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アンデッドの国
精神世界
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悪魔召喚に必要な魔法陣はきちんと覚えている。
暇な時に魔法書を読み漁って覚えておいたのだ。
魔法陣を描いたらその中に血を入れる必要があるのだが、当然俺の体に血はない。
なので、適当に用意した魔物の血で代用する事にした。
そして詠唱を開始する。
「我が欲望を喰らい魔界からその姿を現せ。代償を贄に願いを叶えろ。悪魔召喚!」
魔法陣が夜の世界を照らす光を放つ。
ドロドロした魔法陣からゆっくりと黒髪赤眼の女性のような見た目である。
ただの主観だ。顔立ち、髪型でそう判断した。
悪魔に性別はないのでなんとも言えないが。
「我を召喚したのはお前か?」
「ああ。俺の命令を聞いて貰いたい」
「ならば貴様の『怒り』の感情を貰うが⋯⋯問題ないか?」
「⋯⋯それで良いのなら」
俺は頭を前に倒して肯定する。
女性のような悪魔の声は不思議な感じで、口を動かしているのにそこから出ているような気がしないのだ。
脳内に直接声を流しているかのような声音に少しだけ警戒を強める。
悪魔が俺の頭に手を置き、目を瞑る。
体の中を探るような魔力がくすぐったく感じてしまう。
「む? これは鍵か」
「何を言っているんだ?」
悪魔との距離が近く、長い時間ずっと頭に手を置かれている。
周囲を見れば魔物が寄って来る感じもなかった。
何かを奪われる感覚はなく、ただ体を探られるだけの感覚が残っている。
「これは⋯⋯くく。面白い」
「ん?」
悪魔は何が面白いのか、クスクスと口に手を当てて笑い出す。
それが心の底から笑っているのかは不明だが。
「契約内容を変えよう」
「なんだ?」
「我を貴様の傍におけ」
「構わないけど⋯⋯なぜ?」
「貴様の生きる道に興味が湧いた。さて、願いを言え」
「俺には主的な仲間がいるんだ。ソイツを守って欲しい」
「⋯⋯変な魂の繋がりはそれか。良かろう。契約成立だ」
「ぐっ」
契約成立と言われた瞬間、体の中に邪悪な魔力が流れ始めた。
体を蝕んで行く魔力に体が拒否反応を示し出す。
具体的には変身がぐちゃぐちゃになるのだ。
気持ち悪い魔力でとても吐き出したい。
なんだよこれ。やばい。まじで気持ち悪い。
《ザザ───せつ─────かんザザ》
頭の中にノイズが走る。
電撃が走るかのようなビリビリとした激しい痛み。
何かしらを体の中に入れて来る。魔力とは違う何かを。
これはダメだと俺の本能が告げてそれを拒否する。
《ザザ──抵抗──確認──ザザ》
「ぐっ。なんだよ、これ」
頭がはち切れそうな痛みを感じる。
ガンガンとトンカチでぶん殴られ、チェンソーでジリジリと切り裂かれる。
それが外側からも内側からも感じる。
死んだ方がマシかと思ってしまう絶望的な痛みが体を覆う。
頭を抑えても痛みが引く事は無い。
ハイエナに肉を骨を噛みちぎられるような痛みにゾウに踏みつけられる痛み。
ドラゴンの炎に生身で炙られるような灼熱の痛み。
様々な痛みが俺を襲う。
「どうした?」
悪魔が不思議なモノを見る表情をする。
その中には少しだけ好奇心が含まれている様に感じられた。
だが、それを気にする程の余裕が俺にはなかった。
「うぐがっ」
《─────廻廊接続。スキルの注入を──抵抗》
《抵抗抵抗》
《抵抗抵抗抵抗抵抗抵抗拒否拒否拒否》
《洗脳措置》
刹那、俺が認識する世界が切り替わる。
真っ暗な世界でどこを見渡しても何も存在しない空虚な世界。
歩いても地面を歩いているの分かりない。
感覚が狂ってしまいそうな世界。
ここは、どこだ?
『ここは精神世界って奴です』
誰?
どこかヒスイに似ているような見た目をしている光り輝く人物がそこにいた。
だけどヒスイとは全くに使わないエネルギーをその身から感じる。
『君はまだ現況を把握していない』
何を言っているんだ?
お前は誰だ。
どうして俺はここにいるんだ!
応えろ!
