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09.結果オーライ?*
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【初心な子で遊ぶのが好きな攻め×ナンパされてみたくてバーに来てしまった受け】
人として恥ずべきことなんだろうとは思いつつも、昔から「痴漢された」「ナンパされた」という話をきくと、羨ましいと感じてしまう心が僕の中にはあった。
例えば、満員電車ではちょっとだけ変な人がいないかと心を躍らせたりする。でも、僕に痴漢をしてくれるような人はいなかった。わざわざ足のムダ毛を剃って、短めのパンツまで履いているのに。僕になんて魅力がないのかと、悔しくなったこともある。
しかし、こうして待っているだけの姿勢もよくないのではと最近思うようになった。手っ取り早く痴漢やナンパをされるには、そういうのが目当てで集まる人が多い場所に行くのも有効な手段の1つなのだろう。
ネットで『ナンパ されやすい』と調べれば、少し電車を乗った先の駅の近くには、そういう店がたくさんあることが分かる。
「……行って、みよう」
少しだけ怖い気持ちはあったが、好奇心には勝てなかった。バーに合うような服を買って、週末に意気揚々と僕は出かけた。
掘られるまでの勇気はまだなくて普通のバーに来てしまったため、当然他の男性客の狙いは女性の場合が多い。楽しく飲んでいる周りの人を横目に、やっぱり僕には魅力がないのかと悲しくなる。
いたたまれなくなってきて、もう帰ろうかと思ったその時だった。
「君、1人なの?」
驚いて見上げた先には、整った顔。自分に声をかけられたとは思えなくて、一度は目があったもののすぐに目をそらしてしまう。
「君だよ、君」
笑った顔もカッコいいな、なんて思った時には自然に隣に座られていた。
「ここは初めて?」と聞かれるのでこくりと頷けば、「やっぱり」と返される。
「あんまり慣れてない感じの子って可愛いんだよね。女の子に声をかけようとする素振りもないし、こっち待ちってことでよかったのかな?」
体をグイと密着されて胸がドキドキする。緊張で声が出せなくて、首を縦に振ることしかできなかった。
そんな緊張しっぱなしの最初だったが、コミュ力の高い彼に助けられてだいぶ話が弾むようになってきた。
「魅力がないと思ってナンパされに来た? ははっ、意外と行動力あるんだね。大丈夫だよ、君は可愛いから。自信もって」
僕の意味のわからない行動も肯定してくれて、褒めてまでくれる。
あまりの嬉しさにお酒もハイペースで進んでしまって、帰ろうかというときにはもうほとんど頭は働いていなかった。
「君はナンパされたいだけって言ってたけどさ、その先も進んでみたいとは思わないの?」
* * *
そんな俺のお誘いに、彼はコクリと首を動かす。それが肯定の意なのか、それとも意味なんか分からないけど頷いているだけなのかは分からない。分からないけれど、もうこの状況になったらやることなんて1つだ。
フラフラとする彼を支えて、タクシーに乗り込む。行先はもちろんラブホだった。
「んん、うぅ……」
彼の体をベッドに寝かせる。衝撃のせいか、少しだけ声が漏れた。しかし意識が戻るほどではないらしい。すやすやと寝息をたてている。
「処女散らすまでの覚悟はしてなかったのかな~。まぁ忘れちゃうだろうしいいよね」
意識のない体は重くて大変だったが、ゆっくりと時間をかけて服を脱がせていく。痛いのも可哀想だし眠っている間に体をつくり替えてやろうと思い、ローションをつけた指を彼の後ろの穴へと伸ばした。
すると、どう考えても初めてではないユルさをしていることが分かる。
「あれ、処女じゃなかった? でもあの反応で初めてじゃないなんてことある……?」
「ん……んんっ」
「いや、そんなことないよねぇ。俺が『ハジメテ』の子を見落とすわけないし。もしかして……自分でいじっちゃってる、とか? 何それ、処女でエロいこと好きとか男の夢じゃん」
自分で解してるならそんなに前戯をしなくていいかと、服を脱いでしまう。
「気持ちよくしてあげるね」
「……んああっ!」
ぐいと腰を進めると、甲高い声が上がる。
