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fate
彼女の秘密
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「君、人の心が読めるんでしょ?」
「か、仮にそうだとして何で白石さんはそれがわかったの?」
「実はね、私も黒川君見たいな能力を持ってるんだ。」
「どんな能力なの?」
「人に能力を聞く時は自分が先に言うのが礼儀って言うでしょ。」
そんなことは聞いたことがなかったが、彼女の能力が気になったので僕は覚悟を決めて言うことにした。
「そうだよ白石さんの言う通り 僕は人の心を読むことができる。」
「やっと認めてくれた笑笑
ふっふっ私の能力はね、予知夢を見ることができるの」
彼女も能力に目覚めたのは五歳の頃らしい。
発動条件は不明、一ヶ月来ない時もあれば、毎日来る時もあるらしい。
いつを予知夢するのかもバラバラで、次の日のこともあれば、一年後のこともあったらしい。
一つ確定して言えるのは予知夢の内容を変えようとすると、見えない何かにそれを阻まれるということだ。
昔、彼女は知り合いが階段からこけて骨折する予知夢を見たことがあるらしい。知り合いを助けようと奮闘したらしいが自分も巻き添えを食らって骨折してしまったという。
「予知夢ってのは運命だからね、変えることはできないんだよ。」
「今回は僕の予知夢を見たから僕の能力がわかったの?」
「うん!ちょうど黒川君が私に能力を言ってくれた場面を予知夢してたんだ。
だから黒川君が認めてくれることはわかってたんだけど中々認めないから焦っちゃった」
「僕は運命に操られていたってわけか。」
自分が誰かに操られているような不思議な感覚に襲われた。もしかしたら僕たちは運命に囚われた人形なのかもしれない。
彼女も僕と同じく、能力を隠していることは共通していたが、大きく異なるのは、能力に対する価値観だった。
「白石さんはこの能力を得て嬉しかった?」
「うーん、予知夢はいいことばかりじゃないし、悪い時もあるけど、総合的に見てやっぱりあって良かったな。人生プラスに考えなかったらやってけないよ。」
彼女の考え方はまさに僕と真反対と言った感じだった。それが僕をさらに惹きつけた。
「ねぇ、今私が考えていることって分かったりする?」
「いや、白石さんだけは読むことができないんだ。こんなの初めてだよ」
「よかったーはっきり言って心読まれるって恥ずかしいんだよね笑笑」
「おっはよー美香」
どうやら随分と話していたらしい。彼女と話し初めて30分が経っていた。
「何話してたの?」
💭こんな朝早くから喋ってるなんて怪しい、
彼女の友達らしき人物が教室に入ってきて尋ねた。
「おはよう柚子、まぁちょっとね。」
「えぇー何それ。ちゃんと教えてよー」
💭美香のやつ、これは絶対何があるな
「柚子ちょっと外きて」
「わかった」
💭何話してたんだろ。ドキドキ
「じゃぁ、黒川君またね。」
「またね」
彼女は友達とともに部屋を出て行った。
僕は自分の心臓がドキドキと鼓動しているのを感じていた。
「か、仮にそうだとして何で白石さんはそれがわかったの?」
「実はね、私も黒川君見たいな能力を持ってるんだ。」
「どんな能力なの?」
「人に能力を聞く時は自分が先に言うのが礼儀って言うでしょ。」
そんなことは聞いたことがなかったが、彼女の能力が気になったので僕は覚悟を決めて言うことにした。
「そうだよ白石さんの言う通り 僕は人の心を読むことができる。」
「やっと認めてくれた笑笑
ふっふっ私の能力はね、予知夢を見ることができるの」
彼女も能力に目覚めたのは五歳の頃らしい。
発動条件は不明、一ヶ月来ない時もあれば、毎日来る時もあるらしい。
いつを予知夢するのかもバラバラで、次の日のこともあれば、一年後のこともあったらしい。
一つ確定して言えるのは予知夢の内容を変えようとすると、見えない何かにそれを阻まれるということだ。
昔、彼女は知り合いが階段からこけて骨折する予知夢を見たことがあるらしい。知り合いを助けようと奮闘したらしいが自分も巻き添えを食らって骨折してしまったという。
「予知夢ってのは運命だからね、変えることはできないんだよ。」
「今回は僕の予知夢を見たから僕の能力がわかったの?」
「うん!ちょうど黒川君が私に能力を言ってくれた場面を予知夢してたんだ。
だから黒川君が認めてくれることはわかってたんだけど中々認めないから焦っちゃった」
「僕は運命に操られていたってわけか。」
自分が誰かに操られているような不思議な感覚に襲われた。もしかしたら僕たちは運命に囚われた人形なのかもしれない。
彼女も僕と同じく、能力を隠していることは共通していたが、大きく異なるのは、能力に対する価値観だった。
「白石さんはこの能力を得て嬉しかった?」
「うーん、予知夢はいいことばかりじゃないし、悪い時もあるけど、総合的に見てやっぱりあって良かったな。人生プラスに考えなかったらやってけないよ。」
彼女の考え方はまさに僕と真反対と言った感じだった。それが僕をさらに惹きつけた。
「ねぇ、今私が考えていることって分かったりする?」
「いや、白石さんだけは読むことができないんだ。こんなの初めてだよ」
「よかったーはっきり言って心読まれるって恥ずかしいんだよね笑笑」
「おっはよー美香」
どうやら随分と話していたらしい。彼女と話し初めて30分が経っていた。
「何話してたの?」
💭こんな朝早くから喋ってるなんて怪しい、
彼女の友達らしき人物が教室に入ってきて尋ねた。
「おはよう柚子、まぁちょっとね。」
「えぇー何それ。ちゃんと教えてよー」
💭美香のやつ、これは絶対何があるな
「柚子ちょっと外きて」
「わかった」
💭何話してたんだろ。ドキドキ
「じゃぁ、黒川君またね。」
「またね」
彼女は友達とともに部屋を出て行った。
僕は自分の心臓がドキドキと鼓動しているのを感じていた。
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