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物理系魔法少女、精霊の森に行った
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晩御飯の材料を購入して、一緒に俺の家に向かっている。
既に慣れた時間を体験しつつ、ドアの鍵を開ける。
「ん? おかえり」
本部長の秘書さんがビールとスルメイカを持ち、テレビをつけてくつろいでいた。
「ちょっと! なんで星夜さんの部屋に居るのよ! 犯罪だよ!」
え、それ紗奈ちゃんが言うの?
「まぁまぁそう硬いこと言わずにさ」
多少怒りを見せた紗奈ちゃんだったが、すぐに落ち着いて晩御飯の準備を始めた。
俺が契約しているマンションなのだが、俺以外のところで話が進んでいる感じがした。
家主の立場⋯⋯。
「冷房つけなくて良かったんですか? 暑くないですか?」
「耐性スキルあるからだいじょーぶ! 紗奈、ビール温くなったから冷やして」
「はぁ」
ビールが手ごと凍りついた。
それを力なのか、砕いてビールを飲んでいる。
「本部長のところで世話になってるから、友達皆近くに居ないし、居場所分からんかったからさ⋯⋯紗奈がここに来ると思って待ってたんだよォ」
酒臭い。後ドアの前とかで待てよ。
秘書さんが俺に不法侵入をしてくつろいでいる理由を答えた。
要するに、友達が居なくて寂しかったのだろう。
「家の場所教えなかったの?」
「勝手に家の中に入って来るからね」
「常習犯か」
「失礼な! これでも、物は動かさないし、盗んだりもしないぞ!」
「勝手にテレビと冷蔵庫使って、ビールとツマミで散らかすけどね!」
紗奈ちゃんが少しだけ怒りながら机に晩御飯を置いていく。俺も手伝う。
三人で晩御飯を食べて、二人は帰って行った。
「転移か」
俺もできないかな?
あれ? これ前にも試した気がする。
魔法が使えると判明してから試した時に転移を調べた。
空間を扉で繋ぐような魔法は使えたんだよなぁ⋯⋯これ覚えていたら東京行けるし帰れたやん。
「それだと子供はどうなったか⋯⋯悪い風にはならないよね」
レベルアップしたし、使える魔法が増えてないかな~とか考えて俺は寝た。
紗奈ちゃんの手作り朝ごはんを食べて、一緒にギルドに向かう。
「やっぱり引っ越すとしたら、ギルド近くかな?」
「そうだな。紗奈ちゃんも俺も同じ職場って事になるし」
紗奈ちゃんがクスリと笑った。
なぜ?
「職場って⋯⋯探索者が板に着いたのかな?」
「そう言う事ね。そうかもね」
そんな雑談をして、紗奈ちゃんが受付に来るのを待つ。
一応普段からアオイさんから借りているスマホを持っているのだが、それが振動した。
メッセージである。
「ふむ。精霊に魔法の強化ね~」
「人のスマホを勝手に見るとは⋯⋯関心しないぞ」
「ついつい気になってね」
ロリ職員にいつものように絡まれつつ、俺は詳しく中身を確認した。
精霊の森と言うダンジョンに行くらしい。推奨レベルは4。
そこには中立の魔物が過半数の割合を占めており、その魔物も精霊と言う特別なモノである。
その精霊に魔法少女の根本の力である魔法を強化してもらうらしい。
俺が同行するのは、一緒の方が手っ取り早いと考えたからだ。
音の使徒に敗北して、レベルアップ以外でステータスを強化する方針を決めたらしい。
確かに、二人とも技術は高いしね。魔法の性能を上げるのが強くなる近道かもしれない。
ミドリさんは居ないようだ。
補習と言われたが、もしかしたら子守りかもしれないな。
「あ、消えてる」
