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グレハス編
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「お、おはよう……?」
「おう、早いな。すまん、まだ朝飯は出来てないんだ。出来たら呼びに行く」
分かった、と返事をしてから風呂場の方に併設されている洗面台で顔を洗う。
食事処のついでのような宿屋だからか、宿の客はあまりいないようだ。
そもそも、宿屋だとわかるのだろうか?初見だとわからない気がする。
「おっと、先客か。悪いな」
がちゃり、と後ろで開けられた扉に、不意に体が跳ねた。
今は得物を持っていなかったから、臨戦態勢にはならなかったが、持っていたら構えていただろう。
寝起きは、油断が生じるから、気を引き締めないと。
入ってきたのは、灰色の短髪で、がっちりとした肉体をしている、おじさんだ。
結構年上だろう、声が結構しゃがれている。起き抜けなのかな?とも思うけれど。
「い、いえっ、もう終わるので……」
首を振って洗面台を譲り、悪いな、と彼が移動してからさっと風呂場を出た。
はぁ、と息を吐き部屋に戻る。
持ってきた簡易な服に着替えて眠っていたが、今日は外に狩りをしに行かねば。
そう思い、装備を身に着ける。腰につける剣や、背負うライフル銃などはマジックバッグに入れて、捨てるものを忘れずに一緒に入れて。
大きい方のマジックバッグは置いていく。狩りに必要ないものはそこに入れて、置いて行ったほうが身軽でいい。
忘れ物が無いか確認していると、こんこんっ、と扉のノックとともに、朝飯で来たぞ、と聞こえてきたので鍵を開けて、扉を開いた。
「ん?おぅ、昨日はよく見てなかったけど、何かそこらの冒険者より強そうな装備だな?」
「……ん?」
いつもの装備が、強そうといわれ、俺は腕を上げ体を見回す。
そんなに強い装備など身に着けた覚えがない。
そう言えば、この服はどうしたんだっけ?覚えてない……。
「まさか、わからないのか?」
「え、えっと、強そう?」
「どうやって手に入れたんだよ……まぁ、いいや。俺の見間違いという可能性もあるだろうしな」
先に行け、と一階を指され、素直にうなずく。
彼は、ほかの部屋にも声をかけている。
降りていけば、恰幅のいい女性がこちらを見た。
「アンタ……昨日最後に来た客だね。泊りの客はカウンターに座りな」
あ、はい、と返事をしてカウンターに腰かけた。
降りてきて開閉の扉を出てからすぐがカウンターだからあまり移動は少ない。
食事処はもう開店しているらしく、お客さんがちらほらと入っていた。
「よう、坊主。よく眠れたか?」
「は、はい。ぐっすりと」
「そうか。そりゃよかった」
ご夫婦なのだろうか?いや、むしろご家族なのだろうか?
よく似ている。
出された料理は、野菜を煮込んだスープと白パン、それからサラダとベーコンエッグ。
いただきます、と手を合わせ、スープから口を付けた。
スープは、優しい味がしておいしい。ただ、姉が作ってくれていたスープとは同じような具材を使っているのに、味が全く違うな、とも思った。
もくもくと食べていたつもりが、食べる速さが俺は遅いのか、誰もいなかったはずの隣に人が座る。
「おう、坊主。今朝は悪かったな。あの時間に起きてる野郎がいるとは思わなくてな」
「い、いえ……っ」
隣を見て、少し見上げれば今朝見たおじさんが隣にいた。
彼も、装備をきちんと着込んでいる。朝食を食べ終わったらすぐに出かけるのだろう。
冒険者、なのだろうか?
ただの旅人、という気はしない。それに、ちょっと怖い気もする。強者の気配、とでも言うのだろうか?
「どうしたよ、サルジュ。ちびっこに構って」
「おぅ、昨日来たみたいな新人だ。今朝、驚かしちまったみたいでな」
「ふぅん?」
サルジュという人に絡んできたのは、若めで少し髪の長い人。
サルジュは気配が怖いが、この人は雰囲気が怖い。
明らかに、俺を敵対視している気がする。どうして?あったばかりなのに。
そんなことより、と彼が話しはじめ、俺から視線が外れた。
正直ほっとして、息が漏れる。早く食べてしまおうと思った食事だが、やはり食べる速さは変わらない。
途中まで食べて、けぷ、とお腹がいっぱいになってしまう。
だが、あと少しだ。どうしよう、と残った食事をじっと見つめる。
見つめたところで、無くなったりはしないけれど。
「ん?何だ、腹いっぱいなのか?」
カウンターの中に戻ろうとした店員の彼がちらりと自分を見て言う。
顔を上げ、でも視線を合わせられなくて、ぐるりと一周するようにあたりを見てからまた食事に目を戻し、諦めて一つ頷いた。
「そっか、量が多かったんだな。父さんに言っとくわ」
「い、いいの?」
「食べられないなら仕方がないだろ?」
まったく、と仕方がない奴だというように見られる。
ごちそうさま、と手を合わせるが、残してしまったことに少し罪悪感を抱えつつ、立ち上がった。
「坊主、ギルドに行くのか?」
「えっ?」
そっと立ち上がったはずなのに、隣のサルジュに声をかけられてしまった。
「い、いかない、けど」
「あ?依頼を受けに行くんじゃねぇのか?じゃあ、迷宮でも攻略しに行くのか?」
「め、迷宮?」
この近くに迷宮があるのだろうか?だが、ここに来たばかりで、何も知らない。
どこにあるのかも、どう言った迷宮なのかも。
それよりも、街を出てすぐのところに森があった。森の中は、様々な生き物が暮らしているが、自分が暮らしていた村と何ら変わりはないのを確認している。
そこに行って、獲物を狩ってこようかと思っていたのだが……。
「お前さん、何しに行くんだ?そんな装備で」
「え、えっと、狩りを、しに……?」
「狩り……?」
「お、俺は猟師、だか、ら……」
すごく怪訝そうな目を向けられてるんだが、なぜだろう?
