翔龍記 =電子版=

落合涼太朗

文字の大きさ
上 下
842 / 1,633
第29章 2021(令和3)年 12月/師走

12月15日(水曜日)夜版

しおりを挟む
  △カーリング女子 世界最終予選

 ライバル、韓国代表に勝ち〝暫定1位〟(日本時間15日時点)


 女子1次リーグが行われ、ここまでリーグ戦2位で、2大会連続五輪を目指す18年平昌五輪銅メダリストのロコ・ソラーレが、同1位に立つ平昌五輪銀メダルの韓国との首位攻防戦を序盤から圧倒して8-4で制した。通算5勝1敗として、残り2戦を残し、再び首位に立った。

 試合後、サードの吉田知那美は「チームとしてアイスがとても難しいので、1日1日フレッシュにアイスに対して集中できたので、前半からいい戦いができた」と、笑顔を見せた。

 平昌五輪の準決勝で戦い、延長の末に敗れた“メガネ先輩”ことスキップ金恩貞率いる韓国との因縁の対決。有利な後攻となった第1エンドから韓国のミスもあり、チャンスを作ると、スキップの藤沢五月が冷静にラストショットのドローを決めて、いきなり3点を取るビッグエンド。第2エンドは金恩貞がラストショットをまさかの“スルー”するミスで、1点をスチールし、試合の主導権を握った。

 第3エンドには韓国が複数点のチャンスだったが、メジャーによる計測で日本の石がナンバー2と判定されて、1失点で凌ぐなど運も味方。5-3でリードして前半を折り返すと、後半も第7エンドに1点をスチールして流れを渡さず。第8エンドも金恩貞のラストショットがミスとなり、連続スチール。リードを広げて逃げ切った。第9エンドを終えて8-4としたとろで、韓国がコンシード(=相手の勝利を認める宣言)。平昌五輪のリベンジを果たし、首位を奪還した。

 大会は9チームによる3枠の争い。1次リーグは総当たり戦で行われ、1位チームが五輪切符を獲得。2~4位のチームでプレーオフを行い、残る2枠を決定する。この勝利で自動五輪切符の1位通過へ前進した。

 ロコ・ソラーレは残り2戦。日本時間16日午前3時からエストニアと、同午後10時からトルコと対戦する。吉田知は残り2試合に向けて「どんなにリードしていても、この難しいアイスの上では少しリスク管理を間違えたり、油断したらビッグエンドを作られる。最後まで集中を切らさず、1エンド1エンド戦うことがこの大会を乗り切るキーポイントになる」と気を引き締めた。  



  △朝ドラ「カムカムエヴリバディ」

        ・安子に誘いの話が・・・

 第7週「1948-1951」より、16日に放送される第34回のあらすじです。

 1951(昭和26)年2月。5年間続いたカムカム英語の歴史は幕を閉じた。戦後の日本を照らしたこの放送は、安子(上白石)とるい(古川凛)の人生にとってもかけがえのない時間だった。心の支えを失ったかに感じていた安子のもとに、英語教室を始めるロバート(村雨辰剛)から英語のテキスト作りを手伝ってほしいとの誘いの話が舞い込む。一方、算太(濱田岳)は雪衣(岡田結実)から、とある思いをぶつけられ――。


 2007年後期の朝ドラ「ちりとてちん」を手掛けた藤本有紀によるオリジナル作品で、城田優が英語と日本語を織り交ぜた語りを担当。主題歌はAIアイの「アルデバラン」。

 33話(水曜日)に語られた勇(村上虹郎)の決意が気になります。

 ▼後記 

 カーリング女子代表は、きょう(15日)の段階で暫定ざんてい首位であすにも北京オリンピックへの出場権を獲得するかもしれません。

 16日の午前3時(日本時間)からの試合も気になります。夜更かし観戦しようか、思案中です。




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

カクヨムでアカウント抹消されました。

たかつき
エッセイ・ノンフィクション
カクヨムでアカウント抹消された話。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

マンション管理員とほほ日記

おおぎや ちあき
エッセイ・ノンフィクション
長年勤めた大手メーカーを定年再雇用も終了して退社、これからは週3日くらいで楽に働いて小遣い稼ぎをしたいと、大手デベロッパー系のマンション管理員に応募。 人で不足のおり、即採用が決まった。 しかし時給はこの地域でのほぼ最低賃金。 1時間働いてもランチも食べれないくらい。 それで、楽かな?と考えていたこの管理員の仕事が、実はとんでもなく気を遣うし業務は多忙に渡り、週3日なのにもうヘトヘト。 若夫婦と小さい子供たちが住むファミリー向けマンションだが、約200戸と戸数が多いことと、若いお母さんがホントに非常識で日々泣かされています。 そんな管理員のたわいもないトホホ日記を綴ります。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

肺がんだった話

結城有子
エッセイ・ノンフィクション
謎の鼻血で耳鼻科を受診したのをきっかけに、ステージ4の肺がんと診断されちゃった人のその後の記録。 エッセイというより、個人的な備忘録のような何かです。

ポケっこの独り言

ポケっこ
エッセイ・ノンフィクション
ポケっこです。 ここでは日常の不満とかを書くだけのものです。しょーもないですね。 俺の思ってることをそのまま書いたものです。 気まぐれ更新ですが、是非どうぞ。

処理中です...