上 下
67 / 134

怒られた!*

しおりを挟む



「ほら、できるから。
 ゆっくり、さがって。
 だいじょうぶ」

 緋色の瞳が、俺をやさしく見つめてくれる。


「こんなおっきぃの、むりぃ♡」

 ……うん。
 目を♡にして言うことじゃなかったな。

 真っ赤になったディゼが、掌に顔を埋めた。


「……俺の我慢大会なんだけど」

「俺もはやくほしぃ♡ ディー♡ 嵌めてください♡」

 お尻ですりすりして、おっきいのを擦る俺に、角まで真っ赤なディゼが叫ぶ。


「だめ!!!
 お仕置きなんだから!!
 リユィが嵌めるの!」

「ふぇえ!」


「泣き落としはきかん!」

「ふぇえ……嵌めて、ディー……♡」


「……お誘いもきかん!!」

 ちょっと間があったよ!
 うれしい!


「ディー、おねがい♡」

 ずりゅ♡


「……………………」


「…………ディー?」


「……………………」


「うわあん! 怒っちゃやだ――――!!
 ちゃんとする! するからぁ……!
 俺のこと、きらわないで、ディー!」


 ぎゅうううう。

 抱きついたら、ディゼがふくれたまま、抱きしめてくれる。


「かわいいか」

「ふぇえ。
 ……もう、怒ってない?」

 うるうるの目で見あげたら、ディゼはちょっと赤い頬で唇を尖らせた。


「ちょっと怒ってる」

「ふぇえ。
 ご、ごめんなさい、ディー」

 俺の頭をわしゃわしゃ撫でてくれたディゼが、笑う。


「ちゃんと嵌めて。
 恥ずかしくないから。
 リユィ、かわいいから。
 自分で、俺の、くわえて」

 大きな掌に、お尻を割り開かれる。


「……ぁ……♡……ディー……♡」

 つやつやなディゼのお腹に手をついて、お尻をあげた。


「……こわ、い……」

「だいじょうぶ。
 いつも、きもちいーだろ?」

 こくこく、頷く。

 おっきくて、熱くて、おかしくなっちゃいそうで、こわいのに、そっと、
ふれる。

 きゅ、と握ったら、

「……っ」

 ディゼが呻いた。


「……なぜか俺の我慢大会が始まるんだけど……!
 納得いかん!」

 怒るディゼが真っ赤で、かわい――!


 もみもみ♡ しこしこ♡ きゅっきゅっ♡


「……は、……ぁっ……♡ こ――――ら――――!!!」


 ……ディゼの生喘ぎが最高すぎて、俺が尊死しそうだ――――♡♡

 鼻を押さえてうずくまる俺の背を、ディゼの大きなてのひらが、ぽんぽんする。


「リユィ、はやく嵌めて。
 もう俺、我慢限界」

 血管ビキビキのを擦りつけられて、甘い吐息が零れる。


「……んっ……はぁ……ディー……♡」

 きゅ、と握って、そうっとお尻の穴にあてがう。

 ちゅるん♡

 先走りで滑るのを、あわあわ捉えて、ぎゅうっと握ったら、またディゼが呻いた。


「……っく……! リユィ!!」


 角まで真っ赤なディゼに怒られた俺は、思わずディゼに抱きついた。








しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【これはファンタジーで正解ですか?】

BL / 連載中 24h.ポイント:71pt お気に入り:31

エロ下着協奏曲

BL / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:36

極道恋事情

BL / 完結 24h.ポイント:702pt お気に入り:827

隷属神官の快楽記録

BL / 完結 24h.ポイント:120pt お気に入り:714

冬にビンタ

BL / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:76

【R18】異世界で傭兵仲間に調教された件

BL / 連載中 24h.ポイント:113pt お気に入り:490

domに無理やりおしっこ我慢させられちゃうsub

BL / 完結 24h.ポイント:355pt お気に入り:141

処理中です...