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一章 転生と心
情報収集と新たな可能性
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「教皇様、無事浄化を終わらせる事が出来た様ですね」
「ええ。神は夜だろうと、我々を見てくださっている」
シスターを連れて教皇と呼ばれた老人が歩き出す。
どこか遠くを眺めている教皇にシスターは言葉を漏らす。
「孤児院の子供達は如何成さいますか」
「昔の考えを持つ使徒は多い。墓荒らしの様で気は引けますが、誰にも気づかれない様に掘り起こしておくように。秘密裏に浄化します」
「ッ! 畏まりました。その様に手配致します」
喜びに満ちた慈愛の笑みを浮かべるシスター。
「罪人だろうと、身寄りがなかろうと、魔性な生命では無い限り、神は平等です。平等に天に還るべきです」
その言葉を教皇は漏らした。教会での考えも年々変わって来ている。
しかし、昔の考えを捨てられない人も当然いる。
老人である教皇にも昔の考えは存在するが、それを実行する事はありえない。
何故なら、教皇は神託を得て、その考えを広めているからだ。
神の代行者である、それが教皇の仕事だ。その為、新しい考えには一番の理解者でもある。
「今回の孤児院の炎上は如何なるようにして起こったのですか?」
「今から神のお導きを頂く予定ですが、ある程度の予測は可能です」
「⋯⋯わたしくめには何も考えられません」
「最近隣国に出発した貴族がいらっしゃるだろう。その貴族様は我々に寄付をしてくださっている。信仰している訳では無いが、孤児院などの施設を我々が運営する事を条件で多額の寄付をしてくれている」
「そ、そうなんですね」
「ええ。それに、身寄りのない子供達を育てる事は神の望むところ。子供に涙は似合わない。それが、こんな事に成るなんて」
「一体なぜ⋯⋯」
「貴族の因縁、とやらだろうか? 我々教会の影響力は大きい。そんな教会と分厚いパイプを持っている貴族、さらには国民や王族からも支持されている孤児院などに積極的に関わっている。それが気に食わないのだろう。公爵家はいくつかあるが、今はその家が一強となり始めている。あくまで憶測だがな」
「確かに、他の名前はあまり聞きませんからね」
「ええ。一応我々が設備の管理や子供の育児はしていますが、土地などは貴族の物、そんなところで事故が起こったら、責任はどこに向くでしょうか」
「⋯⋯成程。貴族としての株を落とさせる為に。でも、本来なら管理不行き届きで我々が悪いのではないでしょうか」
「ええ。ですか、国民は側しか見ておらず、教会との繋がりは分かっていません。その上で行い。罪も悪心もない純粋無垢で未来も明るい子供達が無慈悲にも、苦しみ焼け死んだのです。遺体が見つかった時、大きな遺体と小さな遺体が寄り添っていたそうです」
「外道ですね。先程浄化された方々を尊敬致します。次に孤児院が建てられた時は、どうかわたくしを指名してください」
「ええ。ですが決めるのは神です。罪のない子供達や使徒達の命を軽んじ、そして自分の事しか考えてない浅はかな人物にはいずれ神の天罰が下るだろう」
「ええ。早く下ると良いです」
そんな会話をしていた。
孤児院で子供や設備の育児管理は教会の使徒が行っていた。
それは使徒達の望むところでもあり、教会と貴族の結び付きを表していた。
土地や金を貴族が提供しており、側だけではその貴族の印象の方が大きい。国民にもそう広められ、そう言う認識なのだう。
故に、このような事故が起こったら貴族の責任だと人々は思うだろう。
それが今回の主犯の狙いである。
そう考えた教皇はシスターと話をし、近くの影ではネズミの様な小さな生物が動いていた。
神聖な空間に獣などは基本的に入って来ない。本能的に嫌う傾向があるのだ。
故に、誰しも警戒した事は無かった。
◆
対立している公爵家は有名であった。そして、人に聞けば出て来るのは二つに確定していた。
そして、とある関係上片方の名前は知っているので、もう片方が犯人だと考えられる。
俺は二日かけて色んな場所を動き回って情報を集めていた。悪くないのに、貴族の悪評が広まり始めていた。
ヒスイの影武者サービスの仕事はそんなすぐに舞い込んで来る訳でもなく、金を稼ぐ方法を考えている。
「ヒスイには申し訳ない事をするな」
俺はあの日以来、ヒスイの顔を見てない。多分、もう会ってはいけないんだ。
それだけの事を俺はしようとしている。
墓にもたれ掛かり、今まで集めた情報を整理する。
「めぼしい情報は教会か。ギルドでの情報もあやふやだし。後は大元を探るか。⋯⋯皆、浄化して貰えるって、良かったよ」
リーシア達が浄化される日は二日後だ。火事が起こってから四日後。それまでに全てを終わらせて、報告しないといけない。
俺は立ち上がる。
「子供の視線は低いなぁ」
