翔龍記 ＝電子版＝

第26章 2021（令和3）年 9月／長月

09月29日（水曜日）朝版02

　

　◇◇◇きのうときょうのトピック◇◇◇

　∇やっぱり、宇田川さんは・・・

　きのう（28日）の「おかえりモネ」では、汐見湯に住む宇田川さんが百音へ絵をプレゼントしたが、その絵が「素敵すぎる」とネットの話題となっている。

　汐見湯から引っ越す朝、菜津（マイコ）から菅波と百音の２ショットを描いた絵をプレゼントされた百音。あたたかい絵に感謝すると、菜津が「あとね…」と切り出し、大きなキャンバスに描かれた絵を百音に渡す。「これなんだけど、宇田川さんが昔描いた絵なんだけど、よかったら新しい職場にって…」と言い、宇田川からのプレゼントだと説明する。

　百音は「宇田川さんが言ってくれたんですか？」と驚くも、その絵を見て「素敵です」と笑顔をみせる。その後、奥から４回、ノックの音がするものの、姿は見せず。菜津は「ごめんね。これが精いっぱい。これでも私たちは前に進んでいると思う」と百音に伝える。

　宇田川の絵は海のような場所から日が昇るような絵で、著名画家のモネが描いたような優しい色彩が特徴的だった。

　この宇田川さんについては、ネットでも話題に――

　・「モネへの励ましが伝わる優しい色使い」
　・「宇田川さんが最後まで姿を見せなかったの、とても良かった」
　・「宇田川さんの絵、素敵やった」
　・「見せたくないって言ってた絵をくれるなんて、職場にどうぞなんて…泣くよ」
　・４回のノックは「が・ん・ば・れだと…」

　などの声も上がっていた。

　　
　　∇気仙沼市観光課課長の遠藤は、声優の山寺宏一。

　第97話の放送では、声優の山寺宏一（60）が初登場した。

　第97話は、2019年11月。気仙沼に戻った百音（清原）は早速、地元密着型の気象予報士の売り込みに出掛ける。市役所で働く悠人（高田彪我）に、観光課課長の遠藤（山寺宏一）を紹介してもらい「けあらし観光ツアー」を提案も、反応はイマイチ。

　その時、機械音の気象情報が流れてくる。その正体はAIアナウンサー。地元のコミュニティFMの放送だった。それを聞いた百音は“ある提案”を遠藤に持ち掛ける…という展開。

　宮城県出身の山寺は放送後、自身のツイッターを更新。

　「いや～オンエア緊張した～。確かに地元の言葉で喋ると『かまめしどん』みでぇだなぁ」と遠藤課長の名刺をアップした。「かまめしどん」とは、山寺が東北弁で演じるアニメ「それいけ！アンパンマン」のキャラクター。

　NHK の「ガッテン」にも声の出演をされています。

　百音の気仙沼での活動において、山寺さんはキーパーソンとなるのではないでしょうか。


　　∇きょう（29日）の「おかわりモネ」

　第98回　百音、やる気が空回り？　りょーちんらと楽しい時間もやがて・・・

　百音は、遠藤（山寺宏一）から了承を得て、ラジオで天気予報を放送させてもらうこととなった。意気込んだ百音は、地元の天気を細かく延々と話し続ける。

　すると「もっと楽しい話題も」とクレームが入ってしまう。

　その夜、永浦家に亮（永瀬廉）、三生（前田航基）、悠人（高田彪我）、そして未知（蒔田彩珠）が集まり、百音はそれぞれの近況を聞く。初めは楽しい時間だったが・・・。

　あとは、オンエアにて。

　
　∇きょうは、自民党の総裁選の投開票日です。

　河野、岸田、高市、野田の４氏のうち、決選投票に残るのは誰か。自民党の総裁ということは、次期総理大臣でもあります。

　しかし、一般国民は「蚊帳の外」です。

　国民にとって大事なのは「つぎの衆院選」です。きょうの総裁選もふまえて、大事な「一票」を投じましょう。


　▼後記

　緊急事態宣言、まん延防止等重点措置がすべて30日で解除されることになりました。それでもなお第6波への対策が、これまでの経験をふまえて重要視されています。

　「ブレイクスルー感染」「ブースター接種」など新しい課題も明確になってきています。でも基本は、ひとり一人の日頃の感染予防です。

　余談ですが――
　予防のためのマスクは、不織布のものが推奨されています。わたしもウレタンのマスクを一時期つけていましたが、第5波あたりから不織布のマスクに全面的に切り換えました。

　ワクチンは万能ではありません。先に記した「ブレイクスルー感染」の可能性もあります。また時間の経過とともにワクチンの効き目も弱まっていきます。

　だから、3回目の接種が検討されているのです。

　そんな現在の状況をひとときでも忘れさせてくれるのが、ドラマなどの〝フィクション〟です。『おかえりモネ』もそのひとつです。

　だからこそ、大団円だいだんえんとなってほしいです。