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ディーのおしごと

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「そ、そうなんだ。
 僕、あまり人界のことを、知らないから。
 確かに、初対面の王子に薬を売り込みにゆくのは、失礼かもしれないね」

 はちみつの瞳を瞬くメファに、頷いた。


「しかも、えっちな薬だからね!」

 顔を見合わせて、ふたりで笑う。


「あ──も──、かわいーのが仲良くしてるとか、楽園かよ」

「ディー!」

 降ってきたディゼの細い腰に抱きついた。

 ジャストフィット!


「今日は、おこじゃないの?」

 いつもかっこいーディゼの腰におでこをすりすりしながら、見あげて聞いてみる。

 ちょっと赤くなったディゼは、俺の頭を、わしわし撫でてくれた。


「ゆうべ、散々お仕置きしたからな」

 形のよい唇の端が、あがる。


 ぽん!

 音をたてるほど燃えて、でも目は♡になったと思う!


 隣でメファが、はちみつの髪を揺らして笑った。


「リユィ、かわいー♡
 どんなお仕置き、されちゃったの?」

 顔を覗き込んでくれる、はちみつの髪がふわっふわのメファが、かわい──!!

 質問の内容は、可愛くない。

 俺も、前を縛られたまま、嵌められまくって、空イキさせられまくって、めちゃくちゃ泣いてるのにゆるしてくれなくて、結腸ゴリゴリされながら外された瞬間、潮吹きが止まらなくて♡ とか真実を告げそうになるのは止めよう!

 恥ずか死ぬから!!


「あわわわわ!」

 ぷるぷる首を振る俺に、メファが透きとおる鈴の声で笑う。

 ディゼの腰に熱い頬をうずめた俺は、ついでにディゼのお尻をさわさわしながら、ディゼを見あげた。

「こら」

 紅い頬で呟くディゼの瞳が、甘くて、やさしー♡

 ディゼのお尻、ちっちゃくて、きゅって締まってて、硬くて、かっこいー!


「こら!」

 緋の瞳が吊りあがったので、あわあわディゼのお尻を撫でまわしていた手を止める。

 隣でメファが、喉を鳴らして笑ってる。


「ディー、お仕事は?
 俺と遊んでて、いいの?」

 首を傾げたら、ディゼは紅い頬で吐息した。


「俺の仕事は、リユィが我が儘言ったり、誰かを虐げたり、傷つけたりしてないか、リユィが誰かから酷いことされてないか」

「ぁん♡」

 きゅ、とディゼのおっきい掌で、お尻をぎゅ、と鷲掴みにされた俺は、思わず目を♡にして、甘えた声を出した。


 隣にメファがいるのにぃいいい!!

 俺の、あんぽんたん!!

 噴火した隣のメファが真っ赤になって、ディゼがくつくつ笑う。


「リユィが浮気してないか、確認」

 にやにや笑うディゼが、かっこよすぎて困る。

 こほんこほん咳払いするメファが、真っ赤でかわいー!



「ご、ごめんね、メファ」


 なぜか俺が謝った!









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