上 下
130 / 200
第13話・かもめが翔んだ日

【かもめが翔んだ日・その2】

しおりを挟む
7月9日から10日にかけて、西日本の広い範囲で梅雨明けの発表があった。

梅雨明けの翌日から酷暑の日々がつづいた。

そんな中であった。

波止浜の母子保護施設は、豪雨による土砂災害が原因で使えなくなったので、お子さまたちとお母さま方たちは室戸にある(国立)少年自然の家に移ることになった。

新しい建物は、しまなみヒルズにある広大な土地に作る予定ではあるが、準備ができてないので始めることができなかった。

室戸の少年自然の家を間借りする期間は7月中旬から10年間を予定である。

それまでの間に、新しい建物の建設を始めなければならない…

ヨリイさんは、ものすごく頭を痛めていたようだ。

7月11日頃であった。

施設の敷地内にヤマト運輸の引っ越しサービスの車両7台が停まっていた。

施設の中では、引っ越し作業がおこなれていた。

施設で暮らしていた子どもたちとお母さま方たちは、手荷物を全部出したあといずみ観光のロゴ入りのバスに乗り込んだ。

引っ越し作業は、約4時間つづいた。

その後、施設で暮らしていた子どもたちとお母さま方たちが乗り込んだバスとヤマト運輸の引っ越しサービスの車両7台が施設の敷地から出発したあと室戸へ向かった。

現地には、8時間後に到着した。

その翌日から、新しい暮らしが始まった。

時はうんと流れて…

8月31日の夕方4時頃であった。

イワマツグループのA班のメンバーたち(私・たつろうさん・ケントさん・リチャードさん・ゆかさん・美澄さん・麻美さん・ジャンスさん・カナンさん・ペリンさん・アスルさん)と三浦工業《みうらのほんしゃ》のスタッフさんたち30人が乗っている専用機が松山空港に到着した。

建物と超特大豪快客船に取り付けていたボイラー機器を新しい機種に変更する作業は、8月30日に全部終了した。

7月末に終了予定と設定していたが、予定変更などがあったので8月ぐらいまでかかった。

一行は、専用機から降りたあと空港内にあるターミナルビルへ向かった。

ターミナルビルで、三浦工業《みうらのほんしゃ》のスタッフさんたちのご家族のみなさまとお会いした。

30人のスタッフさんたちは、ご家族と再会したあとそれぞれの家庭に帰宅した。

私も…

プリンスエドワード島へ帰りたくなった…

桜子たち(オルドビズの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》の女の子たち)とアンナのもとへ…

帰りたい…

帰りたい…

【第3部の前編・おわり】
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

処理中です...