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第21話・雪の華
【Oh!Yeah!(オーイェー)】
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(ゴーッ…)
時は、日本時間11月18日の午前9時過ぎであった。
ところ変わって、松山空港にて…
哲人《てつと》が乗り込んだ日航機が飛び立った。
空港ターミナルビルのテラスにいる奈保子《なおこ》は、哲人《てつと》が乗り込んだ飛行機を見送った。
この日、ゆきさんが今治の済生会病院から(国立)四国がんセンターへ転院した。
ゆきさんは、医師から余命1年と宣告されたので治療を断念して心のケアだけの終末医療に変えた。
哲人《てつと》は、大学時代の友人が暮らしている北海道胆振東部《いぶりとうぶ》へ向かった。
哲人《てつと》は、大学時代の友人が営んでいる酪農家の家に住み込みで働くことになったので、奈保子《なおこ》と離ればなれになった。
お見送りを終えた奈保子《なおこ》は、ターミナルビルから出たあといずみ観光の空港リムジンバスに乗って今治市へ向かった。
時は、正午過ぎであった。
またところ変わって、今治新都市《しんとし》のイオンモールの中にあるスタバにて…
A班のメンバーたちは、長イスの席に座っていた。
私とA班のリーダー5人(ゆりさんとゆかさんとゆいさんと陽子さんと美澄さん)とミンジュンさんは、プリンスエドワード島の本籍地の家でB班のメンバーたちと協議をつづけているので、まだここにはいなかった。
テーブルの前には、黒いメイド服姿の女性パートナーさんたち4人がいた。
ワゴンの上に食器類とコーヒーをいれる道具とアラジンのグラファイトトースターとフード類が入っているケースが置かれていた。
女性パートナーさんたち4人は、コーヒーをいれる・ケースに入っているイングリッシュマフィンをアラジンのトースターで温める…に取り組んでいた。
この時、大番頭《おおばんと》はんがメンバーたちのもとに到着した。
「みなさま、おまたせしました~」
ウェンビンさんは、大番頭《おおばんと》はんに声をかけた。
「おかえりなさいませ。」
「ああ、ウェンビンさん、ただいま帰りました。」
「ゆきさんのご容態は?」
「ゆきは…治療を断念して、終末医療に変えました…きのう…(国立)がんセンターへ転院しました。」
たつろうさんは、大番頭《おおばんと》はんに言うた。
「ゆきさん…もう…長くは…生きられない…」
「せや…5日前に、ゆきはステージ4の乳がんを宣告された…他にも、身体のあちらこちらにガンが見つかったのだよ。」
「そうですか…」
「ホンマにつらいのぉ…わしより先に逝《い》くなんて…」
「なんとも言えません。」
ウェンビンさんは、大番頭《おおばんと》はんに言うた。
「大番頭《おおばんと》はん、哲人《おまご》さんは?」
大番頭《おおばんと》はんは、つらい表情声で言うた。
「今朝の日航機《ひこうき》に乗って旅に出た…行き先は、哲人《てつと》の大学時代の友人が暮らしている胆振東部《いぶり》へ行った…1~2年の間は、住み込みで働くと言うてたので…奈保子《なおこ》さんとは離ればなれになる…」
「そんな~」
「イナさんはどないしたんぞ?」
大番頭《おおばんと》はんの問いに対して、たつろうさんが答えた。
「恋わずらいで休暇を取って韓国へ帰りました。」
「恋わずらいって…」
「よくわかりませんけど…」
「ああ、ゆりたちはまだプリンスエドワード島にいるのか?」
「はい、まだ協議は続いています。」
「ああ、ヨシタカさまが結婚したあとのことはきちんと話し合いをしないと…協議はいつまとまるのだ?」
「今月末までに取りまとめる予定です…その後も、諸々の手続きなどがございます…再合流できる日は、2018年1月1日の予定でございます。」
「年明けに再合流できるのだね。」
「はい。」
「よく分かりました…」
