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第6話・元気を出して

【元気を出して】

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2009年10月1日より、イワマツグループの全メンバーたちは班ごとの活動を再開した。

B班のメンバーたちは、プリンスエドワード島でメイン事業の運営と私のオルドビズ作りに取り組んでいた。

C班のメンバーたちは、サーシャさんのプロデュースのインナーウェアの商品開発等に取り組んでいた。

D班のメンバーたちは、フランスボジョレーのポムじいさんの家のワイナリー農園で食の部門の運営に取り組んでいた。

そして、A班のメンバーたちは世界各地を飛び回る日々を送っていた。

クリスマスから年越しあたりも予定がたくさんあるので、休みは1日もなかった。

10月1日から3日の正午までの間、A班のメンバーたちはワシントンDCでお仕事をした。

予定が終わったあと、専用機に乗って再び旅に出た。

アメリカ太平洋時間の10月4日の朝6時頃、A班のメンバーたちが乗っている専用機がロスアンゼルス国際空港に到着した。

A班のメンバーたちは、専用機から降りたあとタラップ付近に停まっている特大バスに乗り込んだ。

朝7時頃、A班のメンバーたちが乗り込んだ特大バスがロスアンゼルス国際空港から出発した。

バスは、ロスアンゼルスの高級住宅地・ビバリーヒルズヘ向かった。

ビバリーヒルズには、ケントさんルイザさん夫婦の家族が暮らしている自宅とリチャードさんの実家がある。

朝8時頃、特大バスはビバリーヒルズにある教会に到着した。

A班のメンバーたちは、バスから降りたあと教会の敷地に入った。

教会のチャペルにて…

A班のメンバーたちは、住民のみなさまと一緒に日曜ミサに参加した。

A班のメンバーたちは、聖書をひらいて住民のみなさまと一緒に聖書のひと節を英語でエイショウした。

最後に、全員で賛美歌を合唱した。

(カランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカランカラン…)

午前11時頃に日曜ミサが終了した。

日曜ミサの終了を知らせる鐘の音《ね》が澄んだ青空に響いた。

A班のメンバーたちは、ミサを終えたあとリチャードさんの実家ヘ歩いて向かった。

この日は、リチャードさんの実家でリチャードさんのイトコさん(22歳)の結婚披露パーティーがひらかれる予定であった。

リチャードさんは、ウキウキした表情でイトコさんと花嫁さん(22歳・卒業したハイスクールの同窓生である)のおのろけ話を私たちに話した。

またところ変わって、リチャードさんの実家の庭《ガーデン》にて…

庭《ガーデン》に、リチャードさんとリチャードさんのご両親とごきょうだい8人とリチャードさんの家のご親族のみなさまと花嫁さんの家のご親族のみなさまと新婦新郎さまのハイスクール時代と大学時代の友人知人のみなさまがたくさん集まっていた。

リチャードさんは、満面の笑みでパーティーに出席しているみなさまと一緒にお話をしていた。

私は、庭《ガーデン》の片すみに設置されているバーベキューコンロでもくもくとバーベキューを調理していた。

大番頭《おおばんと》はんたちは、家の応接間に待機していた。

待機している間も、お仕事をつづけた。

リチャードさんのイトコさんと花嫁さんは、11年生(日本の高校2年にあたる)の時のプロム(ダンスパーティー)で一緒に踊っていた時に結婚を決めた…

おふたりの家は、近所同士でおふたりの親御さんも仲良しであった。

家が近所同士で、おふたりの親御さん同士がなかよし…

いいな…

私は、つらい気持ちをおさえながらもくもくとバーベキューを調理していた。
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