って事は紗奈ちゃんが受付に来ている訳だ。
「今日はどこのダンジョンに行くの?」
「依頼の時じゃないダンジョンでパーティを組んだ事のある人達と一緒に行くんだけど⋯⋯」
紗奈ちゃんの目が細くなる。
うん。警戒されてる。
「えっと、精霊の森って言うダンジョンなんだけど⋯⋯」
「そこ? ⋯⋯あんまり敵対の魔物も居ないしアイテムは高額だけど全てがレア⋯⋯目的は分からなくもないけど、魔法スキルの無い星夜さんが行っても意味無いのでは?」
「うん。俺もそう思う。でも誘われちゃったしね」
「そう⋯⋯まぁそのパーティメンバーがレベル4なら、ソロの時よりも安全か。分かった。⋯⋯女性の匂いがしたら⋯⋯分かってるよね?」
「肝に銘じておきます」
敬礼しておく。
ミズノさんに全力で魔法を使ってもらおう。それで少しでも匂いを落とすのだ。
ゲートを通り、ダンジョンに入る。
「おお。ゲートを通った瞬間に森の中なのか」
そこから言われた時間まで待つ事にした。
少しでも場馴れする為に走ったりジャンプしたりする。
森を荒らす行為は控えた方が良いと言われたので、破壊行為はしない。
そんな事をしている間に時間は経過して、二人はやって来た。
「アカツキさん。おはようございます」
「おはようございます。ミズノもおはよう」
「うん」
「ミズノと打ち解けてありがとうね。それじゃ、自分の口から具体的に説明するわ」
音の使徒に敗北してからアオイさんは強くなる方法を考えた。
魔法の熟練度を上げるのは当然だけど、全体的な強化が必要だと思ったらしい。
レベルアップもそんなすぐにはできないし、ばらつきがあるので余計に難しい。
そこで魔法少女に共通している魔法の強化らしい。
先生、魔女と呼ばれているその人に助言されたらしい。
俺は未だに魔女に会ってないので、どんな人かは分からない。
「いずれアカツキさんにも、ミドリにも先生に会って欲しいな」
「ん? ミドリさんは会った事ないの?」
「そう。タイミング悪くてね」
「そうですか」
その魔女は使徒に詳しくて、音の使徒について俺は聞かされた。
既に慣れた時間を体験しつつ、ドアの鍵を開ける。
「ん? おかえり」
本部長の秘書さんがビールとスルメイカを持ち、テレビをつけてくつろいでいた。
「ちょっと! なんで星夜さんの部屋に居るのよ! 犯罪だよ!」
え、それ紗奈ちゃんが言うの?
「まぁまぁそう硬いこと言わずにさ」
多少怒りを見せた紗奈ちゃんだったが、すぐに落ち着いて晩御飯の準備を始めた。
俺が契約しているマンションなのだが、俺以外のところで話が進んでいる感じがした。
家主の立場⋯⋯。
「冷房つけなくて良かったんですか? 暑くないですか?」
「耐性スキルあるからだいじょーぶ! 紗奈、ビール温くなったから冷やして」
「はぁ」
ビールが手ごと凍りついた。
それを力なのか、砕いてビールを飲んでいる。
「本部長のところで世話になってるから、友達皆近くに居ないし、居場所分からんかったからさ⋯⋯紗奈がここに来ると思って待ってたんだよォ」
酒臭い。後ドアの前とかで待てよ。
秘書さんが俺に不法侵入をしてくつろいでいる理由を答えた。
要するに、友達が居なくて寂しかったのだろう。
「家の場所教えなかったの?」
「勝手に家の中に入って来るからね」
「常習犯か」
「失礼な! これでも、物は動かさないし、盗んだりもしないぞ!」
「勝手にテレビと冷蔵庫使って、ビールとツマミで散らかすけどね!」
紗奈ちゃんが少しだけ怒りながら机に晩御飯を置いていく。俺も手伝う。
三人で晩御飯を食べて、二人は帰って行った。
「転移か」
俺もできないかな?