『ステータスと言いなさい。さすれば全てがわか──あのクソが』
そして俺の前には悪魔が立っていた。
隠しているようだが、ちょっとだけ笑っている。
「大丈夫ですか? 何かしらの環境があったので遮断してみたのですが」
「⋯⋯分からない。助かった」
頭に流れるノイズも無くなったし、あれは無視しよう。
考えるのも嫌だ。あれが敵かも味方かも分からないが、ろくでもないモノなのは分かる。
今はこの悪魔の方が重要だ。
「契約は完了したんだよな?」
「はい」
「ヒスイを守って欲しい。後、勝手に暴れるのは禁止だ」
「興味無いので。我が興味を示すのは貴様のみだ」
「それは良かったよ」
まだ少しだけ頭が痛む。
今日は帰って休む事にするか。悪魔は俺の影へと入った。
便利な力を持っているようだ。⋯⋯俺も一応あるけど難しいので使ってない。
いずれそれらも出来るように成らないとな。
【純粋魔力】【精神変身】
と言うスキルが増えていた。
こいつらが俺の体に起きた異変の原因だろうな。
宿に戻って悪魔をヒスイの影に、俺は自分の意識を闇に落として無理矢理寝る事にした。
こんな事なら悪魔なんて召喚するんじゃなかった。
しかもこいつ、滅茶苦茶強いぞ。
さっきまで何も聞かなかったが、さっき新たな変身先を見たらやばい事が判明した。
“憤怒の悪魔”
つまりは悪魔種の原初である。
どうしてあの即席の魔法陣でコイツを召喚出来たか分からないが、ヒスイを守ってくれると『契約』してくれたので問題ない。
悪魔の契約は歴史書にも載っている程に強力だ。
魂の契約らしい。
意識を闇に落とした事により俺が出来るのは思考くらい。
寝ると言ってもそんなモノは既に存在しない体なので、体の意識を分裂させる感じだ。
体や精神は一応休まる。
一つ一つ整理して行こう。
まずは簡素な魔法陣で悪魔を召喚。
最初は『怒り』の感情だった代償が超簡単なモノに変わった。
そして契約成立。
直後魂を蝕む痛みを味わった。
頭の中に流れる本能が拒否するノイズ。
そして意識が精神世界とやらに移動して良く分からない奴と出会った。
よく分かりない事を一方的に言われたので無視する事に決めた。
触らぬ神に祟りなし。
次に増えたスキル。
【純粋魔力】を確認する。
【純粋魔力】
不純物の混ざってない純正な魔力を扱え、生成する。
魔性なるエネルギー。力の源。
よく分かりないのだが⋯⋯普通の魔力とは違うのだろうか?
次に【精神変身】である。
【精神変身】
精神生命体の体へと変える事が可能となる。
精神生命体は物理攻撃、自然的影響を無視する事が可能。
結論、よく分からない。
◆
2話後くらいに本番ですっ!なげぇ退屈だ。読むの止めた。
止めないでください止めないでください止めないでください。
暇な時に魔法書を読み漁って覚えておいたのだ。
魔法陣を描いたらその中に血を入れる必要があるのだが、当然俺の体に血はない。
なので、適当に用意した魔物の血で代用する事にした。
そして詠唱を開始する。
「我が欲望を喰らい魔界からその姿を現せ。代償を贄に願いを叶えろ。悪魔召喚!」
魔法陣が夜の世界を照らす光を放つ。
ドロドロした魔法陣からゆっくりと黒髪赤眼の女性のような見た目である。
ただの主観だ。顔立ち、髪型でそう判断した。
悪魔に性別はないのでなんとも言えないが。
「我を召喚したのはお前か?」
「ああ。俺の命令を聞いて貰いたい」
「ならば貴様の『怒り』の感情を貰うが⋯⋯問題ないか?」
「⋯⋯それで良いのなら」
俺は頭を前に倒して肯定する。
女性のような悪魔の声は不思議な感じで、口を動かしているのにそこから出ているような気がしないのだ。
脳内に直接声を流しているかのような声音に少しだけ警戒を強める。
悪魔が俺の頭に手を置き、目を瞑る。
体の中を探るような魔力がくすぐったく感じてしまう。
「む? これは鍵か」
「何を言っているんだ?」
悪魔との距離が近く、長い時間ずっと頭に手を置かれている。
周囲を見れば魔物が寄って来る感じもなかった。
何かを奪われる感覚はなく、ただ体を探られるだけの感覚が残っている。
「これは⋯⋯くく。面白い」
「ん?」
悪魔は何が面白いのか、クスクスと口に手を当てて笑い出す。
それが心の底から笑っているのかは不明だが。
「契約内容を変えよう」
「なんだ?」
「我を貴様の傍におけ」
「構わないけど⋯⋯なぜ?」
「貴様の生きる道に興味が湧いた。さて、願いを言え」
「俺には主的な仲間がいるんだ。ソイツを守って欲しい」
「⋯⋯変な魂の繋がりはそれか。良かろう。契約成立だ」
「ぐっ」
契約成立と言われた瞬間、体の中に邪悪な魔力が流れ始めた。
体を蝕んで行く魔力に体が拒否反応を示し出す。