この時、コーヒーとフードの準備が出来上がった。
A班のメンバーたちは、ランチに入った。
時は、日本時間11月18日の午前9時過ぎであった。
ところ変わって、松山空港にて…
哲人《てつと》が乗り込んだ日航機が飛び立った。
空港ターミナルビルのテラスにいる奈保子《なおこ》は、哲人《てつと》が乗り込んだ飛行機を見送った。
この日、ゆきさんが今治の済生会病院から(国立)四国がんセンターへ転院した。
ゆきさんは、医師から余命1年と宣告されたので治療を断念して心のケアだけの終末医療に変えた。
哲人《てつと》は、大学時代の友人が暮らしている北海道胆振東部《いぶりとうぶ》へ向かった。
哲人《てつと》は、大学時代の友人が営んでいる酪農家の家に住み込みで働くことになったので、奈保子《なおこ》と離ればなれになった。
お見送りを終えた奈保子《なおこ》は、ターミナルビルから出たあといずみ観光の空港リムジンバスに乗って今治市へ向かった。
時は、正午過ぎであった。
またところ変わって、今治新都市《しんとし》のイオンモールの中にあるスタバにて…
A班のメンバーたちは、長イスの席に座っていた。
私とA班のリーダー5人(ゆりさんとゆかさんとゆいさんと陽子さんと美澄さん)とミンジュンさんは、プリンスエドワード島の本籍地の家でB班のメンバーたちと協議をつづけているので、まだここにはいなかった。
テーブルの前には、黒いメイド服姿の女性パートナーさんたち4人がいた。
ワゴンの上に食器類とコーヒーをいれる道具とアラジンのグラファイトトースターとフード類が入っているケースが置かれていた。
女性パートナーさんたち4人は、コーヒーをいれる・ケースに入っているイングリッシュマフィンをアラジンのトースターで温める…に取り組んでいた。
この時、大番頭《おおばんと》はんがメンバーたちのもとに到着した。
「みなさま、おまたせしました~」
ウェンビンさんは、大番頭《おおばんと》はんに声をかけた。
「おかえりなさいませ。」
「ああ、ウェンビンさん、ただいま帰りました。」
「ゆきさんのご容態は?」
「ゆきは…治療を断念して、終末医療に変えました…きのう…(国立)がんセンターへ転院しました。」
たつろうさんは、大番頭《おおばんと》はんに言うた。
「ゆきさん…もう…長くは…生きられない…」
「せや…5日前に、ゆきはステージ4の乳がんを宣告された…他にも、身体のあちらこちらにガンが見つかったのだよ。」
「そうですか…」
「ホンマにつらいのぉ…わしより先に逝《い》くなんて…」
「なんとも言えません。」
ウェンビンさんは、大番頭《おおばんと》はんに言うた。
「大番頭《おおばんと》はん、哲人《おまご》さんは?」
大番頭《おおばんと》はんは、つらい表情声で言うた。
「今朝の日航機《ひこうき》に乗って旅に出た…行き先は、哲人《てつと》の大学時代の友人が暮らしている胆振東部《いぶり》へ行った…1~2年の間は、住み込みで働くと言うてたので…奈保子《なおこ》さんとは離ればなれになる…」
「そんな~」
「イナさんはどないしたんぞ?」
大番頭《おおばんと》はんの問いに対して、たつろうさんが答えた。
「恋わずらいで休暇を取って韓国へ帰りました。」
「恋わずらいって…」
「よくわかりませんけど…」
「ああ、ゆりたちはまだプリンスエドワード島にいるのか?」
「はい、まだ協議は続いています。」
「ああ、ヨシタカさまが結婚したあとのことはきちんと話し合いをしないと…協議はいつまとまるのだ?」
「今月末までに取りまとめる予定です…その後も、諸々の手続きなどがございます…再合流できる日は、2018年1月1日の予定でございます。」
「年明けに再合流できるのだね。」
「はい。」
「よく分かりました…」
この時、コーヒーとフードの準備が出来上がった。
A班のメンバーたちは、ランチに入った。
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