20 / 75
一章 転生と心
罪を背負って笑い生きるクズ
しおりを挟む
全てを終わらせ、その報告をしに行った。
それが終わり、全てに別れを空に向かって伝えた。
空を飛んで何処かに行こうとしていた所だった。
急に眩しい光に包まれて、視界が変わる。
目の前には目尻に水を溜めたヒスイが居た。頬を真っ赤に染め上げ、俺を鋭い目で睨んでいる。
「ゼラさん!」
「ん?」
頬をパチンと、両手で包まれて叩かれる。
別に痛みは感じない。⋯⋯と言うか、なんで俺はここに居るんだ?
空を飛んでたのに。
「使役者は使役獣を呼び出せる魔法が使えるんですよ。そんな事よりゼラさん」
「な、なんだ?」
サラッと心を読まれた俺はヒスイと目を合わせないように目を逸らす。
すると、握られる力が強くなる。こっちを見ろ、そう言っている気がした。
「私から離れようとしてましたよね?」
「な、なんの事やら」
俺は言い訳をした。確かに、俺はヒスイから離れようとした。
それがヒスイの為に成ると思って。
「なんで離れようとしたんですか」
「⋯⋯してない」
「じゃあ目を合わせてください!」
俺は目を合わせれなかった。だって事実だから。
「なんで、ですか」
「⋯⋯俺はもう、君の傍に居られる存在じゃないから」
「大きな音でした。爆音がここまで聞こえました。ここからでも火が見えました」
「それは全部⋯⋯俺がした事だ」
「そうですか。だからって、なんで私と離れる事に成るんですか!」
「だって俺は、犯罪者だ。ヒスイにも迷惑が掛かる。だから」
「だからなんですか! ゼラさんが私の傍から居なく成る方が迷惑です! ゼラさんが罪を背負っても、誰も裁けない。証拠があってもゼラさんだと突き止める事は不可能です」
「⋯⋯そうだな」
「永遠と一人で自分の罪を背負うんですか」
「当たり前だ」
「私は貴方の主です。契約者です」
「⋯⋯」
「私は貴方の保護者です! 貴方の罪は私の罪!」
「違う!」
「違くない! 私達は一蓮托生です! そう誓った筈です! ですから、貴方の罪は私の罪。私の罪は貴方の罪。一緒に背負って生きましょうよ」
お、おかしいな。なんでかな?
なんで、こんなに嬉しいと感じてしまうんだろうか。
迷惑なのは分かっているのに。離れないといけないのに。
なんで離れたくないって思ってしまうんだろ。
俺は人殺しだ。相手がいくらクソ野郎でも、殺しには変わりない。
そんな俺の罪を一緒に背負って生きる?
ヒスイにそんな義務は無いのに。別に無視してしまえば良いのに。
そんな俺に手を伸ばしてくれるのか。こんな人殺しのクズに。
引き剥がさないと。ヒスイと離れないといけないのに。
なのに、体が動かない。考えている脳からの命令を体が全力で否定する。
良くないと分かっているのに、甘えてしまう。
「なんで、離れるって分かったんだ」
「契約の証の色が薄く成ったんですよ。それが離れている理由。距離の問題ではありません。心の問題です。⋯⋯心配でした」
「そうか。でも、ダメだよ。ヒスイが、俺の罪を背負う必要は無い」
「はぁあああああああああ。だ、か、らぁ! 私はゼラさんの保護者であり契約者であり、仲間じゃないですか! 違うんですか! 仲間だって思ってたのは私だけですかぁ? 一蓮托生の関係だって思ってたのは私だけですかァ!」
「ちが⋯⋯」
「違うなら!」
再びパチンと顔を叩かれ、今度は自分の頬を叩くヒスイ。
頬がさらに真っ赤になり、そして痛そうに目を震わせる。
「これからも一緒に生きましょう。それが私達じゃないですか。至らない所も多いですが、頑張ります。私、ゼラさんと生きるの好きですよ。楽しいですし」
ヒスイの笑顔がリーシアと被さった。
「ヒスイ、こんな俺と、こんなクズと、一緒に居てくれるのか?」
「そう誓いましたよ。出会ったその日に」
首に手を回し、抱き寄せてくれる。ヒスイの鼓動が聞こえる。
速い鼓動が聞こえて来る。緊張か焦りか分からない⋯⋯だけど、凄く安心する。
「⋯⋯もしも特定されて、裁かれる時は、ヒスイは逃がす」
「ダメです」
「ダメだ。それだけは、約束してくれ。俺の罪は俺のだ。そして、ヒスイはそんな俺に騙されている。俺の事はただのドッペルゲンガーだと思っている。人殺しもしてないと、思っている。何も知らない」
「無理です! 嫌です!」
「頼む。俺を俺のまま、クズで居させてくれ⋯⋯」
俺の言葉に、ヒスイは二分無言になり、頷いた。
「ありがとう」
最大の笑みを俺は向けた。俺は罪を背負い、その罪を精算する事なく、笑って生きる。
貴族を殺した事に後悔も無ければ反省もしない。
更正? クソ喰らえだ!
