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第2章 王都動乱編
番外編 クリスマスSS
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「記憶と約束を探して」→レティア・フレア
「姉弟としての好きだからね!?」→理玖・結衣
「貴族家三男の成り上がりライフ」→アルライン・ルミエ・マレフィ
クリスマスSSです!みんなを大集合させました!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「アル!遅いよ!」
ドアを開けた理玖が頬を膨らませて怒ったように言う。
「ごめんごめん。代わりにお土産買ってきたからさ(これのせいで遅れたんだけど...)」
アルラインは苦笑いを浮かべる。
『しょうがないじゃない。異世界のお菓子食べてみたかったんだもの』
『お主はもっと精霊を労るべきよの』
『分かったよ。でさ、そのコスチュームはどうしたんだい?』
ルミエはサンタ帽に赤のミニスカワンピ。マレフィはトナカイの格好をしている。
『クリスマスといえばサンタとトナカイじゃない!』
『妾は嫌だったのだが...』
満面の笑みを浮かべるルミエに死んだ目をするマレフィ。マレフィはルミエの暴走に巻き込まれたらしい。ご愁傷様です。
「アルライン君いらっしゃい」
「結衣さんお邪魔してます」
「もう!そんな丁寧な言葉じゃなくていいって」
「そう、ですね。じゃあ結衣って呼ぶね」
「それでいいのよ」
満足げな結衣に苦笑するアルとムッとした顔の理玖。
「ほら、お姉ちゃん準備は終わったの?」
「ふふん、理玖、お姉ちゃんを侮っちゃいけません。ちゃんと出来てるよ」
結衣がケーキを持ってくる。
「素敵なケーキだね。結衣、ありがとう」
「姉ちゃんのケーキは美味しいから楽しみにしてて」
「もう理玖ったら」
理玖の言葉に顔を赤くする結衣。アルラインはその様子を温かい眼差しで見ていた。
ピンポーン。不意になるインターホン。
「誰だろう?」
「俺ちょっと見てくるよ」
理玖がドアを開けると
「来ちゃいました」
「邪魔するぞー」
レティアとフレアが飲み物を片手に立っていた。
「レティア!フレア!久しぶりだね。どうぞどうぞ」
「あら、いらっしゃい」
「結衣、私たちも参加していいかしら」
「もちろんよ、大勢の方が楽しいもの」
レティアと結衣。美女2人とは眼福である...。
「アルもいたのか」
「久しぶりだねフレア」
「フレアは相変わらずガサツそうだね」
「理玖てめぇ!」
「冗談だからその振り上げた手を下さないでよ」
イケメン3人のはずがなんとも残念な会話だ。
「よし!それじゃあ乾杯しよう!」
結衣がジュースを配ってくれる。
「それでは、メリークリスマス!」
『メリークリスマス!』
ルミエとマレフィもちゃっかり入っていた。
「て、あれ、ケーキの上のいちご減ってない?」
理玖が首を傾げる。
「そ、そう?気のせいじゃない?」
アルラインがルミエにジト目を向けながら言う。
「それならいいけど」
理玖が首を傾げながらも頷く。
その側では口の端にクリームを付けたルミエが満面の笑みを浮かべていた。
色々ありながらもその夜は楽しく過ごしたアルライン達だった。
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「貴族家三男」の年内の更新はこれにて終了です!読んでくださり本当にありがとうございました!
来年もよろしくお願い致します!
少し早いですが皆様、良いお年をお迎えください!
「姉弟としての好きだからね!?」→理玖・結衣
「貴族家三男の成り上がりライフ」→アルライン・ルミエ・マレフィ
クリスマスSSです!みんなを大集合させました!
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「アル!遅いよ!」
ドアを開けた理玖が頬を膨らませて怒ったように言う。
「ごめんごめん。代わりにお土産買ってきたからさ(これのせいで遅れたんだけど...)」
アルラインは苦笑いを浮かべる。
『しょうがないじゃない。異世界のお菓子食べてみたかったんだもの』
『お主はもっと精霊を労るべきよの』
『分かったよ。でさ、そのコスチュームはどうしたんだい?』
ルミエはサンタ帽に赤のミニスカワンピ。マレフィはトナカイの格好をしている。
『クリスマスといえばサンタとトナカイじゃない!』
『妾は嫌だったのだが...』
満面の笑みを浮かべるルミエに死んだ目をするマレフィ。マレフィはルミエの暴走に巻き込まれたらしい。ご愁傷様です。
「アルライン君いらっしゃい」
「結衣さんお邪魔してます」
「もう!そんな丁寧な言葉じゃなくていいって」
「そう、ですね。じゃあ結衣って呼ぶね」
「それでいいのよ」
満足げな結衣に苦笑するアルとムッとした顔の理玖。
「ほら、お姉ちゃん準備は終わったの?」
「ふふん、理玖、お姉ちゃんを侮っちゃいけません。ちゃんと出来てるよ」
結衣がケーキを持ってくる。
「素敵なケーキだね。結衣、ありがとう」
「姉ちゃんのケーキは美味しいから楽しみにしてて」
「もう理玖ったら」
理玖の言葉に顔を赤くする結衣。アルラインはその様子を温かい眼差しで見ていた。
ピンポーン。不意になるインターホン。
「誰だろう?」
「俺ちょっと見てくるよ」
理玖がドアを開けると
「来ちゃいました」
「邪魔するぞー」
レティアとフレアが飲み物を片手に立っていた。
「レティア!フレア!久しぶりだね。どうぞどうぞ」
「あら、いらっしゃい」
「結衣、私たちも参加していいかしら」
「もちろんよ、大勢の方が楽しいもの」
レティアと結衣。美女2人とは眼福である...。
「アルもいたのか」
「久しぶりだねフレア」
「フレアは相変わらずガサツそうだね」
「理玖てめぇ!」
「冗談だからその振り上げた手を下さないでよ」
イケメン3人のはずがなんとも残念な会話だ。
「よし!それじゃあ乾杯しよう!」
結衣がジュースを配ってくれる。
「それでは、メリークリスマス!」
『メリークリスマス!』
ルミエとマレフィもちゃっかり入っていた。
「て、あれ、ケーキの上のいちご減ってない?」
理玖が首を傾げる。
「そ、そう?気のせいじゃない?」
アルラインがルミエにジト目を向けながら言う。
「それならいいけど」
理玖が首を傾げながらも頷く。
その側では口の端にクリームを付けたルミエが満面の笑みを浮かべていた。
色々ありながらもその夜は楽しく過ごしたアルライン達だった。
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「貴族家三男」の年内の更新はこれにて終了です!読んでくださり本当にありがとうございました!
来年もよろしくお願い致します!
少し早いですが皆様、良いお年をお迎えください!
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