですね! あっ、ルナさんそろそろ女子寮に案内しますね。女子寮は校内にあるのではなくて、もう一つ建物が各寮になります。一階は一年生。二階は二年生。三階は三年生になってます。今回は一階にある一年生の女子寮に案内しますね」
「じゃあ、ルナさんをよろしくお願いしますね。私は書類を片付けなければなりませんので。ではまた」
ルイさんはそう言うと、職員室の中へ入って行った。そして私は校内から寮に行ける廊下を歩き出した。
「寮は五つあるの」
「五つもですか!?」
「えぇ。説明するわね」
リオール寮……知識と真実を追求する寮。一般家系が多い。進路は自由に選べる。
ルーン寮……古代などの歴史や魔法を学べる寮。研究員の家系が多い。進路は研究家や教師。
アデル寮……貴族の血を引き、リーダーシップと威厳を兼ね備えた人にふさわしい寮。進路は家業や後継ぎ。
ケストレル寮……自由と独立の精神を持つ人に適した寮。歴史的な家系が多い。進路は教会や聖騎士。
ファリス寮……光と真実の導き、正義と誠実さを持ち、正しい道を示す人にふさわしい寮。白魔法が得意とする家系が多い。進路は教会や魔法使い、魔術師。
「寮は五つとも建物で別れています。ちなみに私はファリス寮の監督生です。各寮に監督生がいますから、寮が決まったらその監督生に従ってくださいね」
寮が五つあるのか。憧れるわ~。学園モノと言ったら寮選択よね! 青春してる感じがする! まだだけど。
「ルナさんはどこの寮に入りたいですか? 寮決めは編入試験で校長自ら決めてくださるんです」
「校長が……。私はリオール寮もいいですけど、魔法使いになってあることをしたいと思っているので、ファリス寮ですかね?」
「したいこと?」
「はい。詳しくは話せないんですけど……」
アランさんの『呪い』を解くためだからな~。気を許した人にしか話せない。先輩には申し訳ないけどこればかりは……。
「そうでしたか。全然構いませんよ。ルナさんにはルナさんなりの事情があるのは分かりましたから。でも、いつでも頼ってくださいね? 私はルナさんが困ってる時があれば、助けますから」
エレノア先輩はそう言って、微笑みを私に向けた。眩しい……。サングラス必要なのではと疑うくらい、女神のような輝くを持っている。編入後はサングラス常備しないと。
「ありがとうございます。そうなれば頼らせていただきますね」
「はい。さて、ここがファリス寮になります」
いつの間にかファリス寮にたどり着いていた。ステンドガラスのシャンデリアに、女神像の左右に階段があり、階段を上っていくとガラスの扉がある。そのガラスの扉は中が透けないすりガラスになっていた。壁は一面白く、正しくファリス寮にふさわしい雰囲気を出していた。
「綺麗ですね!」
「喜んでもらえて何よりです。右の階段は女子寮、左は男子寮になります。自由にどちらの寮にも行き来できるので、アノールたちにもし会いたいときは男子寮に行けますよ」
「そこは自由なんだ……」
「はい。少し探索してみますか?」
どうしようかな~。でも今日は学園の中を見てみたいから編入後の楽しみにとっておこう!
「今回はいいです! 楽しみにとっておきます!」
「それもそうですね。では、校内を案内させていただきますね」
ファリス寮内を見学した後、私はエレノア先輩に校内を案内してもらった。部活も委員会もあって、しかも学食もある! これこそ青春じゃないか! 屋上にも行けてさ! もう最高! もう一度学園生活を送れる! 夢にも思わなかった。でも、アランさんの呪いを解くことは忘れないし、それが目的で学園に編入するんだから。 頑張らないと!
「今日はお疲れさまでした。今年の編入試験受かってくださいね?」
「善処します!」
「ふふっ、元気があっていいですね。ではまた」
ミステリウム魔法学園の見学会が終わり、エレノア先輩に見送られながら私は、この学園に絶対編入すると意気込んで、ルイさんの家へと歩き出したのであった。
人生行路編~完~
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