俺はあいつらを許さない。それだけだ。
だから、ヒスイには背負わせない。俺がヒスイを騙して俺はのうのうと生きる。
それが俺だ。誰にもこの生き方を否定させない。
俺は⋯⋯クズだ。
「⋯⋯明日、獣王国に行きます」
「分かった」
「とある依頼を受けましたのでね」
「へー」
「⋯⋯と言うよりも、その見た目はなんですか?」
「俺の⋯⋯名ずけ親のリーダーの見た目の大人の姿」
「⋯⋯せめて中性で行きませんか?」
「無理だな」
俺は胸を貼った。
「じゃあ、その俺口調は止めません?」
「ヒスイしか居ないから問題ないよね!」
俺は親指を上げた。
「それでは⋯⋯獣王国について詳しくお話します」
「重んじて聞き入れよう」
正座をした。
「獣王国は獣人絶対国です」
俺は待ったをかけた。
獣人絶対なのにエルフの君が行くのかと、そんな当然の疑問が現れた。
「あの貴族様、仕事が早過ぎますよ。しかも、私も知らなかったのですがこの国、水面下で獣王国と取引していたらしいです」
「えー」
「そして、実はその国から秘密裏に匿名依頼が届きました!」
手紙を出してくれた。
なんかそれっぽい事は書いてあるし、それっぽい印鑑もある。
だが、それっぽいだけで本物かは不明である。
「知っている人からの紹介でしか私達のサービスは分からない様にしているので、問題ないでしょう。この印鑑は獣王国の国旗と同じなんですよね」
「は? いや待て。それってつまり⋯⋯」
「はい。獣王から直接ですよ」
いやーまじやばくね?
「依頼内容は不明ですので、早く向かいます。獣人絶対と言いましたが、それは騎士とか国に仕えるのを獣人限定にしているだけで、割と差別意識とかなく受け入れてくれますよ。人間は難しいですがね。だから不思議なんですよ。この国、凄すぎますよ。我が里との長らく行われている貿易が維持されているだけはあります」
「そっか。なら獣人の方が良いかな?」
「え?」
俺は人間の耳を引っ込めて頭上から猫耳を生やし、尻からは猫の尻尾を生やした。
服も体なので擬態を変更するのは余裕である。
ちなみに猫以外にも可能である。犬だろうが猿だろうが。
「可愛い~」
「ちょ、止めて! くすぐったいよ」
耳をくりくりされる。く、くすぐったい。
ヒスイの表情が固まる。
「胸を触っても、中身を見ても、中に手を入れても平然としていたゼラさんが、表情を変えた! 可愛い」
「そ、それは、リーシアの心が強いから~」
リーシア大人の姿だが、中身は子供のリーシアだ。
表情感情豊かなのは仕方ない。
偽の心なのに、自分の心のように感じる。
「てか、いい加減にしろ!」
「ぎゃふん!」
ベットに倒れたヒスイ。
「あ、ごめん。チャクラが無意識で込められた」
だ、大丈夫だよね? い、一応息はしてるね。良し!
◇◆◇◆◇◆
キリの良い20話へと参りました!次回はまだこの国の延長線上ですが、近々獣王国がメインの話へと移る予定です。予定としては3話先くらいからです。
ここまでに思った感想など、わたくし作者にぶちまけてください。どんな感想でも受け入れ、返信する所存です。『とんな』感想でも。
貴方の感想を星に変えて頂けますと、口から汚い笑みが零れます。
ここまで書いてちょっとした後悔を言います。ヒスイの髪色銀髪にすりゃ良かった!
作者は銀髪ヒロイン好きです。はい
それが終わり、全てに別れを空に向かって伝えた。
空を飛んで何処かに行こうとしていた所だった。
急に眩しい光に包まれて、視界が変わる。
目の前には目尻に水を溜めたヒスイが居た。頬を真っ赤に染め上げ、俺を鋭い目で睨んでいる。
「ゼラさん!」
「ん?」
頬をパチンと、両手で包まれて叩かれる。
別に痛みは感じない。⋯⋯と言うか、なんで俺はここに居るんだ?
