翔龍記 =電子版=

落合涼太朗

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第6章 令和(二年)睦月

身を切る覚悟を持て

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 楽天の会長兼社長の三木谷氏の発言には、あきれた。

 楽天市場の一定額以上の購入者の送料を無料にする、という動きだ。

 出店者に負担を強いるのではなく、何がなんでも実施するというならば・・・

 どこかの政党が、決まり文句みたいに言及する「身を切る改革」を率先してするべきではないだろうか?

 送料を無料にしたいのならば、まず楽天が店舗側の負担を全額肩代わりすべきである。そうすることによって、いかに負担が大きいか、実感するはずだ。

 それに、政府・公正取引委員会と対峙しても実施する、という見解にも絶句である。

 違法であっても実施する、という確信犯かくしんはんではないか!


 三木谷氏には、もう少し冷静になって決断してほしいものだ。

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