この世界にネットなどは無い。故に、色々な事は書類で行われる。
データも書類と言う形で残るので、探せば簡単に手に入るだろう。
その場所に向かう。屋敷の見た目はエリスの所よりも大きい。
しかもゴージャスだ。
塀を跳躍して侵入し、変身を利用して屋敷の中に侵入する。
中ではメイド達が掃除をしたりしていた。
「夜に侵入するべきだったか?」
中に入って子供の姿になる。リーシアの体だ。
「だ、誰ですか!」
「ちぃ!」
ドアを開けて廊下に出たメイドに見つかった。
盲目的に行動をしていた俺は周囲に気が配れなかった。
それによって気づけなかった。
「寝てな」
「うっ」
注射器と麻酔薬、そして爪が長い魔物を組み合わせて右手に適合させた。
それにより、爪が細長くなり、先端には麻酔の効果がある。
首の血管に一筋刺せば、一般のメイドなら眠らせる事は出来る。
「ごめんなさいね」
右手を普通の手に戻して、メイドを出て来た部屋に連れ込む。
起きても体が痛くならない体勢で床に転がし、その人の体を使う。
ドッペルゲンガーの利点だろう。
「影武者以外にも秘密組織に侵入⋯⋯そんな事も出来そうだな」
そう呟き、俺は道具を持って移動を開始する。
書類が保管されている場所を探る。歩き方に違和感はないだろう。
「ちょ、貴女は次こっちでしょ!」
「え、あ、はい」
そして、俺は先輩のメイドに捕まって仕事を夜まで行った。
メイドに成るのは失敗だった。しかも、一度だけここの当主とすれ違った。
その時に向けられた目はどんよりとした目だった。
しかも、視線の先は基本的に胸と尻。人の視線には敏感なんだよ、女性は。
しかも、薄らだが、臭った。血の臭いが。それだけじゃない。墓場で過ごして嗅ぐ事が出来る様になった、死臭が。
「って、俺は女性じゃないだろ」
掃除をしながら内部構造を観察し、外から見た大きさと照らし合わせ、ある程度の場所を想定する。
もしも秘密の部屋とかに保管されていたら難しいと思ったが、そうでもなかった。
沢山の書類が保管されている場所に侵入した。
「税金とかの内容が多いな⋯⋯」
それからさっさと確認する。しかし、俺の望むモノは見つからなかった。
「クソっ!」
流石に形に残るような馬鹿な真似はしなかったか。
叫び声が聞こえたのか、部屋の中に見回りの騎士が入って来る。
それとすれ違うように、ネズミとなって一人の股を潜り逃げる。
外に出て墓へと飛んで行く。墓の前で再び人の形になる。
「今日の成果は掃除の技術向上か。明日は犯人候補に付き纏うか。出来れば家族構成とか知りたいな」
分かっている事は、息子が居る事くらいか。
「ええ。神は夜だろうと、我々を見てくださっている」
シスターを連れて教皇と呼ばれた老人が歩き出す。
どこか遠くを眺めている教皇にシスターは言葉を漏らす。
「孤児院の子供達は如何成さいますか」
「昔の考えを持つ使徒は多い。墓荒らしの様で気は引けますが、誰にも気づかれない様に掘り起こしておくように。秘密裏に浄化します」
「ッ! 畏まりました。その様に手配致します」
喜びに満ちた慈愛の笑みを浮かべるシスター。
「罪人だろうと、身寄りがなかろうと、魔性な生命では無い限り、神は平等です。平等に天に還るべきです」
その言葉を教皇は漏らした。教会での考えも年々変わって来ている。
しかし、昔の考えを捨てられない人も当然いる。
老人である教皇にも昔の考えは存在するが、それを実行する事はありえない。
何故なら、教皇は神託を得て、その考えを広めているからだ。
神の代行者である、それが教皇の仕事だ。その為、新しい考えには一番の理解者でもある。
「今回の孤児院の炎上は如何なるようにして起こったのですか?」
「今から神のお導きを頂く予定ですが、ある程度の予測は可能です」
「⋯⋯わたしくめには何も考えられません」
「最近隣国に出発した貴族がいらっしゃるだろう。その貴族様は我々に寄付をしてくださっている。信仰している訳では無いが、孤児院などの施設を我々が運営する事を条件で多額の寄付をしてくれている」
「そ、そうなんですね」
「ええ。それに、身寄りのない子供達を育てる事は神の望むところ。子供に涙は似合わない。それが、こんな事に成るなんて」
「一体なぜ⋯⋯」
「貴族の因縁、とやらだろうか? 我々教会の影響力は大きい。そんな教会と分厚いパイプを持っている貴族、さらには国民や王族からも支持されている孤児院などに積極的に関わっている。それが気に食わないのだろう。公爵家はいくつかあるが、今はその家が一強となり始めている。あくまで憶測だがな」
「確かに、他の名前はあまり聞きませんからね」
「ええ。一応我々が設備の管理や子供の育児はしていますが、土地などは貴族の物、そんなところで事故が起こったら、責任はどこに向くでしょうか」
「⋯⋯成程。貴族としての株を落とさせる為に。でも、本来なら管理不行き届きで我々が悪いのではないでしょうか」
