翔龍記 =電子版=

落合涼太朗

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第23章 2021/令和3年 6月/水無月

6月26日(土曜日)朝版

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 多田修平が初優勝 男子100M


 陸上の東京オリンピック代表選考会を兼ねた第105回日本選手権大会が25日に2日目が行われた。男子100M決勝は、多田修平が10秒15で初優勝し、東京五輪代表に内定した。

 3位には山県亮太が入り、山県は五輪参加標準記録を超えているため、東京五輪代表に内定した。

 インタビューを受ける多田の瞳は潤んでおり、優勝までの道のりの険しさを物語っていた。これまで、代表候補と言われながらも他の選手の陰に隠れて、目立たない存在だった。

 しかし、25日の優勝を機に東京オリンピック、陸上100Mの主役に躍り出た。


 国立競技場での本番の走りに、期待が膨らむ。

 
 後記

  昼間の疲れからか、このコメントを書くのに幾度となく〝寝落ち〟を繰り返した。朝方にコーヒーを飲みながらようやく書き上げた時には、眠気はすっかり無くなっていた。



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