翔龍記 =電子版=

落合涼太朗

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第23章 2021/令和3年 6月/水無月

6月29日(火曜日)朝版

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 「コク」を考える。

 グルメの番組などで〝コク〟があると主張する出演者がいる。が、その〝コク〟とは、いったいどんな味なのでしょうか。


 調べると、コク味(コクみ)、コクとは、食に対する感覚の一種である。と記されている。また以下のような定義もあった。

【コクの定義】

 コクに対する明確な定義はないが、甘味・うま味・苦味・塩味・酸味の五基本味の総和、さらに香りや食感などが加わり、濃厚感や広がり、複雑さなどを併せ持つと考えられている。

 「おいしい」と感じられる食品の中にも、果実などコク味の少ないものもあり、「おいしさ」とコク味は必ずしも同義ではない。主観的評価である「おいしさ」に対し、「コク」は客観的評価に基づく数値化が可能である。一般に好ましい感覚として捉えられている。

 コーヒーのコクが、5つ星のコーヒーを飲むと確かに「苦味」や「酸味」が軽減され、美味いと感じる。すべての総和イコール「コク」なのか。

 なかなか表現するのが難しい感覚です。


 
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