翔龍記 =電子版=

落合涼太朗

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第29章 2021(令和3)年 12月/師走

12月15日(水曜日)夜版

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  △カーリング女子 世界最終予選

 ライバル、韓国代表に勝ち〝暫定1位〟(日本時間15日時点)


 女子1次リーグが行われ、ここまでリーグ戦2位で、2大会連続五輪を目指す18年平昌五輪銅メダリストのロコ・ソラーレが、同1位に立つ平昌五輪銀メダルの韓国との首位攻防戦を序盤から圧倒して8-4で制した。通算5勝1敗として、残り2戦を残し、再び首位に立った。

 試合後、サードの吉田知那美は「チームとしてアイスがとても難しいので、1日1日フレッシュにアイスに対して集中できたので、前半からいい戦いができた」と、笑顔を見せた。

 平昌五輪の準決勝で戦い、延長の末に敗れた“メガネ先輩”ことスキップ金恩貞率いる韓国との因縁の対決。有利な後攻となった第1エンドから韓国のミスもあり、チャンスを作ると、スキップの藤沢五月が冷静にラストショットのドローを決めて、いきなり3点を取るビッグエンド。第2エンドは金恩貞がラストショットをまさかの“スルー”するミスで、1点をスチールし、試合の主導権を握った。

 第3エンドには韓国が複数点のチャンスだったが、メジャーによる計測で日本の石がナンバー2と判定されて、1失点で凌ぐなど運も味方。5-3でリードして前半を折り返すと、後半も第7エンドに1点をスチールして流れを渡さず。第8エンドも金恩貞のラストショットがミスとなり、連続スチール。リードを広げて逃げ切った。第9エンドを終えて8-4としたとろで、韓国がコンシード(=相手の勝利を認める宣言)。平昌五輪のリベンジを果たし、首位を奪還した。

 大会は9チームによる3枠の争い。1次リーグは総当たり戦で行われ、1位チームが五輪切符を獲得。2~4位のチームでプレーオフを行い、残る2枠を決定する。この勝利で自動五輪切符の1位通過へ前進した。

 ロコ・ソラーレは残り2戦。日本時間16日午前3時からエストニアと、同午後10時からトルコと対戦する。吉田知は残り2試合に向けて「どんなにリードしていても、この難しいアイスの上では少しリスク管理を間違えたり、油断したらビッグエンドを作られる。最後まで集中を切らさず、1エンド1エンド戦うことがこの大会を乗り切るキーポイントになる」と気を引き締めた。  



  △朝ドラ「カムカムエヴリバディ」

        ・安子に誘いの話が・・・

 第7週「1948-1951」より、16日に放送される第34回のあらすじです。

 1951(昭和26)年2月。5年間続いたカムカム英語の歴史は幕を閉じた。戦後の日本を照らしたこの放送は、安子(上白石)とるい(古川凛)の人生にとってもかけがえのない時間だった。心の支えを失ったかに感じていた安子のもとに、英語教室を始めるロバート(村雨辰剛)から英語のテキスト作りを手伝ってほしいとの誘いの話が舞い込む。一方、算太(濱田岳)は雪衣(岡田結実)から、とある思いをぶつけられ――。


 2007年後期の朝ドラ「ちりとてちん」を手掛けた藤本有紀によるオリジナル作品で、城田優が英語と日本語を織り交ぜた語りを担当。主題歌はAIアイの「アルデバラン」。

 33話(水曜日)に語られた勇(村上虹郎)の決意が気になります。

 ▼後記 

 カーリング女子代表は、きょう(15日)の段階で暫定ざんてい首位であすにも北京オリンピックへの出場権を獲得するかもしれません。

 16日の午前3時(日本時間)からの試合も気になります。夜更かし観戦しようか、思案中です。




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