ふっと、思い出した。姉に、猟をすると初めて言ったときに用意してくれたのが、この装備一式だった。
父さんが使っていたものだから、と言っていた気がする。
父親という存在に興味がなくて、今の今まで忘れていた。けれど、姉に言われていた。王都のそばには行っちゃだめよって。
父さんに迷惑がかかるからって。どうして、なんだろう?
そういえば、母親の存在は、知らない。どうして、だっけ?
「もういいっしょ?放っておけばさぁ!」
ハッとすれば、殺気が増えた彼が睨んできていて、店を飛び出した。
暫く門の方にかけて、はぁ、と息をつく。
えっと、何を考えていたんだっけ?と内心首をかしげながら、あ、と忘れないうちに、邪魔にならない場所に移動してからバッグから剣と銃を取り出して装備した。
よし、と忘れ物は無いか再度確認して、途中にあったゴミ捨て場にいらないものを捨てて、外に出る列に並んだ。
次の者、と昨日のように呼ばれて恐る恐る昨日もらった入場許可証と冒険者ギルドのカードを出した。
「うん?……あぁ、なるほど。通っていいぞ。冒険者ギルドのカードがあるなら、今度は西口から入るようにしろよ」
門番は、セルとは違ったが、許可証を見ると納得したようにうなずいて、冒険者ギルドのカードだけ返してきた。
そうか、と納得する。冒険者専用の入り口があると、グルガスが昨日説明の時に言っていた気がするが忘れていた。
それも、どこかというのも聞いていなかった。西口、西口、覚えておかなければ。
「おう、早いな。すまん、まだ朝飯は出来てないんだ。出来たら呼びに行く」
分かった、と返事をしてから風呂場の方に併設されている洗面台で顔を洗う。
食事処のついでのような宿屋だからか、宿の客はあまりいないようだ。
そもそも、宿屋だとわかるのだろうか?初見だとわからない気がする。
「おっと、先客か。悪いな」
がちゃり、と後ろで開けられた扉に、不意に体が跳ねた。
今は得物を持っていなかったから、臨戦態勢にはならなかったが、持っていたら構えていただろう。
寝起きは、油断が生じるから、気を引き締めないと。
入ってきたのは、灰色の短髪で、がっちりとした肉体をしている、おじさんだ。
結構年上だろう、声が結構しゃがれている。起き抜けなのかな?とも思うけれど。
「い、いえっ、もう終わるので……」
首を振って洗面台を譲り、悪いな、と彼が移動してからさっと風呂場を出た。
はぁ、と息を吐き部屋に戻る。
持ってきた簡易な服に着替えて眠っていたが、今日は外に狩りをしに行かねば。
そう思い、装備を身に着ける。腰につける剣や、背負うライフル銃などはマジックバッグに入れて、捨てるものを忘れずに一緒に入れて。
大きい方のマジックバッグは置いていく。狩りに必要ないものはそこに入れて、置いて行ったほうが身軽でいい。
忘れ物が無いか確認していると、こんこんっ、と扉のノックとともに、朝飯で来たぞ、と聞こえてきたので鍵を開けて、扉を開いた。
「ん?おぅ、昨日はよく見てなかったけど、何かそこらの冒険者より強そうな装備だな?」
「……ん?」
いつもの装備が、強そうといわれ、俺は腕を上げ体を見回す。
そんなに強い装備など身に着けた覚えがない。
そう言えば、この服はどうしたんだっけ?覚えてない……。
「まさか、わからないのか?」
「え、えっと、強そう?」
「どうやって手に入れたんだよ……まぁ、いいや。俺の見間違いという可能性もあるだろうしな」
先に行け、と一階を指され、素直にうなずく。
彼は、ほかの部屋にも声をかけている。
降りていけば、恰幅のいい女性がこちらを見た。
「アンタ……昨日最後に来た客だね。泊りの客はカウンターに座りな」
あ、はい、と返事をしてカウンターに腰かけた。
降りてきて開閉の扉を出てからすぐがカウンターだからあまり移動は少ない。
食事処はもう開店しているらしく、お客さんがちらほらと入っていた。
「よう、坊主。よく眠れたか?」
「は、はい。ぐっすりと」
「そうか。そりゃよかった」
ご夫婦なのだろうか?いや、むしろご家族なのだろうか?