まずは起きるまで揺さぶってやって、起きたら自分でナニをしたのか問い詰めてやろう。まだまだ夜は長いのだから。
少しだけ遊んでやるつもりだったのに、ハマりそうになっている自分がいた。
人として恥ずべきことなんだろうとは思いつつも、昔から「痴漢された」「ナンパされた」という話をきくと、羨ましいと感じてしまう心が僕の中にはあった。
例えば、満員電車ではちょっとだけ変な人がいないかと心を躍らせたりする。でも、僕に痴漢をしてくれるような人はいなかった。わざわざ足のムダ毛を剃って、短めのパンツまで履いているのに。僕になんて魅力がないのかと、悔しくなったこともある。
しかし、こうして待っているだけの姿勢もよくないのではと最近思うようになった。手っ取り早く痴漢やナンパをされるには、そういうのが目当てで集まる人が多い場所に行くのも有効な手段の1つなのだろう。
ネットで『ナンパ されやすい』と調べれば、少し電車を乗った先の駅の近くには、そういう店がたくさんあることが分かる。
「……行って、みよう」
少しだけ怖い気持ちはあったが、好奇心には勝てなかった。バーに合うような服を買って、週末に意気揚々と僕は出かけた。
掘られるまでの勇気はまだなくて普通のバーに来てしまったため、当然他の男性客の狙いは女性の場合が多い。楽しく飲んでいる周りの人を横目に、やっぱり僕には魅力がないのかと悲しくなる。
いたたまれなくなってきて、もう帰ろうかと思ったその時だった。
「君、1人なの?」
驚いて見上げた先には、整った顔。自分に声をかけられたとは思えなくて、一度は目があったもののすぐに目をそらしてしまう。
「君だよ、君」
笑った顔もカッコいいな、なんて思った時には自然に隣に座られていた。
「ここは初めて?」と聞かれるのでこくりと頷けば、「やっぱり」と返される。
「あんまり慣れてない感じの子って可愛いんだよね。女の子に声をかけようとする素振りもないし、こっち待ちってことでよかったのかな?」
体をグイと密着されて胸がドキドキする。緊張で声が出せなくて、首を縦に振ることしかできなかった。
そんな緊張しっぱなしの最初だったが、コミュ力の高い彼に助けられてだいぶ話が弾むようになってきた。
「魅力がないと思ってナンパされに来た? ははっ、意外と行動力あるんだね。大丈夫だよ、君は可愛いから。自信もって」
僕の意味のわからない行動も肯定してくれて、褒めてまでくれる。
あまりの嬉しさにお酒もハイペースで進んでしまって、帰ろうかというときにはもうほとんど頭は働いていなかった。
「君はナンパされたいだけって言ってたけどさ、その先も進んでみたいとは思わないの?」
* * *
そんな俺のお誘いに、彼はコクリと首を動かす。それが肯定の意なのか、それとも意味なんか分からないけど頷いているだけなのかは分からない。分からないけれど、もうこの状況になったらやることなんて1つだ。
フラフラとする彼を支えて、タクシーに乗り込む。行先はもちろんラブホだった。
「んん、うぅ……」
彼の体をベッドに寝かせる。衝撃のせいか、少しだけ声が漏れた。しかし意識が戻るほどではないらしい。すやすやと寝息をたてている。
「処女散らすまでの覚悟はしてなかったのかな~。まぁ忘れちゃうだろうしいいよね」
意識のない体は重くて大変だったが、ゆっくりと時間をかけて服を脱がせていく。痛いのも可哀想だし眠っている間に体をつくり替えてやろうと思い、ローションをつけた指を彼の後ろの穴へと伸ばした。
すると、どう考えても初めてではないユルさをしていることが分かる。
「あれ、処女じゃなかった? でもあの反応で初めてじゃないなんてことある……?」
「ん……んんっ」
「いや、そんなことないよねぇ。俺が『ハジメテ』の子を見落とすわけないし。もしかして……自分でいじっちゃってる、とか? 何それ、処女でエロいこと好きとか男の夢じゃん」
自分で解してるならそんなに前戯をしなくていいかと、服を脱いでしまう。
「気持ちよくしてあげるね」
「……んああっ!」
ぐいと腰を進めると、甲高い声が上がる。
まずは起きるまで揺さぶってやって、起きたら自分でナニをしたのか問い詰めてやろう。まだまだ夜は長いのだから。
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