空を飛んでたのに。
「使役者は使役獣を呼び出せる魔法が使えるんですよ。そんな事よりゼラさん」
「な、なんだ?」
サラッと心を読まれた俺はヒスイと目を合わせないように目を逸らす。
すると、握られる力が強くなる。こっちを見ろ、そう言っている気がした。
「私から離れようとしてましたよね?」
「な、なんの事やら」
俺は言い訳をした。確かに、俺はヒスイから離れようとした。
それがヒスイの為に成ると思って。
「なんで離れようとしたんですか」
「⋯⋯してない」
「じゃあ目を合わせてください!」
俺は目を合わせれなかった。だって事実だから。
「なんで、ですか」
「⋯⋯俺はもう、君の傍に居られる存在じゃないから」
「大きな音でした。爆音がここまで聞こえました。ここからでも火が見えました」
「それは全部⋯⋯俺がした事だ」
「そうですか。だからって、なんで私と離れる事に成るんですか!」
「だって俺は、犯罪者だ。ヒスイにも迷惑が掛かる。だから」
「だからなんですか! ゼラさんが私の傍から居なく成る方が迷惑です! ゼラさんが罪を背負っても、誰も裁けない。証拠があってもゼラさんだと突き止める事は不可能です」
「⋯⋯そうだな」
「永遠と一人で自分の罪を背負うんですか」
「当たり前だ」
「私は貴方の主です。契約者です」
「⋯⋯」
「私は貴方の保護者です! 貴方の罪は私の罪!」
「違う!」
「違くない! 私達は一蓮托生です! そう誓った筈です! ですから、貴方の罪は私の罪。私の罪は貴方の罪。一緒に背負って生きましょうよ」
お、おかしいな。なんでかな?
なんで、こんなに嬉しいと感じてしまうんだろうか。
迷惑なのは分かっているのに。離れないといけないのに。
なんで離れたくないって思ってしまうんだろ。
俺は人殺しだ。相手がいくらクソ野郎でも、殺しには変わりない。
そんな俺の罪を一緒に背負って生きる?
ヒスイにそんな義務は無いのに。別に無視してしまえば良いのに。
そんな俺に手を伸ばしてくれるのか。こんな人殺しのクズに。
引き剥がさないと。ヒスイと離れないといけないのに。
なのに、体が動かない。考えている脳からの命令を体が全力で否定する。
良くないと分かっているのに、甘えてしまう。
「なんで、離れるって分かったんだ」
「契約の証の色が薄く成ったんですよ。それが離れている理由。距離の問題ではありません。心の問題です。⋯⋯心配でした」
「そうか。でも、ダメだよ。ヒスイが、俺の罪を背負う必要は無い」
「はぁあああああああああ。だ、か、らぁ! 私はゼラさんの保護者であり契約者であり、仲間じゃないですか! 違うんですか! 仲間だって思ってたのは私だけですかぁ? 一蓮托生の関係だって思ってたのは私だけですかァ!」
「ちが⋯⋯」
「違うなら!」
再びパチンと顔を叩かれ、今度は自分の頬を叩くヒスイ。
頬がさらに真っ赤になり、そして痛そうに目を震わせる。
「これからも一緒に生きましょう。それが私達じゃないですか。至らない所も多いですが、頑張ります。私、ゼラさんと生きるの好きですよ。楽しいですし」
ヒスイの笑顔がリーシアと被さった。
「ヒスイ、こんな俺と、こんなクズと、一緒に居てくれるのか?」
「そう誓いましたよ。出会ったその日に」
首に手を回し、抱き寄せてくれる。ヒスイの鼓動が聞こえる。
速い鼓動が聞こえて来る。緊張か焦りか分からない⋯⋯だけど、凄く安心する。
「⋯⋯もしも特定されて、裁かれる時は、ヒスイは逃がす」
「ダメです」
「ダメだ。それだけは、約束してくれ。俺の罪は俺のだ。そして、ヒスイはそんな俺に騙されている。俺の事はただのドッペルゲンガーだと思っている。人殺しもしてないと、思っている。何も知らない」
「無理です! 嫌です!」
「頼む。俺を俺のまま、クズで居させてくれ⋯⋯」
俺の言葉に、ヒスイは二分無言になり、頷いた。
「ありがとう」
最大の笑みを俺は向けた。俺は罪を背負い、その罪を精算する事なく、笑って生きる。
貴族を殺した事に後悔も無ければ反省もしない。
更正? クソ喰らえだ!