あれ? これ前にも試した気がする。
魔法が使えると判明してから試した時に転移を調べた。
空間を扉で繋ぐような魔法は使えたんだよなぁ⋯⋯これ覚えていたら東京行けるし帰れたやん。
「それだと子供はどうなったか⋯⋯悪い風にはならないよね」
レベルアップしたし、使える魔法が増えてないかな~とか考えて俺は寝た。
紗奈ちゃんの手作り朝ごはんを食べて、一緒にギルドに向かう。
「やっぱり引っ越すとしたら、ギルド近くかな?」
「そうだな。紗奈ちゃんも俺も同じ職場って事になるし」
紗奈ちゃんがクスリと笑った。
なぜ?
「職場って⋯⋯探索者が板に着いたのかな?」
「そう言う事ね。そうかもね」
そんな雑談をして、紗奈ちゃんが受付に来るのを待つ。
一応普段からアオイさんから借りているスマホを持っているのだが、それが振動した。
メッセージである。
「ふむ。精霊に魔法の強化ね~」
「人のスマホを勝手に見るとは⋯⋯関心しないぞ」
「ついつい気になってね」
ロリ職員にいつものように絡まれつつ、俺は詳しく中身を確認した。
精霊の森と言うダンジョンに行くらしい。推奨レベルは4。
そこには中立の魔物が過半数の割合を占めており、その魔物も精霊と言う特別なモノである。
その精霊に魔法少女の根本の力である魔法を強化してもらうらしい。
俺が同行するのは、一緒の方が手っ取り早いと考えたからだ。
音の使徒に敗北して、レベルアップ以外でステータスを強化する方針を決めたらしい。
確かに、二人とも技術は高いしね。魔法の性能を上げるのが強くなる近道かもしれない。
ミドリさんは居ないようだ。
補習と言われたが、もしかしたら子守りかもしれないな。
「あ、消えてる」
って事は紗奈ちゃんが受付に来ている訳だ。
「今日はどこのダンジョンに行くの?」
「依頼の時じゃないダンジョンでパーティを組んだ事のある人達と一緒に行くんだけど⋯⋯」
紗奈ちゃんの目が細くなる。
うん。警戒されてる。
「えっと、精霊の森って言うダンジョンなんだけど⋯⋯」
「そこ? ⋯⋯あんまり敵対の魔物も居ないしアイテムは高額だけど全てがレア⋯⋯目的は分からなくもないけど、魔法スキルの無い星夜さんが行っても意味無いのでは?」
「うん。俺もそう思う。でも誘われちゃったしね」
「そう⋯⋯まぁそのパーティメンバーがレベル4なら、ソロの時よりも安全か。分かった。⋯⋯女性の匂いがしたら⋯⋯分かってるよね?」
「肝に銘じておきます」
敬礼しておく。
ミズノさんに全力で魔法を使ってもらおう。それで少しでも匂いを落とすのだ。
ゲートを通り、ダンジョンに入る。
「おお。ゲートを通った瞬間に森の中なのか」
そこから言われた時間まで待つ事にした。
少しでも場馴れする為に走ったりジャンプしたりする。
森を荒らす行為は控えた方が良いと言われたので、破壊行為はしない。
そんな事をしている間に時間は経過して、二人はやって来た。
「アカツキさん。おはようございます」
「おはようございます。ミズノもおはよう」
「うん」
「ミズノと打ち解けてありがとうね。それじゃ、自分の口から具体的に説明するわ」
音の使徒に敗北してからアオイさんは強くなる方法を考えた。
魔法の熟練度を上げるのは当然だけど、全体的な強化が必要だと思ったらしい。
レベルアップもそんなすぐにはできないし、ばらつきがあるので余計に難しい。
そこで魔法少女に共通している魔法の強化らしい。
先生、魔女と呼ばれているその人に助言されたらしい。
俺は未だに魔女に会ってないので、どんな人かは分からない。
「いずれアカツキさんにも、ミドリにも先生に会って欲しいな」
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「そうですか」
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