具体的には変身がぐちゃぐちゃになるのだ。
気持ち悪い魔力でとても吐き出したい。
なんだよこれ。やばい。まじで気持ち悪い。
《ザザ───せつ─────かんザザ》
頭の中にノイズが走る。
電撃が走るかのようなビリビリとした激しい痛み。
何かしらを体の中に入れて来る。魔力とは違う何かを。
これはダメだと俺の本能が告げてそれを拒否する。
《ザザ──抵抗──確認──ザザ》
「ぐっ。なんだよ、これ」
頭がはち切れそうな痛みを感じる。
ガンガンとトンカチでぶん殴られ、チェンソーでジリジリと切り裂かれる。
それが外側からも内側からも感じる。
死んだ方がマシかと思ってしまう絶望的な痛みが体を覆う。
頭を抑えても痛みが引く事は無い。
ハイエナに肉を骨を噛みちぎられるような痛みにゾウに踏みつけられる痛み。
ドラゴンの炎に生身で炙られるような灼熱の痛み。
様々な痛みが俺を襲う。
「どうした?」
悪魔が不思議なモノを見る表情をする。
その中には少しだけ好奇心が含まれている様に感じられた。
だが、それを気にする程の余裕が俺にはなかった。
「うぐがっ」
《─────廻廊接続。スキルの注入を──抵抗》
《抵抗抵抗》
《抵抗抵抗抵抗抵抗抵抗拒否拒否拒否》
《洗脳措置》
刹那、俺が認識する世界が切り替わる。
真っ暗な世界でどこを見渡しても何も存在しない空虚な世界。
歩いても地面を歩いているの分かりない。
感覚が狂ってしまいそうな世界。
ここは、どこだ?
『ここは精神世界って奴です』
誰?
どこかヒスイに似ているような見た目をしている光り輝く人物がそこにいた。
だけどヒスイとは全くに使わないエネルギーをその身から感じる。
『君はまだ現況を把握していない』
何を言っているんだ?
お前は誰だ。
どうして俺はここにいるんだ!
応えろ!
『ステータスと言いなさい。さすれば全てがわか──あのクソが』
そして俺の前には悪魔が立っていた。
隠しているようだが、ちょっとだけ笑っている。
「大丈夫ですか? 何かしらの環境があったので遮断してみたのですが」
「⋯⋯分からない。助かった」
頭に流れるノイズも無くなったし、あれは無視しよう。
考えるのも嫌だ。あれが敵かも味方かも分からないが、ろくでもないモノなのは分かる。
今はこの悪魔の方が重要だ。
「契約は完了したんだよな?」
「はい」
「ヒスイを守って欲しい。後、勝手に暴れるのは禁止だ」
「興味無いので。我が興味を示すのは貴様のみだ」
「それは良かったよ」
まだ少しだけ頭が痛む。
今日は帰って休む事にするか。悪魔は俺の影へと入った。
便利な力を持っているようだ。⋯⋯俺も一応あるけど難しいので使ってない。
いずれそれらも出来るように成らないとな。
【純粋魔力】【精神変身】
と言うスキルが増えていた。
こいつらが俺の体に起きた異変の原因だろうな。
宿に戻って悪魔をヒスイの影に、俺は自分の意識を闇に落として無理矢理寝る事にした。
こんな事なら悪魔なんて召喚するんじゃなかった。
しかもこいつ、滅茶苦茶強いぞ。
さっきまで何も聞かなかったが、さっき新たな変身先を見たらやばい事が判明した。
“憤怒の悪魔”
つまりは悪魔種の原初である。
どうしてあの即席の魔法陣でコイツを召喚出来たか分からないが、ヒスイを守ってくれると『契約』してくれたので問題ない。
悪魔の契約は歴史書にも載っている程に強力だ。
魂の契約らしい。
意識を闇に落とした事により俺が出来るのは思考くらい。
寝ると言ってもそんなモノは既に存在しない体なので、体の意識を分裂させる感じだ。
体や精神は一応休まる。
一つ一つ整理して行こう。
まずは簡素な魔法陣で悪魔を召喚。
最初は『怒り』の感情だった代償が超簡単なモノに変わった。
そして契約成立。
直後魂を蝕む痛みを味わった。
頭の中に流れる本能が拒否するノイズ。
そして意識が精神世界とやらに移動して良く分からない奴と出会った。
よく分かりない事を一方的に言われたので無視する事に決めた。
触らぬ神に祟りなし。
次に増えたスキル。
【純粋魔力】を確認する。
【純粋魔力】
不純物の混ざってない純正な魔力を扱え、生成する。
魔性なるエネルギー。力の源。
よく分かりないのだが⋯⋯普通の魔力とは違うのだろうか?
次に【精神変身】である。
【精神変身】
精神生命体の体へと変える事が可能となる。
精神生命体は物理攻撃、自然的影響を無視する事が可能。
結論、よく分からない。
◆
2話後くらいに本番ですっ!なげぇ退屈だ。読むの止めた。
止めないでください止めないでください止めないでください。
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