俺はあいつらを許さない。それだけだ。
だから、ヒスイには背負わせない。俺がヒスイを騙して俺はのうのうと生きる。
それが俺だ。誰にもこの生き方を否定させない。
俺は⋯⋯クズだ。
「⋯⋯明日、獣王国に行きます」
「分かった」
「とある依頼を受けましたのでね」
「へー」
「⋯⋯と言うよりも、その見た目はなんですか?」
「俺の⋯⋯名ずけ親のリーダーの見た目の大人の姿」
「⋯⋯せめて中性で行きませんか?」
「無理だな」
俺は胸を貼った。
「じゃあ、その俺口調は止めません?」
「ヒスイしか居ないから問題ないよね!」
俺は親指を上げた。
「それでは⋯⋯獣王国について詳しくお話します」
「重んじて聞き入れよう」
正座をした。
「獣王国は獣人絶対国です」
俺は待ったをかけた。
獣人絶対なのにエルフの君が行くのかと、そんな当然の疑問が現れた。
「あの貴族様、仕事が早過ぎますよ。しかも、私も知らなかったのですがこの国、水面下で獣王国と取引していたらしいです」
「えー」
「そして、実はその国から秘密裏に匿名依頼が届きました!」
手紙を出してくれた。
なんかそれっぽい事は書いてあるし、それっぽい印鑑もある。
だが、それっぽいだけで本物かは不明である。
「知っている人からの紹介でしか私達のサービスは分からない様にしているので、問題ないでしょう。この印鑑は獣王国の国旗と同じなんですよね」
「は? いや待て。それってつまり⋯⋯」
「はい。獣王から直接ですよ」
いやーまじやばくね?
「依頼内容は不明ですので、早く向かいます。獣人絶対と言いましたが、それは騎士とか国に仕えるのを獣人限定にしているだけで、割と差別意識とかなく受け入れてくれますよ。人間は難しいですがね。だから不思議なんですよ。この国、凄すぎますよ。我が里との長らく行われている貿易が維持されているだけはあります」
「そっか。なら獣人の方が良いかな?」
「え?」
俺は人間の耳を引っ込めて頭上から猫耳を生やし、尻からは猫の尻尾を生やした。
服も体なので擬態を変更するのは余裕である。
ちなみに猫以外にも可能である。犬だろうが猿だろうが。
「可愛い~」
「ちょ、止めて! くすぐったいよ」
耳をくりくりされる。く、くすぐったい。
ヒスイの表情が固まる。
「胸を触っても、中身を見ても、中に手を入れても平然としていたゼラさんが、表情を変えた! 可愛い」
「そ、それは、リーシアの心が強いから~」
リーシア大人の姿だが、中身は子供のリーシアだ。
表情感情豊かなのは仕方ない。
偽の心なのに、自分の心のように感じる。
「てか、いい加減にしろ!」
「ぎゃふん!」
ベットに倒れたヒスイ。
「あ、ごめん。チャクラが無意識で込められた」
だ、大丈夫だよね? い、一応息はしてるね。良し!
◇◆◇◆◇◆
キリの良い20話へと参りました!次回はまだこの国の延長線上ですが、近々獣王国がメインの話へと移る予定です。予定としては3話先くらいからです。
ここまでに思った感想など、わたくし作者にぶちまけてください。どんな感想でも受け入れ、返信する所存です。『とんな』感想でも。
貴方の感想を星に変えて頂けますと、口から汚い笑みが零れます。
ここまで書いてちょっとした後悔を言います。ヒスイの髪色銀髪にすりゃ良かった!
作者は銀髪ヒロイン好きです。はい
0
お気に入りに追加
72
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
呪われた子と、家族に捨てられたけど、実は神様に祝福されてます。
光子
ファンタジー
前世、神様の手違いにより、事故で間違って死んでしまった私は、転生した次の世界で、イージーモードで過ごせるように、特別な力を神様に授けられ、生まれ変わった。
ーーー筈が、この世界で、呪われていると差別されている紅い瞳を宿して産まれてきてしまい、まさかの、呪われた子と、家族に虐められるまさかのハードモード人生に…!
8歳で遂に森に捨てられた私ーーキリアは、そこで、同じく、呪われた紅い瞳の魔法使いと出会う。
同じ境遇の紅い瞳の魔法使い達に出会い、優しく暖かな生活を送れるようになったキリアは、紅い瞳の偏見を少しでも良くしたいと思うようになる。
実は神様の祝福である紅の瞳を持って産まれ、更には、神様から特別な力をさずけられたキリアの物語。
恋愛カテゴリーからファンタジーに変更しました。混乱させてしまい、すみません。
自由にゆるーく書いていますので、暖かい目で読んで下さると嬉しいです。
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる