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・壱 第ニ集 本家の現当主
紫苑にはもう少し自覚してほしい....
しおりを挟む紫苑「清秋兄ちゃん。あのね、一緒に寝てほしいの。」
夜。俺が寝る為に自分の布団に潜り込んだ時だった。紫苑が俺にそう言ってきたのは。
外を見ると、暗い上に雷まで鳴っている。紫苑は陰陽術で戦い慣れているから、霊が怖いとかはない。が、暗闇と雷だけは怖いようだ。
清秋「......流石に同じ布団で寝るのは出来ねぇよ。隣に布団敷くまで待っ
紫苑「? 何で今更そんな事気にするの....?昔からよく一緒に寝てたじゃない。兄妹みたいなものでしょう、私達。」
昔一緒に寝てた。って、それは俺がお前の事を恋愛対象として見る前だ。 俺が中学生、紫苑が小学生の時だろう。
しかも、普通は仲良い兄妹でも年頃になれば流石に同じ布団で寝る事はないし。ほんと、紫苑は頭良い癖に微妙に世間知らずで抜けてるとこがある。
てか、やっぱり紫苑は俺の事、そうゆう風には見てないんだな。紫苑にとって俺は、“従兄“いとこ、“兄“でしかないんだ。
そう改めて自覚すると、なんか俺だけ紫苑を意識するのが馬鹿らしくなってきた。
清秋「....しょうがねぇな。ほら。」
そう言うと、清秋は紫苑に手を差し出した。紫苑はその手を握ると、清秋と共に布団に入った。
紫苑「えへへー。やっぱり清秋兄ちゃんの側は安心する。」
清秋「そうか。」
(俺は全っ然安心出来ねぇよ。)
紫苑の柔らかい手の感触も、息遣いも、可愛い顔も、体も。全てが俺に密着していて、シャンプーの良い香りが鼻を掠めて、とても眠れる様な気がしない......
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