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新まりなの日記・3
【雨が降る夜に…】
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1月31日・雨(時々みぞれが降っていた。)
あれは、みぞれが降っていた夕方頃であった。
工場を出たアタシは、まっすぐにアパートへ帰ろうとしていた。
寒いな…
こんな寒い夜は、部屋であつかんのもうかな…
それとも、かに道楽へのみに行こうかな…
そんなことを思っていた時であった。
工場の正門で、真山さんがアタシを待っていた。
真山さんは『遠出しないか?』と言うてアタシをドライブに誘った。
アタシは、真山さんが運転するポルシェに乗り込んだ。
車は、大阪方面に向かう国道を北上して、りんくうタウンの近くへ向かった。
みぞれは、やがてザラメ雪に変わった。
ふたりは、泉佐野の国道沿いにあるガレージ式のラブホへやってきた。
とまどいながら車を降りたアタシは、真山さんと一緒に2階の部屋に行った。
部屋の中にて…
うすぐらいオレンジ色の灯りが灯っている部屋で、真山さんは力強くアタシを抱きしめた。
「まりな…」
真山さんは、激しいキスをしながらアタシをベッドに寝かせた。
その後、真山さんはアタシが着ていた衣服と下着を脱がして、グチョグチョになるまで身体を汚した。
(シャアアアア…)
それから60分後、アタシは温水シャワーで体を洗い流した。
アタシがシャワーを浴び終えた後、真山さんがシャワーを浴びに行った。
シャワーを浴び終えたアタシは、体にバスタオルを巻きつけた姿でメンソールをくゆらせながらアサヒカクテルパートナーのスクリュードライバーの500ミリリットル缶をのんでいた。
男の人に抱かれたのは…
何年ぶりかな…
アタシは、そんなことを想いながら真山さんを待っていた。
10分後、真山さんが白のバスローブ姿で浴室から出てきた。
たばこを灰皿に押し付けて火を消した後、アタシは真山さんに言うた。
「真山さん。」
「まりな。」
「真山さん…今度はいつ会える?」
「えっ?」
「アタシね…真山さんのことが…本気で…好きになったの…」
アタシの言葉を聞いた真山さんは、おどろき戸惑った。
アタシは、真山さんに悲しい声でなおも言うた。
「真山さん…アタシ…胸が苦しいの…ねえ…答えてよ…真山さんの心の中にいる女(ひと)は…他にいるの?」
「どないしたんぞ…なあ、まりな…」
「ねえ、真山さん…」
アタシは、真山さんをベッドに寝かせたあと真山さんの身体をむさぼりながら言うた。
「ねえ、お願い…答えてよ…」
「まりな…どないしたんねん…おちついてーな…」
「ヤダ、まりな…好きなんだもん…真山さん…まりなだけを愛してよぉ……お願い…まりな…真山さんの妻になるもん…」
この時、アタシの理性は完全に崩壊した。
アタシ…
カレと結婚する…
地獄におちても…
コーカイしない…
(まりなと真山さんは、この日から密かに愛し合うようになったが、後に取り返しのつかない事態をまねくのであった。)
あれは、みぞれが降っていた夕方頃であった。
工場を出たアタシは、まっすぐにアパートへ帰ろうとしていた。
寒いな…
こんな寒い夜は、部屋であつかんのもうかな…
それとも、かに道楽へのみに行こうかな…
そんなことを思っていた時であった。
工場の正門で、真山さんがアタシを待っていた。
真山さんは『遠出しないか?』と言うてアタシをドライブに誘った。
アタシは、真山さんが運転するポルシェに乗り込んだ。
車は、大阪方面に向かう国道を北上して、りんくうタウンの近くへ向かった。
みぞれは、やがてザラメ雪に変わった。
ふたりは、泉佐野の国道沿いにあるガレージ式のラブホへやってきた。
とまどいながら車を降りたアタシは、真山さんと一緒に2階の部屋に行った。
部屋の中にて…
うすぐらいオレンジ色の灯りが灯っている部屋で、真山さんは力強くアタシを抱きしめた。
「まりな…」
真山さんは、激しいキスをしながらアタシをベッドに寝かせた。
その後、真山さんはアタシが着ていた衣服と下着を脱がして、グチョグチョになるまで身体を汚した。
(シャアアアア…)
それから60分後、アタシは温水シャワーで体を洗い流した。
アタシがシャワーを浴び終えた後、真山さんがシャワーを浴びに行った。
シャワーを浴び終えたアタシは、体にバスタオルを巻きつけた姿でメンソールをくゆらせながらアサヒカクテルパートナーのスクリュードライバーの500ミリリットル缶をのんでいた。
男の人に抱かれたのは…
何年ぶりかな…
アタシは、そんなことを想いながら真山さんを待っていた。
10分後、真山さんが白のバスローブ姿で浴室から出てきた。
たばこを灰皿に押し付けて火を消した後、アタシは真山さんに言うた。
「真山さん。」
「まりな。」
「真山さん…今度はいつ会える?」
「えっ?」
「アタシね…真山さんのことが…本気で…好きになったの…」
アタシの言葉を聞いた真山さんは、おどろき戸惑った。
アタシは、真山さんに悲しい声でなおも言うた。
「真山さん…アタシ…胸が苦しいの…ねえ…答えてよ…真山さんの心の中にいる女(ひと)は…他にいるの?」
「どないしたんぞ…なあ、まりな…」
「ねえ、真山さん…」
アタシは、真山さんをベッドに寝かせたあと真山さんの身体をむさぼりながら言うた。
「ねえ、お願い…答えてよ…」
「まりな…どないしたんねん…おちついてーな…」
「ヤダ、まりな…好きなんだもん…真山さん…まりなだけを愛してよぉ……お願い…まりな…真山さんの妻になるもん…」
この時、アタシの理性は完全に崩壊した。
アタシ…
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