笑っていられるんですか？

緊急発言・中国での日本学校男児刺殺事件について

　2024年9月18日、中国の深センで起きた日本人学校に通う10歳の男児が中国人男性に襲われ殺された。
　
　この事件に関連して意見を言う前に、中国に起きた歴史的な背景を書いておく。
　1931年9月18日、日本が柳条湖事件を起こし、中国の東北地方を占領するきっかけを作った。ちなみに、この事件は、中国の瀋陽市近郊で、日本の関東軍が南満州鉄道の線路を爆破し中国軍の仕業だと発表し、中国が国連にその事実を訴えて明らかになり、それが契機で日本が世界的に孤立していくことになった。
　だから9月18日には、このことを中国は反芻して、日本の卑怯さを思い出すことになっているのだ。

　ところが、中国人の憎しみの深さに気づいている日本人は少ない。過去のその事実に関りがなかった日本人たちは、そんなことを抜きにして、中国との対応ができると思っているのだ。確かに中国人の中には、そんな日本人の気持ちに沿ってくれている人たちはいる。
　
　だが、中国の国家は違う。まず、日本が過去に行ったことを教育を通して忘れさせない。記念日や記念館を作り、日本人が敵であることを忘れないようにしているのだ。
　だから、これまでもネット等にヘイト投稿をすることを止めようとしないできていた。

　ところが、今回、中国は、男児殺人も、偶発事件の一つにしかすぎないと言い出し、日本人に対するヘイト投稿を押さえ出したのだ。そんな動きを日本は、いい方向に向かっていると思っている人たちがいる。だが、彼らは見たいものを見ているだけだ。
　
　真剣に二つの言動を見る必要だがある。
　ひとつは、中国の公務員がソーシャルメディアで「我々の規律は日本人を殺害することだ」と言っていることだ。
　次に、中国外相は「これを政治的問題化は避けるべきだ」と言っている。

　これは、日本人は滅ぼそうと思っているが、いまは利用したいので、一緒にやりましょう、と言っているのと同じだ。

　そこで、中国にある日本人学校の数を調べてみた。1３校あって北京、上海、香港などにおかれていた。また、2023年10月1日時点では、101,786人の日本人が中国に滞在しているのだ。
　それも、製造業、商社、金融業など、多岐にわたって、中国の経済の一翼をになっている。

　今の中国は、不動産バブル崩壊により経済が低迷している。だから、日本人の経済活動者を中国に押さえておきたいだけなのだ。さらに非常時が起きた時には、10万人近くいる日本人を人質にすることができるのだ。

　この事態にすべきことは、中国から日本人を退去させることだ。それでなくても、日本国では働き手がいないと言っている現状があるのだ。やはり日本国の政治はどこかおかしい。
　
　そもそも、中国は、未来において、日本人と仲良くしたいと思ってはいない。
　中国は、資本主義の数々のマーケットを利用しているが、共産主義の国であり法治国家のふりをしているだけだ。そのことを決して忘れてはならない。
　今日、中国は大陸間弾道ミサイルを発射させ、太平洋の予定海域（？）に落としている。いつでも、戦争ができる国だと言っているのと同じだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2024年9月24日記載。