「ええ。ですか、国民は側しか見ておらず、教会との繋がりは分かっていません。その上で行い。罪も悪心もない純粋無垢で未来も明るい子供達が無慈悲にも、苦しみ焼け死んだのです。遺体が見つかった時、大きな遺体と小さな遺体が寄り添っていたそうです」
「外道ですね。先程浄化された方々を尊敬致します。次に孤児院が建てられた時は、どうかわたくしを指名してください」
「ええ。ですが決めるのは神です。罪のない子供達や使徒達の命を軽んじ、そして自分の事しか考えてない浅はかな人物にはいずれ神の天罰が下るだろう」
「ええ。早く下ると良いです」
そんな会話をしていた。
孤児院で子供や設備の育児管理は教会の使徒が行っていた。
それは使徒達の望むところでもあり、教会と貴族の結び付きを表していた。
土地や金を貴族が提供しており、側だけではその貴族の印象の方が大きい。国民にもそう広められ、そう言う認識なのだう。
故に、このような事故が起こったら貴族の責任だと人々は思うだろう。
それが今回の主犯の狙いである。
そう考えた教皇はシスターと話をし、近くの影ではネズミの様な小さな生物が動いていた。
神聖な空間に獣などは基本的に入って来ない。本能的に嫌う傾向があるのだ。
故に、誰しも警戒した事は無かった。
◆
対立している公爵家は有名であった。そして、人に聞けば出て来るのは二つに確定していた。
そして、とある関係上片方の名前は知っているので、もう片方が犯人だと考えられる。
俺は二日かけて色んな場所を動き回って情報を集めていた。悪くないのに、貴族の悪評が広まり始めていた。
ヒスイの影武者サービスの仕事はそんなすぐに舞い込んで来る訳でもなく、金を稼ぐ方法を考えている。
「ヒスイには申し訳ない事をするな」
俺はあの日以来、ヒスイの顔を見てない。多分、もう会ってはいけないんだ。
それだけの事を俺はしようとしている。
墓にもたれ掛かり、今まで集めた情報を整理する。
「めぼしい情報は教会か。ギルドでの情報もあやふやだし。後は大元を探るか。⋯⋯皆、浄化して貰えるって、良かったよ」
リーシア達が浄化される日は二日後だ。火事が起こってから四日後。それまでに全てを終わらせて、報告しないといけない。
俺は立ち上がる。
「子供の視線は低いなぁ」
この世界にネットなどは無い。故に、色々な事は書類で行われる。
データも書類と言う形で残るので、探せば簡単に手に入るだろう。
その場所に向かう。屋敷の見た目はエリスの所よりも大きい。
しかもゴージャスだ。
塀を跳躍して侵入し、変身を利用して屋敷の中に侵入する。
中ではメイド達が掃除をしたりしていた。
「夜に侵入するべきだったか?」
中に入って子供の姿になる。リーシアの体だ。
「だ、誰ですか!」
「ちぃ!」
ドアを開けて廊下に出たメイドに見つかった。
盲目的に行動をしていた俺は周囲に気が配れなかった。
それによって気づけなかった。
「寝てな」
「うっ」
注射器と麻酔薬、そして爪が長い魔物を組み合わせて右手に適合させた。
それにより、爪が細長くなり、先端には麻酔の効果がある。
首の血管に一筋刺せば、一般のメイドなら眠らせる事は出来る。
「ごめんなさいね」
右手を普通の手に戻して、メイドを出て来た部屋に連れ込む。
起きても体が痛くならない体勢で床に転がし、その人の体を使う。
ドッペルゲンガーの利点だろう。
「影武者以外にも秘密組織に侵入⋯⋯そんな事も出来そうだな」
そう呟き、俺は道具を持って移動を開始する。
書類が保管されている場所を探る。歩き方に違和感はないだろう。
「ちょ、貴女は次こっちでしょ!」
「え、あ、はい」
そして、俺は先輩のメイドに捕まって仕事を夜まで行った。
メイドに成るのは失敗だった。しかも、一度だけここの当主とすれ違った。
その時に向けられた目はどんよりとした目だった。
しかも、視線の先は基本的に胸と尻。人の視線には敏感なんだよ、女性は。
しかも、薄らだが、臭った。血の臭いが。それだけじゃない。墓場で過ごして嗅ぐ事が出来る様になった、死臭が。
「って、俺は女性じゃないだろ」
掃除をしながら内部構造を観察し、外から見た大きさと照らし合わせ、ある程度の場所を想定する。
もしも秘密の部屋とかに保管されていたら難しいと思ったが、そうでもなかった。
沢山の書類が保管されている場所に侵入した。
「税金とかの内容が多いな⋯⋯」
それからさっさと確認する。しかし、俺の望むモノは見つからなかった。
「クソっ!」
流石に形に残るような馬鹿な真似はしなかったか。
叫び声が聞こえたのか、部屋の中に見回りの騎士が入って来る。
それとすれ違うように、ネズミとなって一人の股を潜り逃げる。
外に出て墓へと飛んで行く。墓の前で再び人の形になる。
「今日の成果は掃除の技術向上か。明日は犯人候補に付き纏うか。出来れば家族構成とか知りたいな」
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