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新まりなの日記・9
【オドシに屈したアタシ…】
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7月10日・雨
鹿児島市内は、前日のよいのうちから梅雨末期の非常に激しい雨が降り続いた。
日付が変わる30分前に大地がさけるような雷鳴が轟いたので、たまげたわ。
それと比例するように、アタシは気持ちが落ち着かない状況下に置かれていた。
例の社長から2000万円返せと言われたけど、アタシはなんのことかさっぱり分からずコンワクしていた。
あのスケベったらしのアホジジイは、なんでアタシに2000万円を返せと言うのか…
話を戻す…
あれは深夜3時か4時頃のことやったと思う。
アタシは、仕事を終えてアパートに帰ろうとしていた。
その時、例のスケベったらしのアホジジイがアタシの前にやってきた。
アホジジイは、アタシの右腕を思い切りつかんで、裏の露地に無理やり連れて行った。
アタシとジジイは、そこで大ゲンカを起こした。
「何するのよ!!はなしてよ!!」
「ふざけるな!!まりな!!わしから借りた2000万円の小切手はいつになったら返すのだ!?」
「そんなん知らんわ!!あんたがどない言おうとかえさ返さへんとあんたこそ何よ!!突然アタシの前に現れて、無理やりアタシを引きずり込む返さへんと言うたら返さへん!!」
ふたりはやいのやいのの言いあいになった挙げ句に、アタシはジジイの右足をパンプスで踏みつけた。
アタシが立ち去ろうとした時、ジジイはアタシの口にクロロホルムがしみこんだハンカチでふさいだ。
ジジイから反撃されたアタシは、気を失って倒れた。
そこから先はおぼえてへんけど、アタシはスケベジジイから『まりなのあられもない姿の写真をネットにばらまくぞ!!』とおどされた。
おどされたアタシは、5度目のサイコンを余儀なくされた。
鹿児島市内は、前日のよいのうちから梅雨末期の非常に激しい雨が降り続いた。
日付が変わる30分前に大地がさけるような雷鳴が轟いたので、たまげたわ。
それと比例するように、アタシは気持ちが落ち着かない状況下に置かれていた。
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あのスケベったらしのアホジジイは、なんでアタシに2000万円を返せと言うのか…
話を戻す…
あれは深夜3時か4時頃のことやったと思う。
アタシは、仕事を終えてアパートに帰ろうとしていた。
その時、例のスケベったらしのアホジジイがアタシの前にやってきた。
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「何するのよ!!はなしてよ!!」
「ふざけるな!!まりな!!わしから借りた2000万円の小切手はいつになったら返すのだ!?」
「そんなん知らんわ!!あんたがどない言おうとかえさ返さへんとあんたこそ何よ!!突然アタシの前に現れて、無理やりアタシを引きずり込む返さへんと言うたら返さへん!!」
ふたりはやいのやいのの言いあいになった挙げ句に、アタシはジジイの右足をパンプスで踏みつけた。
アタシが立ち去ろうとした時、ジジイはアタシの口にクロロホルムがしみこんだハンカチでふさいだ。
ジジイから反撃されたアタシは、気を失って倒れた。
そこから先はおぼえてへんけど、アタシはスケベジジイから『まりなのあられもない姿の写真をネットにばらまくぞ!!』とおどされた。
おどされたアタシは、5度目のサイコンを余儀なくされた。
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