翔龍記 ＝電子版＝

第9章 令和（二年）卯月／4月

夏のイベントの行方

　もうすぐ5月で、夏の8月のイベントの中止を決めるには多少早いようにも感じるが・・・

　しかし、全国各地の夏の花火大会などの行事が相次いで〝中止〟の発表をしている。加えて、スポーツ界にも衝撃が走った。

　いわゆる〝インターハイ〟の中止である。高校生、特に3年生にとっては集大成をみせる一大イベントである。それが中止になった衝撃は、いかばかりか。

　それでにわかに動向に注目が集まっているのが、高野連こうやれんだ。

　地方大会が迫る中、何ら公式なコメントは出ていない。インターハイと同様に考えると・・・

　無観客にしても選手たちや関係者の滞在中の移動などで感染リスクが、高まるという不安を払拭ふっしょくするこは出来ない。

　高校も現在、緊急事態宣言における要請で休校が続いている。


　今年は、感染拡大の中で〝中止〟もやむないと思う。硬式野球だけを特別扱いするのも良くない。球児たちに1日も早く対応を知らせてほしいものです。