聖杯の聖女 君は妹より劣っていると婚約破棄されましたが、真の聖女はわたしだったようです。もう伯爵の元へは戻りません

 聖女フィセルは聖杯の力を持っていた。
 掌に杯を召喚し、聖水(アクア)を作り出せた。
 水が貴重なネプテューヌ帝国では奇跡と呼ばれ、崇められるようになった。その最中でエタンセル伯爵と婚約を結ぶ。しかしその二週間後には、婚約破棄を告げられる。フィセルの妹シトロンもまた奇跡の力に目覚め、聖女として活躍するようになっていたからだ。しかも、シトロンの方がより多くの水を生成できたので、注目を浴びた。

 絶望の淵に立たされたフィセルだったが、タンドレス辺境伯と出会い、人生が大きく変わる。
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