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第17話・愛をこめて花束を

【歩き続けよう】

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(ゴーッ…)

時は、3月18日の朝8時頃であった。

マァマとリリアンとイサベルさんとオリビアさんが乗り込んだ専用機がソウルインチョン国際空港から飛び立った。

A班のメンバーたちとサーシャさんの四女さんとゆなさんとドリスさんは、大きく手をふりながら専用機を見送った。

マァマとリリアンとイサベルさんとオリビアさんが乗り込んだ専用機は、東日本の上空から大海原を通って日付変更を越えてカナダ・ハリファクスへ向かった。

それから4時間後であった。

A班のメンバーたちとサーシャさんの四女さんとゆなさんとドリスさんが乗り込んだ専用機がソウルインチョン国際空港から飛び立った。

専用機は、経由地のシンガポール・チャンギ国際空港へ向かった。

夕方5時頃であった。

専用機がシンガポール・チャンギ国際空港に到着した。

サーシャさんの四女さんとゆなさんとドリスさんは、ここで専用機を降りた。

あす・19日は、サーシャさんの二女さんがプロデュースした育児ママ向けのランジェリー・インナーファッションの新作発表会が行われるので、サーシャさんの四女さんとゆなさんとドリスさんは、新作発表会に出席する予定である。

(ゴーッ…)

夜8時頃であった。

A班のメンバーたちが乗っている専用機がシンガポール・チャンギ国際空港から飛び立った。

専用機は、ベトナム沖の南シナ海を通って次の経由地・香港国際空港へ向かった。

専用機は、香港国際空港に到着したあと他の航空機との時間調整をするために翌朝6時まで停泊する予定である。

この日は、機内で一泊した。

(ゴーッ…)

翌朝6時頃であった。

A班のメンバーたちが乗っている専用機が香港国際空港から飛び立った。

専用機は、中国大陸上空を通ってモンゴルへ向かった。

午後2時過ぎであった。

専用機がモンゴル・ウランバートルチンギス・ハーン国際空港に到着した。

A班のメンバーたちは、専用機から降りたあとタラップ下に停まっている特大バスに乗り込んだ。

(ブロロロ…)

午後2時半頃であった。

A班のメンバーたちが乗り込んだ特大バスがチンギス・ハーン国際空港から出発した。

バスは、ウランバートルの中心部にあるモンゴル本社へ向かった。

3月20日から24日までの間は、モンゴル本社のボイラー機器の機種変更工事とプリサーバ(配管防さび装置)に取り付けている配管検査および取り換え工事などが行われる予定である。

その頃であった。

B班のメンバーたちは、メイン事業の運営と私のオルドビス作り…

C班のメンバーたちは、プレタ…

D班のメンバーたちは、フーヅ…

…のお仕事に取り組んでいた。

時は、カナダ大西洋時間3月21日の午後1時半頃であった。

ところ変わって、プリンスエドワード島の本籍地の家の特大豪邸の特大洋間にて…

リリアンは、マァマとイサベルさんとオリビアさんと一緒に帰宅したあとはお嫁さん育てのカリキュラムに取り組んでいた。

特大洋間では、ナオミさんが講師を務める行儀見習い教室がひらかれていた。

リリアンは、お嫁さん候補の極爆乳《おおきすぎるおっぱい》の女の子たちと一緒に行儀見習い教室を受講していた。

フランソワさんとベレンガリアさんとテオドーラさんとゴーダマさんとジャンスさんの5人は、真剣な表情でお嫁さん候補の女の子たちを見守っていた。

フランソワさんは、ボードにはさんでいる書面《シート》に万年筆でメモ書きをした。

私と結婚したあと、イワマツの家の嫁にふさわしい立ちふるまいができるかどうかなど…

きめ細かく記載していた。

時は、モンゴル時間3月23日の正午過ぎであった。

ところ変わって、モンゴル本社のオフィスビルの外にて…

オフィスビルの外には私と三浦工業《みうら》の現地法人の技工スタッフさんたち20人と担当者さまたち10人がいた。

ランチタイムが来たのでお昼休みに入った。

この時、イナ姐《ねえ》はんと風香《フー》ちゃんと順子《よりこ》さんが黒の象印マホービンのランチジャーがたくさん入っているケースとお茶をいれる道具を持ってここに来た。

風香《フー》ちゃんと順子《よりこ》さんは、ランチジャーをみなさまにお配りした。

ランチジャーが全員に行き渡ったあと、風香《フー》ちゃんと順子《よりこ》さんはイナ姐《ねえ》はんと一緒にスーティーツァイ(ミルクティー)をいれる準備に入った。

私は、ランチジャーの中からケースを取り出した。

最初の入れ物には、蒸し野菜ときんぴらごぼうとひじきとだし巻きたまごとしょうが焼きが入っていた。

二段目の入れ物に白いごはん…

一番下にあった入れ物には具だくさんのみそ汁…

…が入っていた。

私は、ひとことも言わずにランチを摂った。

A班のメンバーたちは、私が使っている個室でランチを摂っていた。

ランチのあと、いれたてのスーティーツァイが配られた。

順子《よりこ》さんは、ほほえみの表情でスーティーツァイが入っている黒のアルミのスタバのロゴ入のマグカップを手渡した。

私は、ひとことも言わずにスーティーツァイをゆっくりとのみながらつぶやいた。

福也《さちや》さん…

ホンマに大丈夫かな…

福也《さちや》さんは…

なんで順子《よりこ》さんと付き合うのをやめたのかな…

よくわからない…
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