よく似ている。
出された料理は、野菜を煮込んだスープと白パン、それからサラダとベーコンエッグ。
いただきます、と手を合わせ、スープから口を付けた。
スープは、優しい味がしておいしい。ただ、姉が作ってくれていたスープとは同じような具材を使っているのに、味が全く違うな、とも思った。
もくもくと食べていたつもりが、食べる速さが俺は遅いのか、誰もいなかったはずの隣に人が座る。
「おう、坊主。今朝は悪かったな。あの時間に起きてる野郎がいるとは思わなくてな」
「い、いえ……っ」
隣を見て、少し見上げれば今朝見たおじさんが隣にいた。
彼も、装備をきちんと着込んでいる。朝食を食べ終わったらすぐに出かけるのだろう。
冒険者、なのだろうか?
ただの旅人、という気はしない。それに、ちょっと怖い気もする。強者の気配、とでも言うのだろうか?
「どうしたよ、サルジュ。ちびっこに構って」
「おぅ、昨日来たみたいな新人だ。今朝、驚かしちまったみたいでな」
「ふぅん?」
サルジュという人に絡んできたのは、若めで少し髪の長い人。
サルジュは気配が怖いが、この人は雰囲気が怖い。
明らかに、俺を敵対視している気がする。どうして?あったばかりなのに。
そんなことより、と彼が話しはじめ、俺から視線が外れた。
正直ほっとして、息が漏れる。早く食べてしまおうと思った食事だが、やはり食べる速さは変わらない。
途中まで食べて、けぷ、とお腹がいっぱいになってしまう。
だが、あと少しだ。どうしよう、と残った食事をじっと見つめる。
見つめたところで、無くなったりはしないけれど。
「ん?何だ、腹いっぱいなのか?」
カウンターの中に戻ろうとした店員の彼がちらりと自分を見て言う。
顔を上げ、でも視線を合わせられなくて、ぐるりと一周するようにあたりを見てからまた食事に目を戻し、諦めて一つ頷いた。
「そっか、量が多かったんだな。父さんに言っとくわ」
「い、いいの?」
「食べられないなら仕方がないだろ?」
まったく、と仕方がない奴だというように見られる。
ごちそうさま、と手を合わせるが、残してしまったことに少し罪悪感を抱えつつ、立ち上がった。
「坊主、ギルドに行くのか?」
「えっ?」
そっと立ち上がったはずなのに、隣のサルジュに声をかけられてしまった。
「い、いかない、けど」
「あ?依頼を受けに行くんじゃねぇのか?じゃあ、迷宮でも攻略しに行くのか?」
「め、迷宮?」
この近くに迷宮があるのだろうか?だが、ここに来たばかりで、何も知らない。
どこにあるのかも、どう言った迷宮なのかも。
それよりも、街を出てすぐのところに森があった。森の中は、様々な生き物が暮らしているが、自分が暮らしていた村と何ら変わりはないのを確認している。
そこに行って、獲物を狩ってこようかと思っていたのだが……。
「お前さん、何しに行くんだ?そんな装備で」
「え、えっと、狩りを、しに……?」
「狩り……?」
「お、俺は猟師、だか、ら……」
すごく怪訝そうな目を向けられてるんだが、なぜだろう?
ふっと、思い出した。姉に、猟をすると初めて言ったときに用意してくれたのが、この装備一式だった。
父さんが使っていたものだから、と言っていた気がする。
父親という存在に興味がなくて、今の今まで忘れていた。けれど、姉に言われていた。王都のそばには行っちゃだめよって。
父さんに迷惑がかかるからって。どうして、なんだろう?
そういえば、母親の存在は、知らない。どうして、だっけ?
「もういいっしょ?放っておけばさぁ!」
ハッとすれば、殺気が増えた彼が睨んできていて、店を飛び出した。
暫く門の方にかけて、はぁ、と息をつく。
えっと、何を考えていたんだっけ?と内心首をかしげながら、あ、と忘れないうちに、邪魔にならない場所に移動してからバッグから剣と銃を取り出して装備した。
よし、と忘れ物は無いか再度確認して、途中にあったゴミ捨て場にいらないものを捨てて、外に出る列に並んだ。
次の者、と昨日のように呼ばれて恐る恐る昨日もらった入場許可証と冒険者ギルドのカードを出した。
「うん?……あぁ、なるほど。通っていいぞ。冒険者ギルドのカードがあるなら、今度は西口から入るようにしろよ」
門番は、セルとは違ったが、許可証を見ると納得したようにうなずいて、冒険者ギルドのカードだけ返してきた。
そうか、と納得する。冒険者専用の入り口があると、グルガスが昨日説明の時に言っていた気がするが忘れていた。
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