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入っちゃだめ♡*
しおりを挟む「あぁ──♡ あん、あん──♡ やぁ、レリアぁ──!」
「奥、きゅんきゅんする?」
熱くて、気持ちよくて、きゅんきゅんして、ふるえる腕で縋りついた僕は、こくこく頷いた。
「……きゅんきゅんするぅ、レリアぁ……♡」
ずるりと引き抜かれて、またたっぷり香油で濡らしたのを、奥まで突き刺された。
「ひぁあ──♡ あ、あ……やぁ、レリアぁ……あつ、ぃ、よぅ……」
鼻を押さえたレトゥリアーレは、きゅるるる氷魔法で鼻を冷やして、凛々しいかんばせに戻った。
耳まで紅いけど、かっこいー。
最愛の推しの、こんなにおっきいのが、僕のなかに入ってるなんて──!
しかも、痛いとか裂けるとか苦しいとか無理とか、何にもなくて、めちゃくちゃ気持ちいいなんて──!
うっとりしてたら、奥をぐりぐりされて、香油をたっぷり、擦りつけられる。
「あ、あ……っ♡」
奥が、きゅんきゅんしちゃう──♡
ふるえる指で縋ったら、レトゥリアーレが熱い吐息で囁いた。
「もっと奥、いっぱい、突いて欲しい?」
とろけるような甘い声に、がくがく頷いたら、ずるりとレトゥリアーレの昂りが抜けてゆく。
「や、や──! 抜かないで──!」
うるうるの涙目で縋ったら、鼻を押さえたレトゥリアーレが、きゅるるる氷魔法で鼻を冷やした。
ふたたび凛々しい顔に戻ったレトゥリアーレが、残った香油をぜんぶ、巨大すぎるのに念入りに擦りつける。
「ルルの一番奥を突いて、イかせてあげる」
くぷりと、先端をあてがわれる。
もう、僕のカラダは、期待にふるえるしか、できない。
「……レリア……」
「愛してる、ルル」
ぎゅうぎゅう、抱きしめてくれたレトゥリアーレは、僕の一番奥の、その先まで貫いた。
「あ、あぁあ──……!」
悲鳴なのか、悦びの声なのか、わからない。
はじめてさんなのに、結腸まで貫かれた僕は、前に触られることなく、白濁を噴きあげた。
うん。
結腸突かれて、お尻でイったよ。
絶対、はじめてじゃないっぽい!
「あ──♡ やぁ……! イって、るぅ……♡ あ、あぁあ──♡」
イった衝撃に、僕のナカが、めちゃくちゃ痙攣する。
レトゥリアーレの熱い雫が、奥の奥に叩きつけられる感触がする。
注ぎ込まれた光の魔力に、僕の身体がほのかに光を放った。
じゅわり。
闇の申し子の僕に注がれた、光の魔力が、僕のなかを、やさしく焼いた。
気持ちよくて、熱くて、眩暈がする。
たまらない余韻に浸りたいのに、全く衰えない巨根が、僕の奥を突きあげた。
「ルルのなか、最高。
ぎゅうぎゅう締めつけて、ひくひくして、ぐしゃぐしゃに濡れてて、めちゃくちゃきもちいい♡」
「あぁ、やぁ……♡ イくの、とまらな……♡ や、や、レリア、止まって──!」
「だめ。
お尻だけで、空になるまで、イかせてあげる」
ぱちん。
乾いた音が、する。
レトゥリアーレのお腹と、僕のお尻が、ぶつかった音だ。
奥の奥、入ったらいけないところに、熱くて、太くて、硬いのが、捻じ込まれる。
「ひぃあ────……っ! あ、ぁあ……!」
狭い門を抉じ開けるように、ごぽりと結腸まで貫かれた僕は、かはかはしながら、白濁を噴きあげ、悦びに仰け反った。
頭が、白く、熱くなる。
しなる身体が、熱い。
こぼれる吐息が、燃える。
「あ、あ──! ひう……! ひあぁ────♡」
きもちいい。
イきっぱなしなのも、レトゥリアーレの熱いので、奥の奥を貫かれるのも、結腸をゴリゴリされるのも、頭が吹っ飛ぶほど、気持ちいい。
ぴゅくぴゅく散る白濁が、元気がなくなり、とろとろして、透明になってゆく。
ずっとイってる僕の中は、レトゥリアーレの精液を搾り取るみたいに、ぎゅうぎゅう、ビクビク痙攣を繰り返す。
気持ちよさそうに、レトゥリアーレが何度も何度も、僕の奥の奥に熱い飛沫を叩きつける。
沁みるように熱くて、熔けるように、うれしい。
「……れ、りあ……も、きもち、ぃ……?」
「死にそうなくらい、きもちいい」
一緒だ。
瞳を重ねて、唇を重ねて、笑った。
限界まで足を開いて、限界まで繋がって、抱きしめて、口づける。
ビクビク震えるナカの痙攣も、迸る熱い雫も、僕の口からあふれる、悲鳴みたいな悦びの声も。
最愛のレトゥリアーレが、与えてくれる。
思うだけで、熔けてゆく。
「……あいしてる、レリア」
「あいしてる、ルル」
抱きしめて、口づけて、結腸まで繋がって、こぼれる愛に、笑う。
こんなにえっちなことをしたいのは、最愛の、あなたとだから。
こんなに喜びがあふれるのは、最愛の、あなたとだから。
愛してるから、したいんだ。
ぎゅうぎゅう、レトゥリアーレを、抱きしめる。
ぎゅうぎゅう、レトゥリアーレが、抱きしめてくれる。
「あいしてる」
滴り落ちる体液と、悦びと、愛の夜。
はじめての、夜でした。
はじめてさん同士の、初えっちじゃないと思うな。
死ぬほどイった僕は、死ぬほど気持ちよかったです。
お腹、最愛の推しの精液で、ぱんぱんとか、悦びしかない。
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