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新まりなの日記・4
【なんで会いにきたのよ!!】
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5月16日・雨
その日は、前夜(15日のよいのうちあたり)から冷たい雨が降っていた。
アタシは、焼肉屋さんのバイトを終えた後、始発電車が動くまでの間、鶴橋駅前にあるローソンでバイトをしていた。
あれは午前3時前後のことだった…
和歌山の住友金属の工場で働いていた時に知り合った元カレが、アタシの元へ突然フラりとやって来た。
アタシは、陳列ケースに新しく到着したお弁当を並べ替える作業をしていた。
元カレは、紀伊長島(三重県)の実家に帰ったあと、実家の兄夫婦の知人の娘(テテオヤは三重県選出の参議院議員・エエトコのお嬢さま)とお見合い結婚して婿養子になった。
せやけど、わずか3日で嫁はんと不仲になった。
ほんで、実家へ出戻った…
元カレは、嫁はん方の家と不仲になっただけでなく、実家の家族とも不仲になったので帰る家をなくした。
だから、アタシに助けを求めた。
アタシは、元カレとよりを戻す気はない…
せやけん、吐きすてる言葉を思い切りぶつけたった…
「あんた!!何でアタシに助けを求めて来んのよ!!あんたとアタシは終わったのよ!!今ごろやり直したいなんて、ムシがよすぎるわよ!!」
アタシの言葉に対して、元カレは女々しい声で言うた…
「まりな、この通りや…オレはもう一度お前とやり直したいのだよぉ…なあ、頼むよぉ……お前がいてへんかったら、生きてゆけん…」
元カレが女々しい声で言うたけん、アタシは激しい怒りを込めて元カレに言うたった…
「あんた!!何であの時アタシを抱いたのよ!?何で他の女を選んだのよ!?アタシは思い切りキレとんのよ!!」
「なあまりな、この通りや…オレのそばにいてくれよぉ…」
「イヤ!!断るわよ!!あんたはアタシの体をさんざんもてあそんだあげくに捨てた!!その時に受けた傷は今でも痛むのよ!!アタシの身体をグチョグチョに汚して逃げ回ったけん、大きな痛手を受けたのよ!!」
「まりな…」
「帰んなさいよ!!」
アタシの言葉に傷ついた元カレは、トボトボと歩いて店を出て行った。
アタシは、元カレの後ろ姿をさめた目つきで見つめた。
その日は、前夜(15日のよいのうちあたり)から冷たい雨が降っていた。
アタシは、焼肉屋さんのバイトを終えた後、始発電車が動くまでの間、鶴橋駅前にあるローソンでバイトをしていた。
あれは午前3時前後のことだった…
和歌山の住友金属の工場で働いていた時に知り合った元カレが、アタシの元へ突然フラりとやって来た。
アタシは、陳列ケースに新しく到着したお弁当を並べ替える作業をしていた。
元カレは、紀伊長島(三重県)の実家に帰ったあと、実家の兄夫婦の知人の娘(テテオヤは三重県選出の参議院議員・エエトコのお嬢さま)とお見合い結婚して婿養子になった。
せやけど、わずか3日で嫁はんと不仲になった。
ほんで、実家へ出戻った…
元カレは、嫁はん方の家と不仲になっただけでなく、実家の家族とも不仲になったので帰る家をなくした。
だから、アタシに助けを求めた。
アタシは、元カレとよりを戻す気はない…
せやけん、吐きすてる言葉を思い切りぶつけたった…
「あんた!!何でアタシに助けを求めて来んのよ!!あんたとアタシは終わったのよ!!今ごろやり直したいなんて、ムシがよすぎるわよ!!」
アタシの言葉に対して、元カレは女々しい声で言うた…
「まりな、この通りや…オレはもう一度お前とやり直したいのだよぉ…なあ、頼むよぉ……お前がいてへんかったら、生きてゆけん…」
元カレが女々しい声で言うたけん、アタシは激しい怒りを込めて元カレに言うたった…
「あんた!!何であの時アタシを抱いたのよ!?何で他の女を選んだのよ!?アタシは思い切りキレとんのよ!!」
「なあまりな、この通りや…オレのそばにいてくれよぉ…」
「イヤ!!断るわよ!!あんたはアタシの体をさんざんもてあそんだあげくに捨てた!!その時に受けた傷は今でも痛むのよ!!アタシの身体をグチョグチョに汚して逃げ回ったけん、大きな痛手を受けたのよ!!」
「まりな…」
「帰んなさいよ!!」
アタシの言葉に傷ついた元カレは、トボトボと歩いて店を出て行った。
アタシは、元カレの後ろ姿をさめた目つきで見つめた。
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