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め!*
しおりを挟む「ほら、できるから。
ゆっくり、さがって。
だいじょうぶ」
緋色の瞳が、俺をやさしく見つめてくれる。
「こんなおっきぃの、むりぃ♡」
……うん。
目を♡にして言うことじゃなかったな。
真っ赤になったディゼが、掌に顔を埋めた。
「……俺の我慢大会なんだけど」
「俺もはやくほしぃ♡ ディー♡ 嵌めてください♡」
お尻ですりすりして、おっきいのを擦る俺に、角まで真っ赤なディゼが叫ぶ。
「だめ!!!
お仕置きなんだから!!
リユィが嵌めるの!」
「ふぇえ!」
「泣き落としはきかん!」
「ふぇえ……嵌めて、ディー……♡」
「……お誘いもきかん!!」
ちょっと間があったよ!
うれしい!
「ディー、おねがい♡」
ずりゅ♡
「……………………」
「…………ディー?」
「……………………」
「うわあん! 激おこ、やだ────!!
ちゃんとする! するからぁ……!
俺のこと、きらわないで、ディー!」
ぎゅうううう。
抱きついたら、ディゼがふくれたまま、抱きしめてくれる。
「かわいいか」
「ふぇえ。
……もう、おこじゃない?」
うるうるの目で見あげたら、ディゼはちょっと赤い頬で唇を尖らせた。
「ちょっとおこ」
「ふぇえ。
ご、ごめんなさい、ディー」
俺の頭をわしゃわしゃ撫でてくれたディゼが、笑う。
「ちゃんと嵌めて。
恥ずかしくないから。
リユィ、かわいいから。
自分で、俺の、くわえて」
大きな掌に、お尻を割り開かれる。
「……ぁ……♡……ディー……♡」
つやつやなディゼのお腹に手をついて、お尻をあげた。
「……こわ、い……」
「だいじょうぶ。
いつも、きもちいーだろ?」
こくこく、頷く。
おっきくて、熱くて、おかしくなっちゃいそうで、こわいのに、そっと、ふれる。
きゅ、と握ったら、
「……っ」
ディゼが呻いた。
「……なぜか俺の我慢大会が始まるんだけど……!
納得いかん!」
叫ぶディゼが真っ赤で、かわい──!
もみもみ♡ しこしこ♡ きゅっきゅっ♡
「……は、……ぁっ……♡ こ────ら────!!!」
……ディゼの生喘ぎが最高すぎて、俺が尊死しそうだ────♡♡
鼻を押さえてうずくまる俺の背を、ディゼの大きなてのひらが、ぽんぽんする。
「リユィ、はやく嵌めて。
もう俺、我慢限界」
血管ビキビキのを擦りつけられて、甘い吐息が零れる。
「……んっ……はぁ……ディー……♡」
きゅ、と握って、そうっとお尻の穴にあてがう。
ちゅるん♡
先走りで滑るのを、あわあわ捉えて、ぎゅうっと握ったら、またディゼが呻いた。
「……っく……! リユィ!!」
角まで真っ赤なディゼに、抱きついた。
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